看護基礎教育テキスト
ナーシング・グラフィカ
疾病の成り立ちと回復の促進(4):臨床栄養学 第6版
発行 : 2022年1月
サイズ : B5判 244頁
ISBN-10 : 4-8404-7527-X
ISBN-13 : 978-4-8404-7527-3
商品コード : 308014055
在庫 : 在庫あり(申込可)
正誤表●健康を支える日常の食事から、療養生活における栄養食事療法まで、学生が知識を積み上げ、統合して学びを深められるように構成しています。
●各栄養素の役割、代謝の過程など、栄養学の基礎を正しく理解したうえで患者の栄養状態をアセスメントし、看護につなげられる判断力を養います。
●「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に準拠し、ライフステージごとの望ましい食生活を考えるとともに、現代に特徴的な問題として、生活習慣病や高齢者の低栄養・フレイルなどを取り上げています。
●学会基準となる嚥下調整食「学会分類2021」を紹介。「口から食べる」ことが見直されている臨床の傾向を反映するなど、最新の栄養学から看護学生に必要な内容を精選し、解説しています。
●「疾患別の栄養食事療法」の章を設け、臨床で活用できる栄養基準の考え方について解説しています。
●患者への「栄養食事指導」の様子や、「栄養成分別コントロール食」の調理手順などを、ARの映像資料で視聴できます。
3,080 円(税込)
目次
【ARコンテンツ】
●タンパク質の高次構造〈動画〉
●エネルギーの発生と貯蓄のしくみ〈動画〉*
●不飽和脂肪酸〈アニメーション〉
●細菌性食中毒の予防〈動画〉
●さまざまな代謝〈アニメーション〉
●エネルギーコントロール食〈動画〉
●たんぱく質コントロール食〈動画〉
●塩分コントロール食〈動画〉
●嚥下障害(嚥下造影検査;VF)〈動画〉
●呼吸と嚥下〈アニメーション〉
●摂食困難なときの食事〈動画〉
●胃瘻〈動画〉
●経鼻経管栄養〈動画〉
●注入の手順〈動画〉
●消化器系〈3D人体映像〉
●栄養食事指導(個人指導の一例)〈動画〉
*複数ページで同一のコンテンツが表示されます.
・はじめに
・本書の特徴
【1 臨床栄養学の基礎知識】
◆1 臨床栄養学の意義と看護
・1 臨床栄養学とは
・2 臨床栄養学の看護への活用
・3 超高齢社会と臨床栄養学
◆2 栄養とは
■1 栄養と栄養素
■2 栄養素の分類
・1 たんぱく質(protein)
・2 脂質(lipid)
・3 炭水化物(carbohydrate)
・4 ビタミン(vitamin)
・5 ミネラル(mineral)
・6 水(water)
◆3 栄養アセスメント
■1 栄養サポートチーム(NST)
■2 身体計測
・1 体格指数(BMI)
・2 皮下脂肪厚
■3 臨床検査
・1 血清たんぱく
・2 尿生化学
・3 免疫能
■4 食事調査
【2 食品成分と食事摂取基準】
◆1 食品成分とエネルギー
■1 食品のもつエネルギー
・1 食品の成分
・2 エネルギーの単位
・3 エネルギーの測定
■2 エネルギー消費量
・1 生体におけるエネルギー代謝
・2 食事誘発性体熱産生(DIT)
・3 エネルギー消費量の求め方
・4 基礎代謝(BM)
・5 活動代謝量(AEE)
・6 健康づくりのための身体活動基準2013
■3 食品の分類と食品群
■4 日本食品標準成分表
■5 不足しがちな栄養素を多く含む食品
・1 ミネラル
・2 水溶性ビタミン(ビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンC)
・3 食物繊維
◆2 日本人の食事摂取基準(2020年版)
■1 策定方針
■2 指標
・1 エネルギーの指標
・2 栄養素の指標
■3 策定方法
・1 年齢区分
・2 参照体位
■4 活用に関する基本事項
・1 活用の基本的考え方
・2 目的に応じた活用上の留意点
■5 対象特性と留意点
・1 妊婦,授乳婦
・2 乳児,小児
・3 高齢者
■6 生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連
・1 高血圧
・2 脂質異常症
・3 糖尿病
・4 慢性腎臓病(CKD)
■7 エネルギー・栄養素
・1 エネルギー
・2 たんぱく質
・3 脂質
・4 炭水化物
・5 エネルギー産生栄養素バランス
・6 ビタミン
・7 ミネラル
【3 日常生活と栄養】
◆1 食文化
■1 世界の食文化の多様性
■2 日本の食生活の変遷
■3 現在の食生活の特徴と問題点
■4 食の安全・安心を守る取り組み
・1 食育の推進
・2 食品の安全
◆2 運動と栄養
■1 運動とエネルギー源としての栄養素
・1 摂取エネルギー量
・2 エネルギー源
■2 エネルギー産生に関わる栄養素
■3 運動による身体づくりと栄養素
■4 身体機能の調節に関わる栄養素
・1 ビタミン
・2 ミネラル
■5 体温調節と栄養素
・1 運動中と運動後に補給すべきミネラル
・2 運動時の水分補給の考え方
■6 リハビリテーションと栄養管理
・1 運動選手のリハビリテーション時
・2 療養中のリハビリテーション栄養
■7 健康寿命と栄養管理
◆3 人生各期における健康生活と栄養
■1 乳幼児期
・1 身体の変化とその特徴
・2 食事摂取基準の特徴
・3 授乳・離乳の支援
・4 先天性代謝異常の早期発見
■2 学童期
・1 身体の変化とその特徴
・2 食事摂取基準の特徴
・3 望ましい食生活
■3 青年期
・1 身体の変化とその特徴
・2 食事摂取基準の特徴
・3 望ましい食生活
・4 食生活と栄養障害
■4 成人期
・1 身体の変化とその特徴
・2 食事摂取基準の特徴
・3 望ましい食生活
■5 妊娠・授乳期
・1 身体の変化とその特徴
・2 食事摂取基準の特徴
・3 望ましい食生活
・4 妊娠中の異常と食事
■6 高齢期
・1 身体の変化とその特徴
・2 食事摂取基準の特徴
・3 望ましい食生活
・4 健康日本21
【4 療養生活と栄養】
◆1 治療による回復を促すための食事と栄養管理
■1 検査食
■2 周術期
・1 術前の栄養管理
・2 術後の栄養管理
■3 化学療法時,放射線療法時
・1 化学療法時の食事に関わる副作用
・2 放射線療法時の食事に関わる副作用
・3 食事摂取上,問題となる副作用
・4 副作用への対応と食事の工夫
◆2 栄養成分別のコントロール食
■1 エネルギーコントロール食
■2 たんぱく質コントロール食
■3 脂質コントロール食
■4 水・電解質コントロール食
◆3 嚥下障害のある人のための食事
■1 摂食障害の原因になる疾患と障害部位
■2 嚥下障害のあるときの食事
■3 嚥下調整食
・1 学会分類
・2 市販品の基準
◆4 経口摂取できない患者のための栄養管理
■1 経管栄養
・1 経管栄養の目的と適応
・2 経管栄養の実際
・3 経管栄養の管理
■2 中心静脈栄養
・1 中心静脈栄養の目的と適応
・2 中心静脈栄養の実際
・3 中心静脈栄養の管理
【5 疾患別の栄養食事療法】
◆1 消化器系疾患
■1 胃・十二指腸潰瘍
・1 吐血,下血時の栄養基準(急性期)
・2 栄養食事療法の方針
■2 潰瘍性大腸炎
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■3 クローン病
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■4 急性肝炎
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■5 慢性肝炎
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■6 肝硬変
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■7 脂肪肝
・1 栄養食事療法の方針
■8 胆石症・胆嚢炎
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
・3 胆嚢炎
■9 急性膵炎
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■10 慢性膵炎
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
◆2 内分泌・代謝疾患
■1 肥満症
・1 栄養食事療法の方針
■2 糖尿病
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
・3 栄養指導
■3 脂質異常症(高脂血症)
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
・3 危険因子の改善
■4 高尿酸血症(痛風)
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■5 メタボリックシンドローム
◆3 循環器系疾患
■1 高血圧症
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■2 動脈硬化症
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■3 うっ血性心不全
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
◆4 腎疾患
■1 急性腎炎症候群
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
■2 ネフローゼ症候群
・1 栄養食事療法の方針
■3 慢性腎臓病(CKD)
・1 栄養食事療法の方針
・2 栄養基準の考え方
【6 栄養食事指導の実際】
◆1 健康増進のための栄養食事指導
■1 食生活指針
■2 健康長寿社会の実現に向けて
■3 健康教育の方法
・1 対象の把握
・2 目的・目標
・3 評価
◆2 食習慣改善のための栄養食事指導
■1 栄養食事指導の基本
・1 患者への関わり方
・2 患者の行動変容ステージ
・3 行動療法
■2 チームアプローチと看護師の役割
・資料① 日本人の食事摂取基準(2020年版)
・資料② 栄養素を多く含む食品一覧
・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
・索引