疾病の成り立ちと回復の促進(2):臨床薬理学 第6版
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発行 : 2022年1月

サイズ : A4変型判 304頁

ISBN-10 : 4-8404-7830-9

ISBN-13 : 978-4-8404-7830-4

商品コード : 308014075

在庫 : 在庫なし(申込不可)

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

疾病の成り立ちと回復の促進(2):臨床薬理学 第6版

発行 : 2022年1月

サイズ : A4変型判 304頁

ISBN-10 : 4-8404-7830-9

ISBN-13 : 978-4-8404-7830-4

商品コード : 308014075

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●この疾患にはどのような薬が必要か、といった視点で構成しています。臨床現場を意識し、実際の看護に求められる薬の知識、 投薬場面における注意事項を重視しました。

●「生活習慣病」「がん」「感染症」など、国家試験に頻出する疾病をセレクトし、その疾病の特徴と、その疾病にどのように薬が作用 するのかをコンパクトにまとめました。

●各章のはじめの「Keyword」と「Key Sentence」には、ここで何を学ぶのかが一目で理解できるよう覚えておきたいキーワード と各章のポイントをまとめています。

●「2章 主な生活習慣病に使用する薬」では、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と、それに付随する循環器障害、脳血管障害に分け て再構成。各疾患と薬物療法との関連性がよりわかりやすくなりました。 

●代表的な治療薬は表形式にしました。薬理作用、薬物有害反応(ADR)、安全面で重要なこと、看護における注意点の4項目に分 け、ポイントだけを抽出。薬の情報は医薬品添付文書に準じて更新しています。臨床の場でも十分活用することができます。 

●ポイントとなる薬理作用については、作用機序を図で解説。理解をさらに促進します。 

●発展的、補足的な情報は、資料として巻末にまとめました。本文とリンクさせながら効果的に学習できるよう構成しています。


「シラバス・授業計画案」


旧版はこちら

著者

医療安全システムデザイナー/元 山口大学大学院医学系研究科教授/元 山口大学医学部附属病院薬剤部長 古川 裕之 編集

横浜市立大学大学院医学研究科看護生命科学分野教授 赤瀬 智子 編集

山梨県立大学名誉教授/元 京都橘大学健康科学部教授 林正 健二 編集

東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター講師 大西 弘高 編集

3,740 円(税込)

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目次

・はじめに
・本書の特徴
・医薬品の情報について 凡例(主な治療薬一覧)

【ARコンテンツ】
● 「メディカAR」の使い方
● ナトリウムポンプ〈動画〉
● 小腸の構造〈動画〉
● 調剤薬局のしくみ〈動画〉
● 薬が処方されてから患者に投与されるまで〈動画〉
● 医療従事者をめざす,あしたの君へ〈動画〉
● インスリンの自己注射〈動画〉
● 薬物の作用機序の基本(神経伝達物質)〈アニメーション〉
● アルツハイマー型認知症治療薬の作用機序〈アニメーション〉
● 消毒薬とその使用法〈動画〉
● 脾臓の構造と機能〈動画〉


【1 医薬品総論】
<1 医薬品>
1 医薬品を理解するために
2 医薬品とは
3 医薬品の分類
4 医薬品の名前
5 医薬品に関連する法律
6 開発から臨床で使用されるまで

<2 医薬品の作用原理とその影響>
1 薬理作用の原理
2 体内における薬の動き(薬物動態)
3 体内での動きに影響を与えるもの
4 好ましくない副作用(薬物有害反応)
5 相互作用

<3 医薬品の適正な使用に向けて>
1 医薬品使用時に注意しなければならないこと
2 医薬品添付文書の読み方
3 処方から投与まで


【2 主な生活習慣病に使用する薬】
<1 生活習慣病とは>

<2 生活習慣病と薬物療法>
1 高血圧
2 糖尿病
3 脂質異常症
4 動脈硬化

<3 生活習慣病に随伴する循環器障害と薬物療法>
1 不整脈
2 狭心症
3 心不全
4 心筋梗塞

<4 生活習慣病に随伴する脳血管障害(急性期)と薬物療法>
1 脳血管障害の分類
2 脳血管障害(急性期)の薬物療法
3 頭蓋内圧亢進時の薬物療法


【3 がん・痛みに使用する薬】
<1 がんの薬物療法>
1 化学療法
2 内分泌療法
3 分子標的療法
4 その他の抗がん薬
5 急性骨髄性白血病の治療薬
6 乳癌の治療薬
7 抗がん薬投与の実際

<2 抗がん薬の有害作用とその対策>
1 骨髄抑制
2 消化器障害
3 心毒性
4 肺毒性
5 腎毒性
6 肝毒性
7 精神神経障害
8 脱毛,皮膚障害

<3 がん性疼痛に使用する薬>
1 WHO方式がん疼痛治療法

【4 脳・中枢神経系疾患で使用する薬】
<1 中枢神経系のはたらきと薬>

<2 抗てんかん薬>

<3 パーキンソン病治療薬>

<4 アルツハイマー型認知症治療薬>

<5 精神疾患に用いる薬(向精神薬)>
1 向精神薬の分類
2 抗精神病薬
3 抗うつ薬
4 睡眠薬
5 抗不安薬
6 気分安定薬(抗躁薬)


【5 感染症に使用する薬】
<1 感染症>
1 感染症とは
2 感染症の成立に必要な要因
3 感染症とその分類
4 感染症治療に必要な基本的事項

<2 細菌感染症>
1 作用機序による抗菌薬の分類
2 細胞壁合成阻害薬
3 細胞膜傷害薬
4 タンパク質合成阻害薬
5 核酸代謝阻害薬
6 抗抗酸菌薬

<3 ウイルス感染症>
1 抗インフルエンザウイルス薬
2 抗肝炎ウイルス薬
3 抗ヘルペスウイルス薬
4 抗サイトメガロウイルス(CMV)薬
5 抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)薬

<4 真菌感染症>
1 細胞壁合成阻害薬
2 細胞膜傷害薬
3 核酸代謝阻害薬
4 葉酸代謝阻害薬

<5 寄生虫感染症>

<6 消毒薬>
1 アルコール製剤
2 ヨウ素製剤
3 ビグアナイド類
4 界面活性剤
5 ハロゲン化合物製剤
6 アルデヒド製剤

<7 予防接種薬>
1 定期予防接種薬
2 任意予防接種薬
3 海外渡航のためのワクチン
4 ワクチン接種に伴う副反応
5 医療従事者のための予防接種


【6 救命救急時に使用する薬】
<1 医薬品投与に関連する緊急状態>
1 ショック(アナフィラキシーとアナフィラキシー様反応)
2 過量投与
3 救命救急時における注意

<2 ショックに対して使用する薬>
1 循環改善のために使用する薬
2 ステロイド
3 輸液製剤,血液製剤

<3 医薬品に関連した中毒の治療に使用する薬>

<4 救急カートに必要な薬>

<5 麻酔時に使用する薬>
1 麻酔薬
2 麻酔補助薬
3 筋弛緩薬

<6 血液製剤>


【7 アレルギー・免疫不全状態の患者に使用する薬】
<1 気管支喘息と薬物療法>
1 気管支喘息に使用する薬の分類
2 気管支拡張薬
3 ステロイド(吸入・注射)
4 抗アレルギー薬

<2 呼吸器疾患に使用する薬>
1 鎮咳薬
2 去痰薬

<3 関節リウマチと薬物療法>
1 疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)
2 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

<4 全身性エリテマトーデスと薬物療法>


【8 消化器系疾患に使用する薬】
<1 消化器系疾患に使用する薬の分類と特徴>
1 消化性潰瘍治療薬
2 健胃消化薬
3 制吐薬,鎮吐薬
4 胃腸機能調整薬
5 瀉下薬(下剤)
6 止瀉薬
7 腸疾患治療薬
8 肝臓・胆嚢・膵臓の疾患に使用する薬


【9 その他の症状に使用する薬】
<1 代謝機能障害>
1 痛風治療薬
2 高尿酸血症治療薬

<2 内分泌障害>
1 甲状腺機能亢進症治療薬
2 甲状腺機能低下症治療薬
3 アジソン病治療薬
4 クッシング症候群治療薬
5 尿崩症治療薬

<3 血液・造血器障害>
1 貧血治療薬
2 血栓治療薬
3 播種性血管内凝固症候群治療薬
4 血友病治療薬
5 特発性血小板減少性紫斑病治療薬

<4 腎機能障害>
1 腎炎治療薬
2 腎不全治療薬

<5 運動機能障害>
1 骨粗鬆症治療薬

<6 性・生殖機能障害,泌尿器・生殖腺機能障害>
1 女性ホルモン製剤
2 排卵誘発薬
3 子宮収縮薬・子宮収縮抑制薬
4 子宮内膜症治療薬
5 排尿障害治療薬
6 勃起不全治療薬

<7 皮膚障害>
1 褥瘡治療薬
2 アレルギー性皮膚疾患外用剤

<8 視覚障害>
1 白内障治療薬
2 緑内障治療薬
3 結膜炎治療薬

<9 痛みに使用する薬>
1 頭痛
2 腹痛
3 月経痛

<10 水分・電解質・カロリー不足>
1 体内の水分・電解質組成と輸液
2 輸液の種類


<資料>
1.医師から見た薬物治療の思考過程(診断から治療まで)―薬物治療を含めた臨床推論
2.薬を理解するための体の理解(自律神経系)
3.薬の働くしくみ
4.薬の剤形とその特徴
5.血管外漏出
6.重篤な薬物有害反応の自覚症状
7.細菌感染症と起炎菌ごとの選択薬剤
8.ステロイド
9.正しく投与するために必要な投与量計算


・学習参考文献
・看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
・索引