疾病の成り立ち(2):臨床薬理学 第5版
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発行 : 2021年1月

サイズ : A4変型判 304頁

ISBN-10 : 4-8404-7237-8

ISBN-13 : 978-4-8404-7237-1

商品コード : 308014074

在庫 : 在庫なし(申込不可)

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

疾病の成り立ち(2):臨床薬理学 第5版

発行 : 2021年1月

サイズ : A4変型判 304頁

ISBN-10 : 4-8404-7237-8

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この疾患にはどのような薬が必要か、といった視点で構成しています。臨床現場を意識し、実際の看護に求められる薬の知識、投薬場面における注意事項を重視しました。
「生活習慣病」「がん」「感染症」など、国家試験に頻出する疾病をセレクトし、その疾病の特徴と、その疾病にどのように薬が作用するのかをコンパクトにまとめました。
各章のはじめの「Keyword」と「Key Sentence」には、ここで何を学ぶのかが一目で理解できるよう覚えておきたいキーワードと各章のポイントをまとめました。
「2章 主な生活習慣病に使用する薬」では、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と、それに付随する循環器障害、脳血管障害とに分けて再構成。各疾患と薬物療法との関連性がよりわかりやすくなりました。
代表的な治療薬は表形式で明記しました。薬理作用、薬物有害反応(ADR)、安全面で重要なこと、看護における注意点の4項目に分け、ポイントだけをピックアップ。薬の情報は医薬品添付文書に準じて更新しています。臨床の場でも十分活用することができます。
ポイントとなる薬理作用については、作用機序を図で解説。理解をさらに促進させます。
発展的、補足的な情報は、資料として巻末にまとめました。本文とリンクさせながら効果的に学習できるよう構成しました。
「シラバス・授業計画案」

著者

医療安全システムデザイナー/元 山口大学大学院医学系研究科教授,元 山口大学医学部附属病院薬剤部長 古川 裕之 編集

横浜市立大学大学院医学研究科看護生命科学分野教授 赤瀬 智子 編集

元 京都橘大学健康科学部教授/山梨県立大学名誉教授 林正 健二 編集

東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター講師 大西 弘高 編集

3,740 円(税込)

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目次

臨床薬理学
CONTENTS
はじめに
本書の特徴
医薬品の情報について 凡例(主な治療薬一覧)
【ARコンテンツ】
●「メディカAR」の使い方
●ナトリウムポンプ〈動画〉
●小腸の構造〈動画〉
●調剤薬局のしくみ〈動画〉
●薬が処方されてから患者に投与されるまで〈動画〉
●医療従事者をめざす,あしたの君へ〈動画〉
●インスリンの自己注射〈動画〉
●薬物の作用機序の基本(神経伝達物質)〈アニメーション〉
●アルツハイマー型認知症治療薬の作用機序〈アニメーション〉
●消毒薬とその使用法〈動画〉
●脾臓の構造と機能〈動画〉
【1 医薬品総論】
<1>医薬品
1 医薬品を理解するために
2 医薬品とは
3 医薬品の分類
4 医薬品の名前
5 医薬品に関連する法律
6 開発から臨床で使用されるまで
<2>医薬品の作用原理とその影響
1 薬理作用の原理
2 体内における薬の動き(薬物動態)
3 体内での動きに影響を与えるもの
4 好ましくない副作用(薬物有害反応)
5 相互作用
<3>医薬品の適正な使用に向けて
1 医薬品使用時に注意しなければならないこと
2 医薬品添付文書の読み方
3 処方から投与まで
【2 主な生活習慣病に使用する薬】
<1>生活習慣病とは
<2>生活習慣病と薬物療法
1 高血圧
2 糖尿病
3 脂質異常症
4 動脈硬化
<3>生活習慣病に随伴する循環器障害と薬物療法
1 不整脈
2 狭心症
3 心不全
4 心筋梗塞
<4>生活習慣病に随伴する脳血管障害(急性期)と薬物療法
1 脳血管障害の分類
2 脳血管障害(急性期)の薬物療法
3 頭蓋内圧亢進時の薬物療法
【3 がん・痛みに使用する薬】
<1>がんの薬物療法
1 化学療法
2 内分泌療法
3 分子標的療法
4 その他の抗がん薬
5 急性骨髄性白血病の治療薬
6 乳癌の治療薬
7 抗がん薬投与の実際
<2>抗がん薬の有害作用とその対策
1 骨髄抑制
2 消化器障害
3 心毒性
4 肺毒性
5 腎毒性
6 肝毒性
7 精神神経障害
8 脱毛,皮膚障害
<3>がん性疼痛に使用する薬
1 WHO方式がん疼痛治療法
【4 脳・中枢神経系疾患で使用する薬】
<1>中枢神経系のはたらきと薬
<2>抗てんかん薬
<3>パーキンソン病治療薬
<4>アルツハイマー型認知症治療薬
<5>精神疾患に用いる薬(向精神薬)
1 向精神薬の分類
2 抗精神病薬
3 抗うつ薬
4 睡眠薬
5 抗不安薬
6 気分安定薬(抗躁薬)
【5 感染症に使用する薬】
<1>感染症
1 感染症とは
2 感染症の成立に必要な要因
3 感染症とその分類
4 感染症治療に必要な基本的事項
<2>細菌感染症
1 作用機序による抗菌薬の分類
2 細胞壁合成阻害薬
3 細胞膜傷害薬
4 タンパク質合成阻害薬
5 核酸代謝阻害薬
6 抗抗酸菌薬
<3>ウイルス感染症
1 抗インフルエンザウイルス薬
2 抗肝炎ウイルス薬
3 抗ヘルペスウイルス薬
4 抗サイトメガロウイルス(CMV)薬
5 抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)薬
<4>真菌感染症
1 細胞壁合成阻害薬
2 細胞膜傷害薬
3 核酸代謝阻害薬
4 葉酸代謝阻害薬
<5>寄生虫感染症
<6>消毒薬
1 アルコール製剤
2 ヨウ素製剤
3 ビグアナイド類
4 界面活性剤
5 ハロゲン化合物製剤
6 アルデヒド製剤
<7>予防接種薬
1 定期予防接種薬
2 任意予防接種薬
3 海外渡航のためのワクチン
4 ワクチン接種に伴う副反応
5 医療従事者のための予防接種
【6 救命救急時に使用する薬】
<1>医薬品投与に関連する緊急状態
1 ショック(アナフィラキシーとアナフィラキシー様反応)
2 過量投与
3 救命救急時における注意
<2>ショックに対して使用する薬
1 循環改善のために使用する薬
2 ステロイド
3 輸液製剤,血液製剤
<3>医薬品に関連した中毒の治療に使用する薬
<4>救急カートに必要な薬
<5>麻酔時に使用する薬
1 麻酔薬
2 麻酔補助薬
3 筋弛緩薬
<6>血液製剤
【7 アレルギー・免疫不全状態の患者に使用する薬】
<1>気管支喘息と薬物療法
1 気管支喘息に使用する薬の分類
2 気管支拡張薬
3 ステロイド(吸入・注射)
4 抗アレルギー薬
<2>呼吸器疾患に使用する薬
1 鎮咳薬
2 去痰薬
<3>関節リウマチと薬物療法
1 疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)
2 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
<4>全身性エリテマトーデスと薬物療法
【8 消化器系疾患に使用する薬】
<1>消化器系疾患に使用する薬の分類と特徴
1 消化性潰瘍治療薬
2 健胃消化薬
3 制吐薬,鎮吐薬
4 胃腸機能調整薬
5 瀉下薬(下剤)
6 止瀉薬
7 腸疾患治療薬
8 肝臓・胆嚢・膵臓の疾患に使用する薬
【9 その他の症状に使用する薬】
<1>代謝機能障害
1 痛風治療薬
2 高尿酸血症治療薬
<2>内分泌障害
1 甲状腺機能亢進症治療薬
2 甲状腺機能低下症治療薬
3 アジソン病治療薬
4 クッシング症候群治療薬
5 尿崩症治療薬
<3>血液・造血器障害
1 貧血治療薬
2 血栓治療薬
3 播種性血管内凝固症候群治療薬
4 血友病治療薬
5 特発性血小板減少性紫斑病治療薬
<4>腎機能障害
1 腎炎治療薬
2 腎不全治療薬
<5>運動機能障害
1 骨粗鬆症治療薬
<6>性・生殖機能障害,泌尿器・生殖腺機能障害
1 女性ホルモン製剤
2 排卵誘発薬
3 子宮収縮薬・子宮収縮抑制薬
4 子宮内膜症治療薬
5 排尿障害治療薬
6 勃起不全治療薬
<7>皮膚障害
1 褥瘡治療薬
2 アレルギー性皮膚疾患外用剤
<8>視覚障害
1 白内障治療薬
2 緑内障治療薬
3 結膜炎治療薬
<9>痛みに使用する薬
1 頭 痛
2 腹 痛
3 月経痛
<10>水分・電解質・カロリー不足
1 体内の水分・電解質組成と輸液
2 輸液の種類
【資料】
1.医師から見た薬物治療の思考過程(診断から治療まで)―薬物治療を含めた臨床推論
2.薬を理解するための体の理解(自律神経系)
3.薬の働くしくみ
4.薬の剤形とその特徴
5.血管外漏出
6.重篤な薬物有害反応の自覚症状
7.細菌感染症と起炎菌ごとの選択薬剤
8.ステロイド
9.正しく投与するために必要な投与量計算
【学習参考文献】
【看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表】
【索引】