看護基礎教育テキスト 改訂
ナーシング・グラフィカ
母性看護学(2):母性看護の実践 第3版
発行 : 2024年1月
サイズ : B5判 384頁
ISBN-10 : 4-8404-8161-X
ISBN-13 : 978-4-8404-8161-8
商品コード : 308010252
在庫 : 在庫あり(申込可)
正誤表●母性看護における実践について、妊娠・分娩・産褥期および新生児期に分けて基本から解説しています。
●巻頭では、「妊娠期の正常な経過」「胎児の器官形成と発育」「新生児の発達と検査・ケアの時期」「産褥期の正常な経過」といった各期の経過が一目でわかる特別カラーページを掲載しています。
●「母乳育児と看護」を独立した章立て(第7章)として詳しく解説しています。
●マタニティーサイクル各期の後に「周産期医療システム,災害時の支援(第11章)」を章立てし、包括的に学べる構成にしています。
3,960 円(税込)
目次
【ARコンテンツ】
●妊娠初期の発達〈動画〉
●妊娠から産褥までのホルモン変動〈アニメーション〉
●胎児の発育とwell-beingの評価:NST〈動画〉
●妊婦ジャケット着用体験〈動画〉
●不妊治療における看護者の役割〈動画〉
●分娩機転〈アニメーション〉
●早期母子接触にみる出生直後の新生児行動〈動画〉
●産褥期の生理的変化:子宮復古の正常経過〈アニメーション〉
●褥婦のアセスメント:子宮復古〈動画〉
●子宮復古のための輪状マッサージ〈動画〉
●新生児の沐浴:施設(病院)の沐浴槽で洗浄剤を使用する場合〈動画〉
●経口内服①スプーン〈動画〉
●経口内服②カップ〈動画〉
●経口内服③人工乳首〈動画〉
●経口内服④哺乳瓶〈動画〉
●ファロー四徴症の血行動態〈アニメーション〉
●心室中隔欠損症の血行動態〈アニメーション〉
●心房中隔欠損症の血行動態〈アニメーション〉
・はじめに
・本書の特徴
・妊娠期の正常な経過
・胎児の器官形成と発育,妊婦健診検査内容
・新生児の発達と検査・ケアの時期
・産褥期の正常な経過
【1 マタニティーサイクルにある人々の看護の主要な概念】
◆1 母性看護の中心概念
■1 母親になること
◆2 母性看護実践を支える概念
【2 妊婦の看護】
◆1 妊娠期における看護師の役割
■1 妊娠期の女性および男性を理解する
■2 妊娠期における看護師の重要な役割
■3 妊娠期の女性を守るための施策
◆2 妊婦の生理
■1 妊娠に関連する定義
・1 妊娠の定義
・2 妊娠期間の定義
■2 妊娠の成立
・1 配偶子形成
・2 受精
・3 受精後から着床まで
・4 着床から胎児の器官形成へ
■3 胎児の成長
・1 胎児期の発育
・2 胎児付属物
■4 妊娠の生理(妊娠に伴う母体の変化)
・1 妊娠に伴う生殖器の変化
・2 妊娠に伴う全身の変化
◆3 妊婦と胎児のアセスメント
■1 妊婦健康診査における看護
■2 妊婦健診の初診で行われるアセスメント
■3 初診以降の妊婦健診で行われるアセスメント
・1 基本的な健診項目
・2 妊娠初期(妊娠13週6日まで)の妊婦健診
・3 妊娠中期から末期(14週0日-35週6日)の妊婦健診
・4 分娩前(36週以降)の妊婦健診
◆4 妊娠期の健康維持のためのセルフマネジメント
■1 妊婦健診の初診時から始まるガイダンス
■2 妊婦へのガイダンスを行うときの態度
・1 観察・傾聴・確認・共感
・2 妊婦に合わせた健康教育を行う
・3 妊婦・家族の成長を支援する
■3 妊娠の変化に対応するためのセルフマネジメント
・1 妊娠の変化に対するセルフマネジメントの目的
■4 妊婦のセルフマネジメントを支えるためのガイダンスと目標
■5 妊婦の身体活動と休息へのアプローチ
・1 体力の考え方
・2 生活活動へのアプローチ
・3 運動へのアプローチ
・4 良質な睡眠と休息へのアプローチ
■6 妊娠中の快適さを維持するためのアプローチ
・1 清潔ケアへのアプローチ
・2 排泄ケアへのアプローチ
・3 その他のアプローチ
■7 妊娠期の生理的変化に伴うマイナートラブル
・1 妊娠期の生理的変化に伴うマイナートラブルとは
・2 妊婦が感じるマイナートラブルの特徴
・3 妊娠期の生理的変化に伴うマイナートラブルの原因
・4 妊婦の不快症状に潜む産科合併症と偶発合併症
■8 マイナートラブルを緩和するアプローチ
・1 妊婦の自己管理上有効なガイダンス
・2 マイナートラブルにおけるセルフマネジメントのポイント
・3 マイナートラブルへの具体的なアプローチ方法
■9 性生活へのアプローチ
■10 妊婦の健康維持のための栄養管理とセルフケア
・1 “おなかの赤ちゃん”とともに健やかな体づくり
・2 妊婦の栄養代謝の変化
・3 妊娠期に望ましい食事摂取基準
・4 母体と胎児の健康に影響を与える食事・栄養
■11 妊婦の社会活動とセルフケア
・1 妊婦の就労
・2 車の運転
・3 旅行(長距離・長時間の移動と滞在)
・性生活を産科医療で取り上げることの意義
◆5 出産と育児の準備のための看護
■1 妊婦の心理社会的変化と看護
・1 母になることへの適応
・2 妊婦との対話スキル
・3 妊娠期の心理的変化の評価
・4 妊婦の心理状態を脅かす心理社会的要因
■2 妊婦の個別性に応じた看護
・1 若年妊娠
・2 高年妊娠
・3 不妊治療後の妊娠
■3 出産を控えた家族の心理社会的変化と看護
・1 パートナー(父親)の適応過程
・2 きょうだいの適応過程
・3 祖父母の適応過程
・弟・妹ができたきょうだいへの対応
■4 安全で快適な出産へ
■5 女性は何を知りたいのか
・1 言語化できない不安を理解する
・2 自主的・主体的に考え,準備したい気持ちを尊重する
■6 産痛緩和方法の基礎となる諸理論
■7 女性の感覚を重視した出産準備教育
■8 出産から育児期に関するさまざまな選択:バースプラン
■9 育児の具体的な準備
・1 育児準備のための学習方法
・2 母乳で育てる利点とその方法を伝える
・3 新生児が過ごす場所や育児用品を準備する
【3 妊娠期の異常】
◆1 妊娠期の異常と看護のポイント
■1 健康教育を行う
■2 胎児の健康状態を継続管理する
■3 薬物治療の管理を行う
■4 安静療法による弊害を最小限にする
■5 家族間の信頼関係を支える
■6 個々のニーズへの対応,必要な社会資源を提供する
◆2 異所性妊娠(子宮外妊娠)
・1 病態
・2 治療・管理
・3 看護のポイント
◆3 妊娠維持期間の異常
■1 流産・切迫流産
・1 病態
・2 治療・管理
・3 看護のポイント
■2 不育症
・1 病態
・2 看護のポイント
■3 早産・切迫早産
・1 病態
・2 治療・管理
・3 看護のポイント
◆4 妊娠に伴う異常
■1 妊娠悪阻
・1 病態
・2 治療・管理
・3 看護のポイント
■2 妊娠高血圧症候群(HDP)
・1 病態
・2 治療・管理
・3 看護のポイント
■3 妊娠糖尿病(GDM)
1 病態
2 治療・管理
3 看護のポイント
■4 妊娠性貧血
・1 病態
・2 治療・管理
・3 看護のポイント
◆5 血液型不適合妊娠
・1 病態
・2 管理
・3 看護のポイント
◆6 多胎
・1 病態
・2 看護のポイント
◆7 合併症を有する妊娠
■1 心疾患
・1 病態
・2 管理
・3 看護のポイント
■2 腎疾患
・1 病態
・2 看護のポイント
■3 子宮筋腫
・1 病態
・2 治療・管理
・3 看護のポイント
■4 精神疾患
・1 病態
・2 治療・管理
・3 共通する看護のポイント(投薬管理,地域連携)
◆8 妊娠期の感染症
・1 看護のポイント
■1 トキソプラズマ
・1 病態
・2 検査
・3 妊娠中の初感染が強く疑われる場合
■2 風疹
・1 病態
・2 検査
■3 サイトメガロウイルス(CMV)
・1 病態
・2 検査
■4 単純ヘルペスウイルス(HSV):性器ヘルペス
・1 病態
・2 妊娠中に性器ヘルペス病変を認めたときの対応
■5 B型肝炎ウイルス(HBV)
・1 病態
・2 治療・管理
■6 C型肝炎ウイルス(HCV)
・1 病態
・2 管理
■7 梅毒
・1 病態
・2 妊婦の治療
■8 ヒト成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-1)
・1 病態
・2 検査
・3 母子感染予防
■9 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
・1 病態
・2 母子感染予防
◆9 羊水量の異常
・1 病態
・2 看護のポイント
◆10 胎児機能不全〔胎児健常性(well-being)の評価〕
・1 病態
・2 ノンストレステスト(NST)
・3 コントラクションストレステスト(CST)
・4 biophysical profile scoring(BPS)
・5 超音波パルスドプラ法を用いた胎児血流計測による胎児機能の評価
・6 羊水量計測
・7 胎動カウント
・8 看護のポイント
【4 産婦の看護】
◆1 分娩期における看護師の役割
◆2 分娩の生理
■1 分娩に関する定義
・1 産婦
・2 分娩
・3 分娩の分類
・4 分娩経過
・5 破水
・6 排臨・発露
・7 分娩所要時間
■2 分娩の三要素
・1 産道
・2 娩出力
・3 胎児および付属物
■3 分娩の経過
・1 分娩開始の徴候
・2 分娩開始
・3 娩出力の増強
・4 子宮口の開大
・5 児頭の回旋と下降
・6 破水
・7 児娩出
・8 胎盤娩出
・9 退行性・進行性変化の進行
◆3 産婦と胎児のアセスメント
■1 分娩第1期のアセスメント
・1 産婦のアセスメント
・2 胎児のアセスメント
・3 分娩進行に影響を及ぼす因子
■2 分娩第2期のアセスメント
・1 産婦のアセスメント
・2 胎児のアセスメント
・3 分娩進行に影響を及ぼす因子
■3 分娩第3期のアセスメント
・1 産婦のアセスメント
・2 分娩進行に影響を及ぼす因子
■4 分娩第4期のアセスメント
・1 褥婦のアセスメント
・2 退行性変化に影響を及ぼす因子
◆4 産婦のニーズと看護
■1 産婦の基本的ニーズへの看護
・1 食事
・2 排泄
・3 睡眠・休息
・4 清潔
■2 産痛の緩和と分娩進行に対応した看護
・1 心理的ニーズと援助
・2 安全・安楽のニーズと援助
■3 安全を保障する管理
・1 ガイドラインの遵守
・2 分娩の準備
◆5 産婦と家族の心理
■1 母性意識の発達
・1 早期母子接触
・2 授乳の開始
■2 出産体験の想起と自己評価
■3 新しい家族関係の構築:家族で迎える出産
【5 分娩期の異常】
◆1 産道の異常
■1 骨産道の異常
■2 軟産道の異常
・1 器質的な異常
・2 機能的な異常
■3 産道の異常の看護
・1 アセスメントのポイント
・2 実際のケア
◆2 娩出力(陣痛)の異常
■1 微弱陣痛
■2 遷延分娩・分娩停止
■3 過強陣痛
■4 娩出力の異常の看護
・1 アセスメントのポイント
・2 実際のケア
◆3 娩出物(胎児)の異常
■1 胎位の異常(横位,斜位,骨盤位)
■2 回旋異常
・1 第1回旋の異常(胎勢の異常)
・2 第2回旋の異常
■3 進入異常
■4 児頭骨盤不均衡(CPD)
・1 児頭骨盤不均衡(CPD)の診断
■5 娩出物(胎児)の異常の看護
・1 アセスメントのポイント
・2 実際のケア
◆4 付属物(胎盤,臍帯,羊水)の異常
■1 胎盤の異常
・1 前置胎盤・癒着胎盤
・2 常位胎盤早期剥離
■2 臍帯の異常
・1 臍帯下垂・臍帯脱出
・2 臍帯巻絡
・3 臍帯卵膜付着・前置血管
・4 臍帯の異常の看護
■3 羊水の異常
・1 羊水過多・羊水過少
・2 羊水混濁
◆5 胎児機能不全
■1 胎児心拍数陣痛図による胎児機能の評価
■2 胎児機能不全の看護
・1 アセスメントのポイント
・2 実際のケア
◆6 分娩損傷
■1 子宮破裂
■2 子宮頸管裂傷
■3 会陰裂傷
■4 分娩損傷の看護
・1 アセスメントのポイント
・2 実際のケア
◆7 異常出血
■1 弛緩出血
■2 産科DIC
■3 異常出血時の対応
■4 異常出血時の看護
・1 アセスメントのポイント
・2 実際のケア
◆8 産科処置・手術
■1 分娩誘発・陣痛促進
■2 会陰切開
■3 帝王切開術
・1 手術の流れ
・2 実施上のポイント
・3 帝王切開術に伴うその他のリスク
■4 産科処置と手術の看護
・1 分娩誘発時の看護
・2 会陰切開・縫合時の看護
・3 帝王切開術時の看護
【6 褥婦の看護】
◆1 産褥期の定義
◆2 産褥期における看護師の役割
■1 褥婦の個別性に応じた看護
■2 産褥の時期に応じた看護
◆3 産褥の生理
■1 全身の変化
・1 バイタルサイン
・2 内分泌系
・3 循環器系
・4 血液
・5 腎・泌尿器系
・6 消化器系
・7 腹壁
・8 体重
・9 発汗
・10 下肢
・11 皮膚(色素沈着や妊娠線)
■2 生殖器の変化
・1 子宮体部の変化
・2 後陣痛の変化
・3 子宮頸部の変化
・4 子宮内膜の変化
・5 悪露の変化
・6 腟および外陰部の変化
・7 骨盤底筋群の変化
・8 卵巣の復古
■3 褥婦と家族の心理社会的変化
・1 母子相互作用
・2 マタニティーブルーズ
・3 出産体験の想起(バースレビュー)
・4 きょうだいの変化
◆4 褥婦のアセスメントと看護
■1 褥婦のアセスメント
・1 褥婦をアセスメントする目的
・2 フィジカルアセスメントの留意点
・3 ウエルネスの視点でのアセスメントとケア
■2 全身状態
・1 表情・姿勢
・2 バイタルサイン
・3 食事
・4 睡眠
・5 浮腫
・6 排泄
■3 乳房の状態
■4 子宮復古
・1 子宮収縮状態
・2 子宮の触診と計測
・3 悪露
■5 分娩による外陰部の損傷の状態
・1 会陰部
・2 肛門部
■6 褥婦と家族の心理社会的状態
◆5 褥婦の日常生活とセルフケアを支える看護
■1 産褥経過の判断の視点
・1 身体的側面
・2 心理社会的側面
■2 活動と休息
・1 早期離床と活動
・2 休息と睡眠
■3 栄養と食事
・1 栄養
・2 食事
・3 体重の変化
■4 排泄
・1 排尿
・2 排便
・3 痔核
■5 清潔
・1 外陰部の清潔
・2 全身の清潔
■6 褥婦の日常生活とセルフケア
・1 退院後の生活に向けた健康指導
・2 産後の活動と安静
・3 産婦健康診査
・4 産後に生じやすい異常
■7 食生活の教育
■8 家族計画
・1 避妊法
◆6 帝王切開術後の褥婦のアセスメントと看護
■1 帝王切開術による影響
■2 術後の全身状態のアセスメント
■3 子宮復古に関するアセスメント
■4 手術の影響に関するアセスメント
・1 創部痛と後陣痛
・2 産褥熱
・3 静脈血栓塞栓症
・4 術後腸閉塞
・5 硬膜穿刺後頭痛
・6 縫合不全・創傷感染
■5 術後合併症を予防するためのケア
・1 早期離床
・2 静脈血栓塞栓症の予防
・3 膀胱留置カテーテルの抜去と排尿後の保清
■6 日常生活行動への看護
・1 授乳
・2 食事
・3 清潔の維持
■7 帝王切開術後の褥婦の心理と看護
・1 褥婦の心理の特徴
・2 褥婦の心理を踏まえた看護
◆7 親になることへの看護
■1 母親になる過程のアセスメント
■2 父親になる過程のアセスメント
■3 母子関係の形成と母親になることを支えるケア
・1 子どもを知ることを支えるケア
・2 子どもの世話ができるように支えるケア
・3 里帰り褥婦とパートナーへのケア
■4 褥婦への社会支援と手続き
・1 法的手続き
・2 母子保健サービス
・3 経済的支援
・4 働く妊産婦の法的保護
【7 母乳育児と看護】
◆1 母乳育児の世界的動向
■1 母乳育児の歴史的流れ
■2 母乳育児に関するWHO/UNICEFの動き
■3 母乳育児推進の欧米と日本の動き
◆2 母乳育児の特性
■1 母乳育児のメリット
◆3 乳房の構造と機能・乳汁分泌メカニズム
■1 乳房の構造と機能
■2 乳汁分泌の段階と乳汁分泌メカニズム
・1 乳汁生成の3段階
・2 乳汁分泌調節のメカニズム
◆4 新生児の生理機能と乳汁分泌メカニズムに基づいた母乳育児支援
■1 出生直後からの授乳と母子同室
■2 新生児の欲求に基づいた自律授乳
・1 授乳を求める新生児からのサイン
・2 回数や時間の制限がない授乳
・3 授乳に適した覚醒状態
■3 効果的な吸着(ラッチオン)と吸啜
・1 効果的な吸着と吸啜
・2 吸啜リズムとパターン
◆5 母親・新生児・授乳の観察と評価
■1 母親の観察と評価
・1 乳房の観察
■2 新生児の観察と評価
■3 授乳の観察と評価
◆6 母親への支援:エモーショナルサポートとエンパワメント
■1 母乳育児へのエモーショナルサポートとエンパワメント
■2 「完全母乳」の意味と母親が追い込まれないための支援
◆7 母乳育児支援に役立つ情報提供とケア
■1 妊娠中の情報提供とケア
・1 乳頭・乳房へのケア
・2 扁平乳頭や陥没乳頭へのケア
■2 産後の情報提供とケア
・1 授乳前の乳頭と乳輪の不必要な清拭
・2 乳頭の傷の手当て
・3 緊満が強くて吸い付けない乳房へのケア
・4 緊満が強い乳房への冷湿布や温湿布
・5 おっぱいを嫌がることへの対処
・6 「おっぱいが張るまで待ってから飲ませる」という誤解
・7 母乳以外のものを飲ませないこと
・8 搾乳
・9 母乳育児中の栄養学
・10 授乳中の嗜好品や薬剤の摂取
◆8 乳頭・乳房のトラブルとケア
■1 乳頭のトラブルとケア
■2 乳房のトラブルとケア
・1 生理的変化以外の乳房のさまざまな張りと腫れ
・2 乳腺炎
・3 乳汁分泌不全
・4 乳汁分泌過多
【8 産褥期の異常】
◆1 産褥期の出血・血栓症
■1 子宮復古不全
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
■2 分娩後異常出血
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
■3 静脈血栓塞栓症・深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
◆2 産褥期の感染症
■1 産褥熱
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
■2 尿路感染症
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
■3 創傷感染
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
◆3 産褥期の下部尿路機能障害
■1 排尿障害と蓄尿障害
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
◆4 産褥精神障害
■1 産後うつ病
・1 病態
・2 症状
・3 検査・治療
・4 ケア・予防ケア
◆5 流産・死産後の女性と家族への看護
■1 流産・死産を経験した女性の喪失(loss)と悲嘆(grief)
・1 日本における流産・死産の現状
・2 ペリネイタルロスとは
■2 ぺリネイタルロスを体験した母親や家族の悲嘆
・1 あまりに突然で強い衝撃を受ける
・2 激しくつらい悲嘆が続く
・3 立ち直り(reorganization)
■3 ペリネイタルロスを体験した母親や家族のケアニーズ
■4 親にとっての胎児死亡の原因を探索する意義
・1 客観的事実を明らかにすること
・2 次の妊娠へ向けて
■5 ケアを担う看護師の準備
【9 新生児の看護】
◆1 新生児期における看護師の役割
■1 胎児の母体外環境への適応を支える
■2 家族関係の確立を支える
◆2 新生児の生理
■1 新生児とは
・1 新生児の定義
・2 新生児の分類
■2 新生児の生理的特徴
・1 呼吸器系
・2 循環器系
・3 体温調節
・4 消化器系
・5 水・電解質バランスと腎機能
・6 ビリルビン代謝と黄疸
・7 血液系
・8 免疫系
・9 神経系と感覚器系
・10 運動器系
・11 皮膚の特徴
・12 頭部
◆3 新生児のアセスメント
■1 成熟度の評価
・1 評価法
・2 外表所見の評価
・3 神経学的状態の評価
■2 フィジカルアセスメント
■3 スクリーニング検査
1 聴力検査
2 先天代謝異常症検査
■4 行動の評価
◆4 新生児期のケア
■1 新生児期のケアのためのアセスメント
■2 出生直後のケア
・1 保温と蘇生の準備
・2 出生直後のケア
・3 アプガースコアの採点
・4 全身の観察と評価
・5 母子標識
・6 親子関係の始まりを支える
■3 出生後24時間以内のケア
・1 感染予防のために新生児を清潔にする
・2 新生児の状態を把握する
・3 哺乳開始後の親子相互作用
・4 事故防止
■4 24時間以降から退院に向けたケア
・1 全身の観察
・2 栄養の摂取
・3 全身の清潔
・4 臍処置
・5 退院に向けた育児指導
・6 退院前診査・与薬
【10 新生児期の異常】
◆1 ハイリスク新生児の特徴
◆2 新生児期における呼吸の適応不全(障害)
■1 新生児の呼吸の特徴
■2 新生児にみられる症状(努力呼吸)と病態
■3 呼吸障害のある児の看護のポイント
◆3 新生児期における循環の適応不全(障害)
■1 新生児の循環の特徴
■2 新生児の循環障害でみられる症状と病態
・1 チアノーゼ
・2 心雑音
・3 多呼吸・哺乳障害(心不全の症状)
・4 ショック
・5 不整脈
■3 循環障害のある児の看護のポイント
・1 看護のポイント
◆4 新生児期における体温調節の適応不全(障害)
■1 低体温症
・1 新生児の生理的特徴
・2 予防と看護のポイント
◆5 新生児期における消化器系の異常
■1 嘔吐
・1 新生児の生理的特徴
・2 嘔吐
・3 看護のポイント
■2 便の異常
・1 新生児の生理的特徴
・2 便の異常
・3 看護のポイント
◆6 新生児期における代謝の適応不全(障害)
■1 哺乳不良
・1 新生児の生理的特徴
・2 病態
・3 治療
・4 看護のポイント
■2 低血糖症
・1 新生児の生理的特徴
・2 病態
・3 予防と治療
・4 看護のポイント
■3 新生児高ビリルビン血症
・1 新生児の生理的特徴
・2 病態
・3 治療
・4 光線療法を受ける児の看護のポイント
■4 ビタミンK欠乏性出血症
・1 新生児の生理的特徴
・2 ビタミンK欠乏性出血症
・3 予防
・4 ビタミンK欠乏性出血症の看護のポイント
◆7 神経学的異常
■1 けいれん(新生児発作)
・1 病態
・2 看護のポイント
◆8 分娩時のストレス
■1 低酸素(胎児機能不全)
・1 胎便吸引症候群
・2 新生児仮死
・3 頭蓋内出血
・4 看護のポイント
■2 分娩損傷
・1 器械分娩による外傷
・2 娩出時の牽引による外傷
■3 感染(破水)
◆9 母体疾患と新生児の異常
■1 糖尿病母体から出生した新生児
・1 新生児に現れる異常と病態
・2 新生児の治療と看護のポイント
■2 B群溶血性レンサ球菌を保菌している母体から出生した新生児
・1 新生児GBS感染症
・2 看護のポイント
◆10 早産児・低出生体重児
■1 未熟性に起因する病態・疾患
・1 late preterm児
■2 呼吸窮迫症候群
・1 呼吸窮迫症候群とは
・2 治療
・3 看護のポイント
■3 新生児集中治療室(NICU)の役割と早産児・低出生体重児の看護
・1 ディベロップメンタルケア(DC)
・2 家族を中心としたケア(FCC)
◆11 先天異常がある新生児
■1 染色体異常がある新生児
・1 21トリソミー(ダウン症候群)
・2 18トリソミー
・3 13トリソミー
・4 看護のポイント
■2 先天性心疾患
・1 先天性心疾患の分類
■3 先天性消化器異常
・1 口唇口蓋裂
・2 先天性食道閉鎖症
・3 小腸閉鎖症
・4 胎便関連腸閉塞症
・5 鎖肛
・6 胆道閉鎖症,胆道拡張症
・7 ミルクアレルギー
・8 ヒルシュスプルング病(Hirschsprung's disease)
■4 先天性中枢神経疾患
・1 水頭症
◆12 先天異常,障害をもつ新生児の家族へのケア
■1 先天異常,障害をもつ新生児の家族の体験
・1 子どもの先天異常,障害に向き合う家族の体験
・2 子どもの障害に向き合う家族の葛藤
■2 先天異常,障害をもつ新生児の家族へのケア
・1 家族の心理的危機状態の理解
・2 新しい生命の誕生を祝う
・3 出生前検査からの家族の意思決定を理解する
・4 子どもと家族の環境を調整する
・5 家族と子どもの自立を支える
・6 経済状況の把握と相談
◆13 母子保健に関する施策
・1 未熟児養育医療(母子保健法第20条)
・2 未熟児訪問指導(母子保健法第19条)
・3 医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律
・4 小児慢性疾患特定疾病対策
【11 周産期医療システム,災害時の支援】
◆1 周産期医療システム
■1 周産期医療システムの目的
■2 周産期医療システムに関する施設
・1 総合周産期母子医療センター
・2 地域周産期母子医療センター
■3 周産期医療システムにおける医療体制
・1 母体搬送
・2 新生児搬送
■4 ハイリスク妊婦の評価と周産期医療システム
■5 周産期医療システムにおけるチーム医療
◆2 災害時の母子への支援
■1 日本の災害対策
■2 災害医療体制
■3 災害発生時の対応
■4 日常の備え
・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
・索引