成人看護学(6):緩和ケア 第3版
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発行 : 2022年1月

サイズ : B5判 368頁

ISBN-10 : 4-8404-7540-7

ISBN-13 : 978-4-8404-7540-2

商品コード : 308010173

在庫 : 在庫あり(申込可)

正誤表

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

成人看護学(6):緩和ケア 第3版

発行 : 2022年1月

サイズ : B5判 368頁

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正誤表

●一般病棟や外来、在宅において、がんの診断時など早期から提供されるべき「基本的緩和ケア」を学ぶことができます。

●緩和ケアの焦点である「苦痛の緩和」を、豊富な図表やイラストで視覚的にわかりやすく解説しています。

●最新のガイドラインや治療薬の情報を掲載し、講義だけでなく臨床実習でも役立てられる一冊です。

●事例を随所に設け、実際にどのような行動をし、声かけをすればよいかを具体的に考えることができます。

●今後重要となる非がん患者への緩和ケアにも適用できる緩和ケアの基本的な知識や考え方を押さえています。


「はじめに」

「シラバス・授業計画案」

「更新情報」

旧版はこちら

著者

東北大学大学院医学系研究科保健学専攻緩和ケア看護学分野教授 宮下 光令 編集

聖隷三方原病院副院長・緩和支持治療科 森田 達也 医学監修

国立がん研究センターがん対策研究所がん医療支援部/緩和医療暫定指導薬剤師 高橋 理智 薬剤 監修

3,520 円(税込)

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目次

【ARコンテンツ】

●編者からのメッセージ〈動画〉

●がん経験者から看護師へのメッセージ〈動画〉

●事例で考える病みの軌跡〈動画〉

●緩和ケアにおいて看護師に期待すること〈動画〉

●緩和ケアにおける看護師の役割〈動画〉

●セルフケア再獲得モデル〈動画〉

●痛みのアセスメント①痛みの程度の尋ね方〈動画〉

●痛みのアセスメント②痛みの性状の尋ね方〈動画〉

●レスキュー・ドーズの投与方法〈動画〉

●オピオイド(医療用麻薬)の服薬指導〈動画〉

●オピオイド(医療用麻薬)に対する誤解と説明〈動画〉

●呼吸と嚥下〈アニメーション〉

●嚥下障害(嚥下造影検査;VF)〈動画〉

●腹水〈動画〉

●リンパ浮腫のスキンケア〈動画〉

●リンパ浮腫のリンパドレナージ〈動画〉

●リンパ浮腫の圧迫療法〈動画〉

●リンパ浮腫の運動療法〈動画〉

●がん患者におけるせん妄の例〈動画〉

●足浴〈動画〉

●「医療の中の社会福祉」・医療ソーシャルワーカー・〈動画〉

●スピリチュアルペインとスピリチュアルケア〈動画〉

●傾聴(抗がん治療困難という説明を受けた患者の例)〈動画〉

●がんの告知場面〈動画〉

●訪問看護での緩和ケア〈動画〉

●部分浴〈動画〉

●口腔ケアの一例(座位がとれない療養者の場合)〈動画〉

●摂食困難なときの食事〈動画〉


・はじめに

・本書の特徴

・図解 多職種連携で行う専門的緩和ケア


【1 緩和ケア概論】

◆1 生命を脅かす疾患を抱える患者の苦痛とQOL

■1 がん患者が抱える苦痛と緩和ケア

■2 全人的苦痛(トータルペイン)とQOL(生活の質)

■3 終末期がん患者の死への過程

■4 望ましい死とは何か

◆2 緩和ケアとは何か

■1 緩和ケアの定義

■2 早期からの緩和ケア

■3 がんから非がんへ,すべての人へ

■4 緩和ケアと関連する言葉の定義

◆3 緩和ケアを患者・家族に提供する方法

■1 基本的緩和ケアと専門的緩和ケア

■2 基本的緩和ケア

・1 一般病棟における基本的緩和ケア

・2 外来における基本的緩和ケア

・3 在宅における基本的緩和ケア

■3 専門的緩和ケア

・1 緩和ケア病棟

・2 緩和ケアチーム

・3 緩和ケア外来

・4 在宅ホスピス(在宅緩和ケア)

◆4 緩和ケアの歴史と海外における緩和ケアの現状

■1 海外における緩和ケアの歴史

■2 日本における緩和ケアの歴史

■3 イギリスにおける緩和ケアの現状

■4 アメリカにおける緩和ケアの現状

◆5 日本における緩和ケアの現状

■1 死をとりまく状況の変化

■2 日本におけるがん対策と緩和ケア

・1 がん対策基本法とがん対策推進基本計画

・2 がん診療連携拠点病院

・3 緩和ケアに関連する診療報酬体系

・4 緩和ケアに関する医療者の教育

・5 緩和ケアの市民や患者・家族への啓発

■3 日本における緩和ケアの課題

・1 疼痛をはじめとした苦痛緩和の不十分さ

・2 がん医療に携わる一般の医療者の意識と教育

・3 専門的緩和ケアシステム

・4 家族ケア・遺族ケア

・5 非がん患者に対する緩和ケア

・6 緩和ケアの対象の拡大,近年の医学の進歩に基づいて発生した課題

・7 在宅ケア,介護施設,地域連携

・8 一般市民への啓発

・9 研究

◆6 多職種連携と看護

■1 チームアプローチ

・1 チームアプローチ(チーム医療)の必要性とチームの構成

・2 多職種チームと学際的チーム

・3 チームアプローチにおける看護師の役割

・4 チームアプローチにおけるコミュニケーション

◆7 緩和ケアにおける看護師の役割

・1 ケアリング

・2 アセスメント

・3 治療

・4 緩和ケア専門家への橋渡し・連携

・5 チームケアおよび調整

・6 傾聴と心理的支援

・7 日常生活の支援

・8 患者のセルフケア能力を引き出す

・9 看護ケア・補完代替療法の提供

・10 意思決定の支援

・11 療養場所の調整

・12 家族ケア,遺族ケア


【2 身体症状とその治療・看護】

◆1 身体症状概論

■1 身体症状の頻度

■2 身体症状のマネジメントの基本的な考え方

・1 評価(アセスメント)

・2 治療・ケア

・3 再評価(再アセスメント)

・4 治療・ケアの修正

■3 包括的な身体症状アセスメント

◆2 疼痛の治療と看護

■1 がん疼痛の機序と分類

・1 痛みとは何か

・2 がん疼痛の機序と分類

■2 疼痛のアセスメント

・1 疼痛のアセスメントの基本

・2 疼痛アセスメントツール

■3 がん疼痛の治療と看護

・1 WHOがん疼痛ガイドライン

・2 鎮痛薬の種類

・3 鎮痛薬の投与経路,投与方法

・4 レスキュー・ドーズ

・5 オピオイドスイッチング

・6 オピオイドの副作用とその対処

・7 鎮痛薬による薬物療法以外の疼痛治療法

■4 がん疼痛を有する患者の看護

・1 アセスメントと看護ケア

・2 患者・家族教育

・3 看護介入・補完代替療法

◆3 全身倦怠感の治療と看護

■1 全身倦怠感の概念

■2 全身倦怠感の原因

■3 全身倦怠感のアセスメント

■4 全身倦怠感の治療と看護

・1 治療可能な要因の除去

・2 薬物療法

・3 エクササイズ(運動)

・4 活動と休息のバランスを保つための支援

・5 心理社会的支援

・6 看護ケア

◆4 消化器症状の治療と看護

■1 悪心・嘔吐の治療と看護

・1 悪心・嘔吐の概念と原因

・2 悪心・嘔吐のアセスメント

・3 悪心・嘔吐の治療と看護

■2 食欲不振の治療と看護

・1 食欲不振の概念

・2 食欲不振のアセスメント

・3 食欲不振の治療と看護

■3 嚥下困難の治療と看護

・1 嚥下困難の概念

・2 嚥下困難のアセスメント

・3 嚥下困難の治療と看護

■4 便秘の治療と看護

・1 便秘の概念

・2 便秘のアセスメント

・3 便秘の治療と看護

■5 消化管閉塞の治療と看護

・1 消化管閉塞の概念

・2 消化管閉塞のアセスメント

・3 消化管閉塞の治療と看護

■6 悪性腹水の治療と看護

・1 悪性腹水の概念

・2 悪性腹水のアセスメント

・3 悪性腹水の治療と看護

■7 その他の消化器症状の治療と看護

◆5 呼吸困難の治療と看護

■1 呼吸困難の概念

■2 呼吸困難の原因

■3 呼吸困難のアセスメント

・1 呼吸困難の評価

■4 呼吸困難の治療と看護

・1 原因・病態に応じた対応

・2 呼吸困難に対する治療・看護

■5 その他の呼吸器関連の症状

・1 咳嗽

・2 喘鳴(気道分泌過多)

◆6 リンパ浮腫の治療と看護

■1 リンパ浮腫の概念

■2 リンパ浮腫のアセスメント

■3 リンパ浮腫の治療と看護

・1 複合的治療

・2 スキンケア

・3 用手的リンパドレナージ

・4 圧迫療法

・5 運動療法

・6 日常生活指導

◆7 泌尿器症状の治療と看護

■1 下部尿路症状の治療と看護

・1 下部尿路症状の概念と原因

・2 下部尿路症状のアセスメント

・3 頻尿の治療と看護

・4 尿失禁の治療と看護

・5 排尿困難・尿閉の治療と看護

■2 血尿の治療と看護

・1 血尿の概念と原因

・2 血尿のアセスメント

・3 血尿の治療

・4 血尿を有する患者の看護

■3 乏尿・無尿の治療と看護

・1 乏尿・無尿の概念と原因

・2 乏尿・無尿のアセスメント

・3 乏尿・無尿の治療

・4 乏尿・無尿を有する患者の看護

◆8 がん治療に伴う苦痛の緩和

■1 がん治療の種類

■2 がん薬物療法に伴う苦痛の緩和

・1 がん薬物療法の主な副作用

・2 骨髄抑制への対応

・3 悪心・嘔吐への対応

・4 下痢への対応

・5 口内炎への対応

・6 しびれへの対応

・7 血管外漏出への対応

・8 脱毛への対応

・9 皮膚症状への対応

・10 がん薬物療法の長期合併症

■3 放射線療法に伴う苦痛の緩和

・1 放射線宿酔

・2 放射線皮膚炎

・3 放射線粘膜炎

・4 唾液分泌障害・味覚障害

・5 放射線療法の晩期有害事象

■4 造血幹細胞移植の看護

・1 移植前処置による副作用・合併症

・2 感染症

・3 免疫抑制薬の副作用

・4 同種免疫反応によるGVHD症状

・5 晩期障害

■5 手術に伴う苦痛の緩和

・1 術後の痛みの種類と原因

・2 術後の痛みの影響

・3 術後の痛みの緩和

■9 事例1:大腸癌が骨転移した患者の疼痛緩和

■10 事例2:呼吸困難の緩和

■11 事例3:膵臓癌の転移による消化器症状の緩和

■12 事例4:化学放射線療法の副作用による苦痛の緩和


【3 精神症状とその治療・看護】

◆1 精神症状概論

■1 がんに対する心の反応

■2 がん患者の精神症状

■3 非がん患者の精神症状

◆2 不安の治療と看護

■1 不安の概念

■2 不安に伴う症状

■3 不安の原因

■4 不安のアセスメント

■5 不安のあるがん患者への対応

・1 支持的精神療法

・2 心理教育的・心理社会的介入

・3 マインドフルネス

・4 マッサージ療法

・5 日常生活の援助・環境調整

・6 身体的苦痛の緩和

・7 家族へのアプローチ

・8 薬物療法

◆3 抑うつの治療と看護

■1 抑うつの概念

■2 抑うつに伴う症状

■3 抑うつの原因

■4 抑うつのアセスメント

■5 抑うつ状態にあるがん患者への対応

・1 支持的精神療法

・2 薬物療法

・3 心理教育的・心理社会的介入

・4 希死念慮(死にたいと思うこと)への対応

・5 意思決定上の支援

◆4 せん妄の治療と看護

■1 せん妄の概念

■2 せん妄による影響

■3 せん妄の原因

■4 せん妄のアセスメント

・1 せん妄の分類

・2 せん妄とうつ病

・3 せん妄と認知症

■5 せん妄の治療と看護

・1 せん妄の治療

・2 せん妄時やせん妄ハイリスク時の睡眠確保

・3 せん妄を呈する患者,せん妄ハイリスク患者への看護

・4 せん妄を呈する患者の家族への看護

◆5 不眠の治療と看護

■1 不眠の概念

■2 不眠の原因

■3 不眠のアセスメント

■4 不眠の治療と看護

・1 原因の除去

・2 非薬物療法

・3 薬物療法

・4 看護ケア

・5 がん患者に特徴的な不眠への対応

◆6 事例:精神症状をもつ患者の緩和ケア

■1 抑うつのみられる乳癌患者の緩和ケア

■2 せん妄のみられる肺癌患者の緩和ケア


【4 社会的ケア】

◆1 社会的苦痛とは

■1 仕事などの社会的役割の変容・喪失

■2 家族や友人との関係性の変容・喪失

■3 経済的な問題

◆2 社会的苦痛のアセスメント

◆3 ソーシャルサポート

■1 道具的サポート(手段的サポート)

■2 情報的サポート

■3 情緒的サポート

■4 評価的サポート

◆4 社会的存在を支えるための支援

■1 相談支援窓口

■2 日常生活を送るための支援

■3 就労支援

■4 就学支援

■5 経済的支援

■6 その他の社会資源

◆5 事例:緩和ケアと就労の両立のための支援


【5 スピリチュアルケア】

◆1 スピリチュアリティとは

■1 スピリチュアリティと医療

■2 スピリチュアリティと緩和ケア

・1 WHOによる定義

・2 精神医学によるとらえ方

・3 緩和ケアの看護師によるとらえ方

◆2 スピリチュアルペインとは

■1 スピリチュアルペインの定義

・1 シシリー・ソンダースによる定義

・2 哲学的なアプローチからの定義

・3 神学的なアプローチからの定義

・4 看護診断学による定義

■2 スピリチュアルペインのアセスメント

・1 スピリチュアルペインが表出できるような信頼関係の形成に努める

・2 日常のケア場面でスピリチュアル領域に関心を向ける

・3 スピリチュアルペインの存在とケアのニーズをチームで検討する

◆3 スピリチュアルケアとは

■1 スピリチュアルケアの目標

■2 苦悩の内容に対応するスピリチュアルケア

・1 時間性(将来)の喪失による苦悩をもつ人へのケア

・2 関係性の喪失による苦悩をもつ人へのケア

・3 自律性の喪失による苦悩をもつ人へのケア

◆4 事例:死が近いことを実感して表出されたスピリチュアルな苦悩


【6 緩和ケアのコミュニケーション】

◆1 患者と医療者をつなぐコミュニケーション

■1 コミュニケーションとは

■2 がん医療におけるコミュニケーション

■3 基本的なコミュニケーション

・1 環境設定のスキル

・2 話を聴くスキル

・3 質問するスキル

・4 応答するスキル

・5 共感するスキル

◆2 がん医療における悪い知らせ

■1 「悪い知らせ」とは

■2 悪い知らせが患者に与える影響

■3 悪い知らせが医療者に与える影響

■4 悪い知らせを伝えられる際のコミュニケーションに関するがん患者の意向(SHARE)

・1 準備:サポーティブな環境設定

・2 STEP1:面談を開始する

・3 STEP2:悪い知らせを伝える

・4 STEP3:今後のことについて話し合う

・5 STEP4:面談をまとめる

・6 具体例:多職種チームにおける看護師としての役割

◆3 難しいコミュニケーション

■1 怒りや不信感を表す患者とのコミュニケーション

■2 抑うつの強い患者とのコミュニケーション

■3 抗がん治療を中止する時期の患者とのコミュニケーション

■4 「死にたい」と訴える患者とのコミュニケーション

■5 感情を表出しない患者とのコミュニケーション

◆4 事例:がん医療における病状説明場面での看護師の役割

◆5 事例:対応の難しいコミュニケーション


【7 地域・在宅緩和ケア】

◆1 地域・在宅緩和ケアの現状と課題

■1 行政の対策とその現状

■2 地域包括ケアにおける地域緩和ケア

・1 地域包括ケアシステムの構成要件

・2 自助・互助・共助・公助

・3 地域緩和ケアの変遷

・4 非がん患者への拡充

■3 在宅緩和ケアの課題

・1 制度や体制の課題

・2 人々の認識の課題

・3 地域連携の課題

◆2 病院から在宅への退院支援

■1 在宅への退院支援の流れ

・1 情報収集

・2 アセスメントによる問題点の抽出

・3 退院指導

・4 地域の在宅医療従事者・介護福祉従事者との連携と具体的なサービスの調整

■2 退院支援・調整プログラムの活用

◆3 在宅での緩和ケアの実践

■1 在宅緩和ケアの条件

・1 24時間体制の訪問診療,訪問看護の存在

・2 苦痛症状の緩和

・3 患者に提供される医療やケアに関わる医療・介護福祉従事者の連携体制がとれていること

・4 医療ニーズの高い患者に対応できるレスパイトケアが利用できること

・5 入院可能なバックベッドの確保

・6 患者および家族が在宅療養を希望していること

■2 在宅緩和ケア患者への医療処置

・1 在宅高カロリー輸液(ポートの使用)

・2 皮下輸液

・3 持続皮下注射(PCAポンプの使用)

・4 在宅酸素療法(HOT)

・5 在宅での看取り

◆4 在宅療養の充実のための社会資源

■1 緩和ケアを必要とする患者の介護保険の利用

■2 介護保険の活用の実際

・1 退院時の患者のADL

・2 在宅療養開始1週間後のADL

・3 亡くなる1週間前のADL

◆5 事例:中心静脈栄養のポートを留置して自宅へ退院する患者の退院調整


【8 臨死期のケア】

◆1 がん終末期の症状と全身状態

■1 がん終末期(おおよそ死亡前2・3カ月間)の全身状態の変化

■2 がん終末期における症状の変化

■3 臨死期(おおよそ死亡前数週間以内)に特徴的な症状や問題

・1 死が近くなる時期(死亡前1~2週間程度)

・2 死の直前の時期(死亡前の数時間~1日程度)

◆2 臨死期のケア

■1 臨死期のケアの概要

■2 看取りの時期が近いことの評価

■3 臨死期の治療とケアのポイント

・1 療養場所の希望の再確認

・2 不必要な検査や治療の中止

・3 苦痛に備えた臨時指示の確認

・4 症状や問題のアセスメントとケア

・5 家族への説明とケア

◆3 臨死期における輸液療法

■1 臨死期における輸液療法の実際

■2 輸液療法に対する患者・家族の思い

■3 臨死期における輸液療法と栄養ケアのポイント

・1 輸液量の調整と患者の症状・全身状態の評価

・2 生命予後の予測

・3 輸液療法の方法の工夫

・4 食事のケア

◆4 苦痛緩和のための鎮静

■1 鎮静の定義

■2 鎮静の疫学

■3 鎮静の倫理

■4 治療抵抗性の苦痛に対する鎮静の実際

・1 十分な緩和治療が行われたかの再検討

・2 患者の意思と相応性から最善の選択の検討

・3 持続的鎮静の開始

・4 鎮静開始後のケア

◆5 臨終後のケア

■1 臨終後の一般的な流れ

■2 死亡の確認と死亡診断書

■3 死後のケア(エンゼルケア)

・1 医療的処置

・2 清拭

・3 着替え・化粧

◆6 事例:進行期大腸癌患者の臨死期のケア

◆7 事例:臨死期の家族ケア


【9 家族ケア】

◆1 看護の対象としての家族

■1 ケアの対象者としての家族

■2 家族のセルフケア機能と看護援助

◆2 緩和ケアを受ける患者の家族が体験する問題

■1 家族の思い

■2 家族が受ける影響と負担

◆3 家族ケアにおける看護師の役割

■1 家族のアセスメント

■2 家族へのケア

◆4 悲嘆と遺族ケア

■1 悲嘆とは

■2 死別による遺族の生活の変化

■3 遺族へのケアの必要性

■4 遺族ケアの実際

・1 医療現場における遺族ケアの実際

・2 遺族ケアのポイント

◆5 事例:終末期患者の家族へのケア

◆6 事例:死別後の遺族へのケア


【10 非がん疾患の緩和ケア】

◆1 非がん疾患の緩和ケアとは

■1 非がん疾患の緩和ケアの特徴

◆2 神経疾患の緩和ケア

■1 神経疾患の緩和ケアの特徴

■2 神経疾患の緩和ケアのポイント

◆3 慢性心不全の緩和ケア

■1 慢性心不全の終末期の特徴

■2 慢性心不全の緩和ケアのポイント

◆4 腎不全の緩和ケア

■1 腎不全の緩和ケアの特徴

■2 腎不全の緩和ケアのポイント

◆5 慢性閉塞性肺疾患の緩和ケア

■1 慢性閉塞性肺疾患の緩和ケアの特徴

■2 慢性閉塞性肺疾患の緩和ケアのポイント

◆6 認知症の緩和ケア

■1 認知症の緩和ケアの特徴

■2 認知症の緩和ケアのポイント


【11】緩和ケアと生命倫理

◆1 生命倫理とは

■1 生命倫理の概念

■2 世界の倫理綱領の変遷

・1 ヒポクラテスの誓い

・2 ニュルンベルク綱領

■3 日本の倫理綱領

・1 医師の倫理綱領

・2 看護師の倫理綱領

◆2 生命倫理の4原則

■1 生命倫理の4原則とは

■2 自律尊重の原則

■3 善行の原則

■4 無危害の原則

■5 正義の原則

◆3 がん医療における意思決定

■1 意思決定とは

■2 がん医療における意思決定場面

■3 意思決定のスタイル

■4 意思決定のプロセス

・1 インフォームドコンセント

・2 シェアード・ディシジョン・メイキング

■5 意思決定のプロセスにおける支援

・1 適切な情報を伝える

・2 患者の価値観や希望を聞き取る

・3 患者の意思決定能力を評価する

■6 患者の意思決定の自由を実現するために重要なこと

・1 患者による早期からの意思表示

・2 患者の推定意思の尊重

・3 患者と家族の間の調整

◆4 安楽死に関する倫理的問題

■1 安楽死に関する倫理的問題とは

■2 安楽死に関する概念

■3 欧米での安楽死の法的判断

・1 アメリカ

・2 ヨーロッパ諸国

■4 日本での安楽死の法的判断

・1 東海大学安楽死事件

・2 川崎協同病院事件

・3 射水市民病院事件

◆5 事例:医師の指示による消極的安楽死


【トピックス】

・臨床や実習に役立つ緩和ケアに関するWebサイト①

・早期からの緩和ケアは生存期間を延長するか

・緩和ケアに関する診療ガイドライン

・看護師のストレス

・臨床や実習に役立つ緩和ケアに関するWebサイト②

・デスカンファレンス

・意思決定補助ツール「質問促進パンフレット」

・看取りとコロナ

・緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM研究)

・看取りのケアを考える家族への説明用パンフレット

・小児の緩和ケア

・がんゲノム医療と看護


・資料 緩和ケアで使用される主な薬剤一覧

・学習参考文献

・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表

・索引