看護基礎教育テキスト
ナーシング・グラフィカ
看護の統合と実践(3):災害看護 第5版
発行 : 2022年1月
サイズ : B5判 312頁
ISBN-10 : 4-8404-7545-8
ISBN-13 : 978-4-8404-7545-7
商品コード : 308010154
在庫 : 在庫あり(申込可)
正誤表●被災地での看護活動に多数参画する筆者らが、災害看護において大切なこと、学んでほしいことを丁寧に解説しています。
●災害サイクルに応じた看護活動のポイントを詳しく解説し、特に静穏期・準備期は防災・減災マネジメントの視点で取り上げています。
●高齢者や障害者、子ども、妊産褥婦に加え、がんや糖尿病、呼吸機能障害など、継続的な治療を必要とする要配慮者に対する看護を幅広く網羅。より具体的な看護とケアが学べます。
●「心のケア」については被災者に対するケアだけでなく、支援者に対するケアも深く掘り下げています。支援者が陥りやすい心理状態を知っていれば、臨床現場でも必ず役立ちます。
3,080 円(税込)
目次
【ARコンテンツ】
●平成28年熊本地震〈動画〉*
●御嶽山の噴火災害〈動画〉*
●南海トラフ巨大地震(内閣府)〈動画〉
●首都直下地震(内閣府)〈動画〉
●JR西日本福知山線列車事故における後方搬送の実際(兵庫医科大学病院)〈動画〉
●フレイルチェストに対する緊急処置〈動画〉
●代用品を使った外出血の応急処置〈動画〉
●代用品を使った四肢骨折の固定法〈動画〉
●手洗い〈動画〉
●災害看護における中長期ケアの重要性〈動画〉
●復旧復興期における看護活動〈動画〉
●在宅療養における災害対策〈動画〉
●酸素供給装置〈動画〉
●授乳ケープの作り方〈動画〉
●災害看護教育のあり方と課題〈動画〉
*複数ページで同一のコンテンツが表示されます.
・はじめに
・本書の特徴
・近年の日本の主な災害
・近年の世界の主な自然災害
【1 災害看護とは】
◆1 災害看護の定義
■1 災害とは
■2 災害看護とは
■3 災害看護を学ぶ意味
◆2 災害と倫理
■1 倫理と価値
■2 災害看護における倫理原則
・1 善行と無危害
・2 正義
・3 自律
・4 誠実
・5 忠誠
■3 看護実践上の倫理的概念
・1 アドボカシー
・2 責務
・3 協力
・4 ケアリング
・コラム 被災地内医療者と被災地外支援者の間の葛藤
【2 災害の種類と健康被害】
◆1 災害の種類と被害・疾病の特徴
■1 災害の種類
・1 発生原因による分類
1 自然災害
2 人為災害
3 特殊災害
4 複合災害
・2 発生場所による分類
1 都市型災害
2 地方型災害
■2 自然災害による被害・疾病の特徴
・1 地震
1 外傷
2 災害関連死
・2 津波
1 多発外傷
2 溺水と津波肺
・3 風水害(台風・豪雨・洪水・高潮・竜巻)・土砂災害
1 都市型水害
2 風水害後の感染症
3 防災可能な自然災害
・4 火山・噴火災害
1 火砕流による熱傷・外傷死
2 火山性ガスと噴石
・5 雪害
■3 人為災害による被害・疾病の特徴
・1 大型交通災害
1 列車事故
2 航空機事故
・2 マスギャザリング災害
■4 CBRNE災害による被害・疾病の特徴
・1 C災害
・2 B災害
・3 R災害
・4 N災害
・5 E災害
■5 複合災害の分類
◆2 災害関連死
■1 災害関連死とは
■2 災害関連死の発生機序
■3 救急車出動件数にみる災害サイクル
■4 東日本大震災における震災関連死の認定数と発生場所・原因
■5 防ぎ得た災害死
■6 災害関連死を減らすための取り組み
【3 災害に関する法制度】
◆1 災害医療に関する国の政策
■1 法制度と災害医療
・1 制度を見る視点
・2 法制度の種類
・3 弾力的な運用
・4 憲法の理念
■2 防災計画と医療計画
・1 防災計画の多重構造
・2 各防災計画における災害医療
・3 医療計画
■3 教訓から生まれた施策
・1 阪神・淡路大震災の教訓
・2 東日本大震災の反省点
・3 災害対策基本法の改正
■4 これからの災害医療と制度
・1 自助,公助,共助
・2 医療と制度の担い手として「連携」を忘れない
◆2 災害医療に関する法律
■1 医療従事者と患者の法律関係
・1 医師と患者との関係
1 契約の性質
2 患者に意識がない場合
3 権利義務
4 法律が明記する医師の義務
5 注意義務
・2 看護師の法的地位
■2 救急業務
■3 災害時の医療体制
■4 トリアージと法律上の問題
・1 トリアージの分類
・2 トリアージと過失責任
・3 プライバシーの保護
・4 黒タグをめぐる課題
・5 同時死亡の推定
・6 応召義務
■5 説明義務
■6 転医義務
■7 安否確認に対する回答
■8 メディアに対する情報開示
■9 遺体への対応
・1 異状死体の届出
・2 犯罪の疑いのある死体
・3 解剖
・4 遺体安置所
■10 被災者支援体制
・1 災害対策基本法
1 各主体の責務
2 被災者支援措置
・2 災害救助法
1 救助の種類
2 救助の程度・方法・期間における基準(グレード)
3 基本原則
4 救助費用
■11 被災者の生活支援
・1 災害弔慰金の支給等に関する法律(災害弔慰金法)
・2 被災者生活再建支援法
・3 生活保護
・4 自治体の条例
・5 義援金
■12 知っておきたいその他の制度
・1 在宅被災者の支援
・2 災害ケースマネジメント
・3 被災者総合支援法の提案
・コラム 災害と「緊急事態条項」
【4 災害時の支援体制】
◆1 災害時の情報収集と伝達
■1 災害情報の類型
・1 危険回避情報
・2 被害情報
・3 生活情報
・4 復興支援情報
■2 災害医療活動のための情報体制
・1 被災地の医療活動
・2 自治体の災害対策本部と医療情報センター
・3 広域災害救急医療情報システム(EMIS)
■3 情報の伝達手段
・1 災害時の通信
・2 行政機関の手段
1 防災無線網
2 市民への情報伝達
・3 災害時優先電話
・4 市民レベルの手段
■4 情報収集と分析・活用
・1 マスメディア情報の活用と分析
・2 被害情報の空白域
・3 在宅避難者への医療支援
◆2 災害医療体制
■1 災害拠点病院
・1 災害拠点病院の指定
・2 災害拠点病院の整備過程
1 阪神・淡路大震災の教訓
2 東日本大震災の教訓
3 熊本地震の教訓
4 その後の災害における教訓
■2 医療・保健チーム
・1 災害派遣医療チーム(DMAT)
・2 災害派遣精神医療チーム(DPAT)
・3 災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)
・4 日本医師会災害医療チーム(JMAT)
・5 その他の医療チーム
1 日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)
2 日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)
3 日本赤十字救護班
4 国立病院機構初動医療班,医療班
・6 災害支援ナース
■3 災害医療コーディネーター
◆3 災害時における連携と協働
■1 連携と協働
・1 連携・協働の必要性
・2 連携・協働の形態
1 官民協働
2 地域協働
3 支援協働
・3 ネットワークとパートナーシップ
・4 医療・看護のネットワーク
■2 災害ボランティア
・1 災害ボランティアとは
・2 災害ボランティアの役割
・3 これからの課題
・コラム 熊本地震におけるDMATの活動を振り返って
【5 災害医療活動の特徴】
◆1 災害サイクル
■1 災害サイクルとは
■2 静穏期・準備期:災害発生前
・1 防災体制の整備
・2 医療機関における防災準備
・3 災害教育・訓練,地域への啓蒙活動
・4 防災ネットワークづくり
■3 超急性期:発災~72時間
■4 急性期:~1週間
・1 人命救助と初動体制の確立
・2 災害医療と救急医療の違い
・3 心理面への配慮を怠らない
・4 亜急性期の医療へ円滑につなぐ
■5 亜急性期:~1カ月
・1 避難所での支援:二次的な健康被害への対応
1 被災者の健康状態の評価
2 生活環境の改善
・2 心のケア
・3 他職種との連携
■6 復旧復興期:~3年
・1 避難所・応急仮設住宅での看護活動
・2 心のケア
・3 他職種との連携と調整
◆2 体系的対応の基本原則
■1 CSCATTTとは
・1 Command & Control:指揮・統制
・2 Safety:安全
1 Self:自身
2 Scene:活動場所
3 Survivor:生存者
・3 Communication:情報伝達
1 情報の伝達方法
・4 Assessment:評価
■2 後方支援:ロジスティクス
◆3 トリアージ
■1 トリアージの定義
■2 トリアージによる判定区分
■3 トリアージの実際
・1 一次トリアージ
・2 二次トリアージ
■4 トリアージを行う看護師に必要な視点
◆4 応急処置・治療
■1 災害時の外傷初期診療
・1 安定化治療とは
・2 安定化治療のABCDECrアプローチ
1 気道(A)
2 呼吸(B)
3 循環(C)
4 中枢神経(D)
5 脱衣と体温管理(E)
6 圧挫症候群(Cr)
■2 代用品を利用した応急処置
◆5 移送・搬送
■1 救護所から医療機関への搬送
■2 医療搬送
・1 広域医療搬送
・2 地域医療搬送
◆6 感染症対策
■1 災害時における感染症対策の重要性
■2 感染症サーベイランス
・1 災害時における感染症サーベイランス
・2 各フェーズにおける感染症対策
1 超急性期(発災直後~72時間)
2 急性期(~1週間)
3 亜急性期(~1カ月)
4 平時の備え
・3 感染症対策と対応の実際
1 病原体対策
2 感染経路対策
■3 感染症に関するリスクアセスメント
・コラム 「災害看護は看護の原点である」という言葉に支えられた日々
【6 災害初期から中長期における看護活動】
◆1 初動時(超急性期・急性期)における看護活動
■1 災害発生期:発災~数時間
■2 超急性期・急性期:発災後数時間~1週間
■3 亜急性期:発災後1週間~1カ月
■4 発災時における病棟での初動ポイント
・1 Command&Control:指揮命令・統制
・2 Safety:安全確保
・3 Communication:情報伝達
・4 Assessment:評価
◆2 医療救護所での看護活動
■1 医療救護所とは
・1 病院前医療救護所
・2 避難所医療救護所
・3 拠点医療救護所
・4 現場救護所
■2 現場救護所における看護師の役割
・1 携行医療資器材と準備
・2 現場救護所の設営
■3 現場救護所における看護活動の実際
・1 現場救護所でのマネジメント
・2 診療の補助
◆3 避難所での看護活動
■1 避難所の定義と課題
・1 避難所とは
・2 指定緊急避難場所と指定避難所
・3 福祉避難所
・4 指定避難所・福祉避難所の課題
■2 避難所における看護職者の役割
・1 避難所環境・衛生面の管理
1 トイレの管理
2 食事の管理
3 土足の管理
4 ペットの管理
5 要配慮者のスペースの管理
・2 健康面の管理
1 感染症の予防
2 室温,湿度の管理
3 生活不活発病の予防
4 メンタル面の管理
■3 避難所における看護活動の実際
・1 時間の変化に応じた支援
・2 避難所の成り立ちを踏まえる
■4 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と避難所
◆4 応急仮設住宅での看護活動
■1 応急仮設住宅
・1 応急仮設住宅の定義
・2 応急仮設住宅で暮らす人々の現状
■2 応急仮設住宅における看護職者の役割
・1 応急仮設住宅における支援の現状
・2 応急仮設住宅での看護職者の役割
■3 応急仮設住宅での看護の実際
◆5 自宅避難者に対する看護活動
■1 自宅避難者とは
■2 自宅避難者に必要な看護
・1 自宅(在宅)で生活する要援護者
・2 自宅療養(在宅療養)における医療機器,介護用品支援
・3 要援護者の情報の収集
■3 自宅避難者への看護の実際
◆6 復興期の看護活動
■1 復興期と災害公営住宅
■2 復興期に必要なケアと支援
・1 災害時の傷の快癒と心のケア
・2 閉じこもり防止とコミュニティーの形成
・3 生活環境の改善と健康づくり
■3 復興期における看護職者の役割
■4 災害公営住宅等における看護活動の実際
・コラム 鬼怒川水害~看護師として何ができるか~
・コラム 熊本豪雨における保健師に寄り添った避難所支援と在宅支援
・コラム 応急仮設住宅での24時間365日体制の支援活動
・コラム 住み慣れた家・地域での暮らしの喜び~仮設住宅での暮らしを経験して~
【7 被災者と支援者の心理の理解と援助】
◆1 被災者の心理の理解と援助
■1 災害とストレス
■2 被災者のストレスとストレス反応
■3 被災者への心理的援助(心理社会的支援)
◆2 遺族に必要な支援と看護
■1 遺族の心理的特徴と必要な支援
・1 災害遺族の対象喪失と悲嘆
・2 悲嘆反応
・3 悲嘆のプロセス
・4 サバイバーズギルト
・5 悲嘆と自殺
・6 遺族に必要な支援とは
■2 遺族への看護
・1 複雑性悲嘆
・2 グリーフケア
◆3 支援者の心理の理解と援助
■1 支援者の立場と役割
・1 自らも被災者で,支援活動は職務である
・2 自らも被災者だが,自発的に支援を行っている
・3 外部からの自発的支援である
・4 外部からの職務・命令による支援である
■2 支援者のストレス
・1 危機(トラウマ)的ストレス
・2 基礎的(生活)ストレス
・3 累積的ストレス
■3 支援者のストレス反応
・1 私にしかできない状態
・2 燃え尽き症候群(バーンアウト)
・3 被災者離れ困難症
・4 元に戻れない状態
■4 救援時期にみる医療者の心理
・1 災害発生直後(超急性期)
・2 発災後数日~1週間(急性期)
・3 発災後1週間~1カ月(亜急性期)
・4 1カ月~3年(復旧復興期)
■5 医療者のストレスマネジメント
・1 支援に行く前
・2 支援活動中
・3 支援活動後
・コラム 足湯ボランティア
【8】配慮を必要とする人への看護
◆1 支援を必要とする要配慮者
■1 要配慮者の定義
■2 災害時要援護者とは
■3 避難行動要支援者とは
◆2 高齢者に必要な支援と看護
■1 避難所での看護(急性期・亜急性期:発災~1カ月)
・1 高齢者の心理的特徴と看護
・2 高齢者の健康課題と看護
1 災害関連疾患
2 認知症
・3 高齢者の日常生活上の課題と看護
1 環境の整備
2 食生活
3 排泄
4 清潔
5 生活不活発病
■2 応急仮設住宅での看護(復旧復興期:1カ月~3年)
・1 心的外傷後ストレス障害(PTSD)と抑うつ
・2 閉じこもりと孤独死
◆3 障害者に必要な支援と看護
■1 知的障害者に必要な支援と看護
■2 発達障害者に必要な支援と看護
■3 身体障害者に必要な支援と看護
・1 視覚障害者に必要な支援と看護
・2 聴覚障害者に必要な支援と看護
・3 肢体不自由者に必要な支援と看護
◆4 継続的な治療が必要な人への支援と看護
■1 がん患者への支援と看護
・1 がん患者に必要な支援
・2 がん患者への看護
■2 糖尿病患者への支援と看護
・1 糖尿病患者に必要な支援
・2 糖尿病患者への看護
■3 腎機能に障害がある患者への支援と看護
・1 腎機能に障害がある患者に必要な支援
・2 腎機能に障害がある患者への看護
■4 高血圧症患者への支援と看護
・1 高血圧症患者に必要な支援
・2 高血圧症患者への看護
■5 循環器疾患患者への支援と看護
・1 循環器疾患患者に必要な支援
・2 循環器疾患患者への看護
■6 神経難病患者への支援と看護
・1 ALS患者に必要な支援
・2 ALS患者への看護
■7 呼吸機能に障害がある患者への支援と看護
・1 呼吸機能に障害がある患者に必要な支援
・2 呼吸機能に障害がある患者への看護
■8 肝機能に障害がある患者への支援と看護
・1 肝機能に障害がある患者に必要な支援
・2 肝機能に障害がある患者への看護
■9 ストーマ造設者に必要な支援と看護
・1 ストーマ造設者に必要な支援
・2 ストーマ造設者への看護
■10 免疫機能に障害がある患者への支援と看護
・1 免疫機能に障害がある患者に必要な支援
・2 免疫機能に障害がある患者への看護
■11 精神疾患患者への支援と看護
・1 精神疾患患者に必要な支援
・2 精神疾患患者への看護
◆5 医療処置が必要な人への支援と看護
■1 重症心身障害児・者に必要な支援と看護
■2 医療的ケア児に必要な支援と看護
■3 人工呼吸器装着者に必要な支援と看護
■4 在宅酸素療法中の患者に必要な支援と看護
■5 気管切開患者に必要な支援と看護
■6 吸引が必要な患者への支援と看護
■7 胃瘻・腸瘻の造設者に必要な支援と看護
■8 腹膜透析患者に必要な支援と看護
■9 オピオイド等の薬剤を使用している人に必要な支援と看護
■10 ポンプ類を使用している患者に必要な支援と看護
◆6 乳幼児および子どもに必要な支援と看護
■1 乳幼児に必要な支援
■2 乳幼児への看護
・1 乳児への看護
・2 幼児への看護
■3 子どもに必要な支援
■4 子どもへの看護
■5 親を亡くした子ども,親との関係に課題がある子どもへの看護
・1 親を亡くした子どもへの支援と看護
・2 児童虐待
・3 ドメスティックバイオレンス(DV)
◆7 妊産褥婦に必要な支援と看護
■1 妊産褥婦に必要な支援
■2 妊産褥婦への看護
・1 妊婦への看護
・2 産婦への看護
・3 褥婦への看護
◆8 外国人に必要な支援と看護
■1 外国人に必要な支援
・1 初期避難には「やさしい日本語」を
・2 文化・言葉に配慮した避難所生活
・3 正確な情報を母語で確認できる環境の構築
・4 安否確認と出国
・5 制度・行政の対応
・6 三つの壁に配慮したトリアージ・災害時医療支援
・7 心の支え
・8多言語化・多国籍化に対する備え
■2 外国人への看護
・1 良好なコミュニケーション
・2 文化に考慮した看護
・コラム 災害時における要配慮者トリアージへの取り組み
・コラム 人生の統合と災害・平成28年熊本地震の支援から
・コラム 災害とがん患者
・コラム 東日本大震災からの提言・そのとき何が起き,どう対処したか・
【9 防災・減災マネジメント】
◆1 防災・減災・レジリエンス
■1 防災の定義
■2 防災の新しい考え方:減災と危機管理
・1 減災とは
・2 危機管理とは
■3 リスクマネジメントとクライシスマネジメント
■4 災害復旧と災害復興
■5 復旧復興とレジリエンス
◆2 災害に備えた事業継続計画(BCP)
■1 事業継続計画(BCP)
・1 事業継続計画とは
・2 病院における事業継続計画の基本
・3 従来の災害対応マニュアルとBCPマニュアルの違い
■2 事業継続マネジメント:BCMとBCMS
・1 PDCAサイクルとBCM
・2 BCMS
■3 事業継続ガイドライン
◆3 災害時の組織体制
■1 病院における災害時の組織体制
・1 インシデントコマンドシステムの確立
・2 減災・防災計画の立案と災害対応マニュアルの作成
・3 教育・啓発活動(人的マネジメント)
・4 災害訓練
■2 地域における災害時の組織体制
・1 地域防災体制の構築
・2 地域防災人材の育成
・3 地区防災計画の実践
・トピックス 静穏期における災害看護活動「まちの減災ナース指導者」の養成
■3 学校における災害時の組織体制
・1 学校における防災についての三つの視点
・2 学校施設の整備
・3 学校防災マニュアルの策定
・コラム 災害を想定した病院看護部の備え
・コラム 『特別支援学校用災害シミュレーションパッケージ』の活用
・コラム 日ごろから減災を考える看護「まちの減災ナース指導者」の活動
【10 災害時の国際援助】
◆1 海外における災害看護
■1 グローバリゼーションと災害看護
・1 世界で広がる異常気象と感染症
・2 グローバリゼーションの利点と災害時の国際看護
・3 日本災害看護学会と世界災害看護学会
■2 異文化への配慮
■3 異文化理解能力と異文化間トレランス
・1 異文化理解能力
・2 異文化リテラシー
・3 異文化間トレランス
■4 カルチャーショック
◆2 国際協力活動
■1 国際活動組織
・1 国際機関による議論
1 国連防災世界会議
2 その他の会議
・2 世界保健機関(WHO)による災害対応
・3 日本の政府開発援助(ODA)
・4 国際緊急援助隊(JDR)
・5 NGO
■2 世界で期待される災害看護とは
・コラム 災害時のNGOによる国際援助
・コラム ネパール大地震の経験から
【11 災害看護教育と研究】
◆1 災害看護教育
■1 目標と学習内容
■2 災害看護専門看護師
◆2 災害看護研究
■1 災害看護研究の意義
・コラム 災害看護専門看護師教育課程における演習(教育教材作成)での学びから
【12 目に見えない災害への対応と課題】
◆1 放射線災害
■1 福島第一原子力発電所事故のいま
■2 もしまた起こったら:そのときどう備えるのか
◆2 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
■1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは
・1 感染経路
1 飛沫感染
2 エアロゾル感染
・2 潜伏期・感染可能期間
・3 臨床症状
・4 検査・診断
・5 治療
・6 重症化のリスク
・7 合併症
・8 後遺症
■2 医療現場
・1 医療機関における感染対策
・2 病棟におけるゾーニング
・3 医療従事者の感染防護
1 個人防護具(PPE)
2 マスク
3 手指衛生
4 環境消毒
5 免疫力の向上
■3 風評被害
■4 医療崩壊
■5 新型コロナワクチン
■6 新たな生活のありかた
・コラム 東日本大震災と福島第一原子力発電所事故
・コラム 日本で最初のCOVID-19軽症患者受け入れ宿泊施設
・学習参考文献
・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
・索引