発行 : 2024年1月
サイズ : B5判 224頁
ISBN-10 : 4-8404-8159-8
ISBN-13 : 978-4-8404-8159-5
商品コード : 308010135
在庫 : 在庫あり(申込可)
看護基礎教育テキスト 改訂
ナーシング・グラフィカ
成人看護学(5):リハビリテーション看護 第5版
発行 : 2024年1月
サイズ : B5判 224頁
ISBN-10 : 4-8404-8159-8
ISBN-13 : 978-4-8404-8159-5
商品コード : 308010135
在庫 : 在庫あり(申込可)
●構成要素などの基礎知識から、心身機能・身体構造の具体的なアセスメント方法、事例での活用方法と、段階的に国際生活機能分類(ICF)が学べます。
●急性期から生活期まで、各期の目的・特徴、チームアプローチ、倫理的課題、法律・サービスなど看護に必要な知識を解説。患者から療養者・生活者まで寄り添い援助する力を培います。
●超高齢社会や在宅医療推進を踏まえ、予防的リハビリテーション、ADL 拡大や健康維持のための支援など、生活者が生活者であり続けるという視点が充実しています。
●リハビリテーションに関わる職種を紹介。チームにおける各職種のアプローチ方法や看護の役割が学べます。
● ICF の枠組みを用いたアセスメントから、課題の抽出、援助計画、評価まで問題解決型思考・目標指向型思考で解説。考え方の道筋が理解できます。
●「心筋梗塞」「脊髄損傷」「慢性閉塞性肺疾患」「高次脳機能障害」などさまざまな事例を紹介。ICFを活用した情報の整理・アセスメント、看護の実施、評価の流れが具体的にイメージできます。
3,520 円(税込)
目次
【ARコンテンツ】
●関節可動域訓練(ROM訓練)〈動画〉
●嚥下リハビリテーション〈動画〉
●セルフケア再獲得モデル〈動画〉
●脳梗塞患者の看護(失語症)〈動画〉
●ALS患者からのメッセージ〈動画〉
●福祉機器の一例〈動画〉
●歩行補助具〈動画〉
●依存による自立〈動画〉
●右麻痺患者のADL支援(ベッドから車椅子への移乗)〈動画〉
●日常生活自立支援事業〈動画〉
●呼吸と横隔膜〈アニメーション〉
●心臓〈3D人体映像〉
●呼吸と嚥下〈アニメーション〉
●摂食嚥下障害のスクリーニングテスト〈動画〉
●腎臓の働きと腎不全に関する基礎知識〈動画〉
●移動に関わる機能のアセスメント〈動画〉
●生活内容・健康状態のアセスメント〈動画〉
●問題解決型思考と目標指向型思考〈アニメーション〉
●右麻痺患者のADL支援(更衣)〈動画〉
●脊髄(頸髄)損傷患者の 更衣〈動画〉
●嚥下障害(嚥下造影検査;VF)〈動画〉
●摂食困難なときの食事〈動画〉
●脳卒中急性期にある人の看護〈動画〉
●脳卒中回復期にある人の看護〈動画〉
●脳卒中家庭復帰期にある人の看護〈動画〉
・はじめに
・本書の特徴
第1部 リハビリテーション看護の概論
【1 リハビリテーション看護とは】
◆1 リハビリテーションとは何か
■1 リハビリテーションの歴史
・1 リハビリテーションという言葉の成り立ち
・2 中世におけるリハビリテーション
・3 近代におけるリハビリテーション
・4 現在のリハビリテーション
■2 リハビリテーションの定義と考え方
■3 リハビリテーションを必要とする人とは
■4 リハビリテーションの目的
◆2 リハビリテーションの側面
■1 医学的リハビリテーション
・1 予防(的)リハビリテーション
・2 急性期リハビリテーション
・3 回復期リハビリテーション
・4 生活期(維持期)リハビリテーション
・5 終末期リハビリテーション
■2 社会(的)リハビリテーション
・1 社会リハビリテーションの定義
・2 社会リハビリテーションの内容
■3 教育(的)リハビリテーション
・1 教育リハビリテーションの定義
・2 教育リハビリテーションの歴史
・3 特別支援学校と特別支援学級・通級
■4 職業(的)リハビリテーション
・1 職業リハビリテーションの定義
・2 職業リハビリテーションの対象と内容
■5 リハビリテーション工学
■6 総合リハビリテーション
◆3 リハビリテーション看護とは
■1 リハビリテーション看護の専門性と役割
・1 いのちを守る
・2 からだとこころを整える
・3 生活を再構築する
・4 暮らしを支える
■2 リハビリテーション看護の専門的能力
・1 最善の健康と暮らしを支えるための看護実践能力
・2 多職種協働リーダーシップ力
・3 倫理的配慮と人中心のケアを行う実践力
・4 エビデンスをつくり,活用し,広めるための研究と変革の力
■3 リハビリテーション看護の発展
・1 リハビリテーション看護の始まり(1940年代)
・2 日本におけるリハビリテーション看護の始まり(1950年代)
・3 リハビリテーションの対象となる人・時期の変化(1960年代)
・4 リハビリテーション看護の専門性に対する議論(1980年代)
・5 終末期患者へのリハビリテーション看護(2000年代)
・6 災害時におけるリハビリテーション看護
・7 脳科学の発展に伴うリハビリテーション看護
・8 リハビリテーション看護の現在
◆4 時期および目的からみたリハビリテーション看護
■1 予防的リハビリテーションにおける看護
・1 予防的リハビリテーションの目的
・2 予防的リハビリテーションの特徴と看護
■2 急性期リハビリテーションにおける看護
・1 急性期リハビリテーションの目的
・2 急性期リハビリテーションの特徴と看護
■3 回復期リハビリテーションにおける看護
・1 回復期リハビリテーションの目的
・2 回復期リハビリテーションの特徴と看護
■4 生活期(維持期)リハビリテーションにおける看護
・1 生活期リハビリテーションの目的
・2 生活期リハビリテーションの特徴と看護
■5 終末期(ターミナル期)リハビリテーションにおける看護
・1 終末期リハビリテーションの目的
・2 終末期リハビリテーションの特徴と看護
◆5 リハビリテーションに用いられる主要な概念
■1 QOL:quality of life
・1 VASによる主観的満足度
・2 健康関連QOL(SF-36(R))
・3 疾患の影響プロフィール(SIP)
・4 改訂PGCモラール・スケール
■2 ノーマライゼーション
・1 ノーマライゼーションの定義
・2 バリアフリーとユニバーサルデザイン
・3 共生社会,ダイバーシティ(多様性)
■3 国際生活機能分類(ICF)
・1 ICFと構成要素
■4 ADL:activities of daily living
■5 アダプテーション(適応)
・1 障害受容の概念
・2 障害受容の考え方
■6 セルフケア
・1 自立
・2 自律
・3 ICFにおけるセルフケア
・4 NANDA看護診断におけるセルフケア
・5 オレムのセルフケア理論/セルフケア不足理論
第2部 リハビリテーションにおける看護の役割と援助
【2 チームアプローチと看護師の役割】
◆1 リハビリテーション関連職種によるチームアプローチ
■1 チームアプローチとは
・1 チームアプローチとは何か
・2 リハビリテーション医療に携わる主な専門職種
■2 チームアプローチの種類
・1 マルチディシプリナリー・モデル(multidisciplinary model;多職種モデル)
・2 インターディシプリナリー・モデル(interdisciplinary model;相互関係モデル)
・3 トランスディシプリナリー・モデル(transdisciplinary model;相互乗り入れモデル)
■3 リハビリテーション関連職種によるチームアプローチ
◆2 チームアプローチに必要な要件
■1 チームづくり(チーミング)
・1 リハビリテーションにおけるチームの特徴
・2 リハビリテーションにおけるチーミング
■2 情報の共有
・1 チームにおける情報共有の特徴
・2 リハビリテーションの移行期における情報共有
■3 目標の設定と評価
・1 目標の設定
・2 評価
■4 活動の可視化
◆3 チームにおける看護師の役割
■1 チームのキーパーソンとしての看護師の役割
■2 チームにおける高度実践看護師(APN)の役割
【3 生活の再構築に向けた援助(支援)】
◆1 生活の再構築とは
■1 障害とともに生きること
・1 障害との向き合い方
・2 障害とともに生きる・生活するには
■2 生活を再び構築する(生活の再構築)
■3 生活の再構築に必要な能力
・1 身体機能面の能力
・2 心理機能面の能力
・3 社会機能面の能力
◆2 生活の再構築のための支援
■1 活動・参加促進に向けたADL支援
・1 安全・安楽の確保
・2 代償機能の活用
・3 居住環境の整備
■2 社会生活の適応に向けた心理的支援
・1 受障後の心理社会的反応
2 受障に対する社会の見方
3 障害を克服することの意味
4 主体性を尊重し生きる力を支える
■3 健康維持のための支援
・1 再発・合併症の予防
・2 学習支援
■4 家族への援助
・1 障害に対する家族の心理社会的反応
・2 家族の支援能力
・3 家族状況のアセスメントと支援方法
・4 家族支援のプロセス
【4 リハビリテーションに必要な臨床倫理】
◆1 リハビリテーション領域における倫理的課題と対応
■1 リハビリテーションにおける倫理
■2 リハビリテーションにおける倫理的課題
・1 それぞれの立場で考える倫理的課題
・2 急性期リハビリテーションにおける倫理的課題
・3 回復期リハビリテーションにおける倫理的課題
・4 生活期リハビリテーションにおける倫理的課題
・5 生涯にわたって生じる倫理的課題への支援
■3 倫理的課題への対応
【5 地域で暮らすことを支える法律やサービス】
◆1 障害者とは
■1 障害者の定義
■2 障害者数の変化
◆2 障害者の権利
■1 障害者の権利に影響する施策の変遷
■2 障害者のアドボカシー
■3 障害者の権利を守るには:障害者の権利擁護
◆3 障害者を支える法律
■1 社会保障のしくみ
■2 自立と社会参加に向けて
◆4 障害者を支えるサービス
■1 障害者手帳の取得:サービス利用前に
■2 障害者自立支援法から障害者総合支援法へ
・1 障害者総合支援法の基本理念
・2 サービスの概要
・3 その他のサービス
【6 ICFの枠組みを用いた対象理解と援助】
◆1 アセスメントの枠組み
■1 心身機能と身体構造
・1 心身機能・身体構造の分類
・2 心身機能・身体構造のアセスメント
■2 活動
・1 学習と知識の応用
・2 一般的な課題と要求
・3 コミュニケーション
・4 運動・移動
・5 セルフケア
・6 家庭生活
・7 対人関係
・8 主要な生活領域
・9 コミュニティライフ・社会生活・市民生活
■3 参加
■4 背景因子
・1 環境因子
・2 個人因子
◆2 問題・課題の抽出から援助と評価
■1 問題・課題の抽出
・1 問題解決型思考を用いての展開
・2 目標指向型思考による展開
■2 援助計画の立案と実施
・1 期待する成果(outcome)の設定
・2 介入計画の立案
・3 実施
■3 援助の評価
■4 多職種協働による援助
第3部 事例で見るリハビリテーション看護
【7 事例で学ぶICFの枠組みを用いた看護の展開】
◆1 急性心筋梗塞患者の急性期リハビリテーション
■1 アセスメント
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
■2 介入計画
■3 看護の実際
■4 事例からの学び
◆2 脊髄損傷患者の回復期リハビリテーション
■1 アセスメント
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
■2 介入計画
■3 看護の実際
■4 事例からの学び
◆3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の生活期(維持期)リハビリテーション
■1 アセスメント
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
■2 介入計画
■3 看護の実際
■4 事例からの学び
◆4 高次脳機能障害患者の生活期(維持期)リハビリテーション
■1 アセスメント
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
■2 介入計画
■3 看護の実際
■4 事例からの学び
・1 高次脳機能障害の特徴
・2 退院後の生活における課題
・3 高次脳機能障害への理解
◆5 がん患者の終末期(ターミナル期)リハビリテーション
■1 アセスメント
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
■2 介入計画
■3 看護の実際
■4 事例からの学び
◆6 脳血管疾患患者の急性期から回復期・生活期リハビリテーション
■1 はじめに
・1 急性期
・2 回復期
・3 生活期
■2 事例紹介
■3 急性期:入院1日目のケア
・1 情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
・3 介入計画
・4 看護の実際・評価
■4 急性期:入院2日目以降のケア
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
・3 介入計画
・4 看護の実際・評価
■5 急性期:入院後1週間以降のケア
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
・3 介入計画
・4 看護の実際・評価
■6 回復期におけるケア
・1 ICFの枠組みを用いた情報の整理とアセスメント
・2 看護問題
・3 介入計画
・4 看護の実際・評価
■7 退院後のFさんの状況(生活期)
■8 事例からの学び/まとめ
・1 急性期
・2 回復期・生活期
・資料 身体障害者障害程度等級表
・年表A リハビリテーションとリハビリテーション看護の歴史
・年表B 障害者の権利に関する変遷
・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
・索引