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発行 : 2022年1月
サイズ : B5判 272頁
ISBN-10 : 4-8404-7529-6
ISBN-13 : 978-4-8404-7529-7
商品コード : 308010073
在庫 : 在庫あり(申込可)
看護基礎教育テキスト
ナーシング・グラフィカ
成人看護学(3):セルフマネジメント 第4版
発行 : 2022年1月
サイズ : B5判 272頁
ISBN-10 : 4-8404-7529-6
ISBN-13 : 978-4-8404-7529-7
商品コード : 308010073
在庫 : 在庫あり(申込可)
●慢性病を抱えた人が依存的な存在ではなく、自立した存在としてセルフマネジメントしていくための支援方法を学びます。
●概念図に沿って、患者が身に付ける三つの能力、「シンプトン・マネジメント」「サイン・マネジメント」「ストレス・マネジメント」を学びます。
●「患者力」をうまく引き出すために必要な「対象理解」「援助方法」「評価方法」をイラストを用いて解説します。
●糖尿病、腎不全、COPD、肝硬変、乳癌、慢性心不全、エイズ、ALS、死が近づいた人の事例を通して、実際の支援方法を会話形式で解説します。
●病態の解説では図表を多く用い、ARコンテンツと連動させて理解を深めることができます。
3,300 円(税込)
目次
<ARコンテンツ>
「メディカAR」の使い方はp.2をご覧ください.
● 町をあげての健康教育〈動画〉
● セルフマネジメントのための主要概念(自己効力感)〈動画〉
● 患者のための図書館〈動画〉
● 医学モデルとエンパワメントモデル〈動画〉
● 事例で考える病みの軌跡〈動画〉
● 内分泌系〈3D人体映像〉
● 濾過と再吸収のしくみ〈アニメーション〉
● 透析患者の一例〈動画〉
● 消化器系〈3D人体映像〉
● 心臓〈3D人体映像〉
● 刺激伝導系〈アニメーション〉
● エイズの理解〈動画〉
● ALS患者からのメッセージ〈動画〉
・はじめに
・本書の特徴
<第1部 セルフマネジメントとは:セルフマネジメントを支える諸理論>
【1】セルフマネジメントとは
◆1 なぜセルフマネジメントなのか
1 慢性病をもつ人を表す言葉
2 慢性病をもつクライアントの看護の目標
3「指導型」の教育から「学習援助型」の教育へ
■1 医学モデル
■2 公衆衛生モデル
■3 セルフマネジメントモデル
4 「指導型」と「学習援助型」の考え方
■1 指導型の教育
■2 学習援助型の教育
◆2 セルフマネジメント支援の構成要素
1 セルフマネジメントと社会的背景
2 セルフマネジメントの必要性の高まり
3 知識と技術の提供
■1 クライアントに必要な知識と技術
■2 パートナーシップ
■3 三つのマネジメント
4 クライアントの自信の形成(自己効力の向上)への援助
5 QOL(Quality of Life)向上への援助
◆3 セルフマネジメントのための主要概念
1 問題解決
2 意思決定
3 自己効力感
◆4 セルフマネジメントにおける看護職の主要な責任
◆5 セルフマネジメントの援助で障害になること
1 専門家の「聴く力」の不足
2 クライアントに相談しないで一方的に問題解決を図ろうとする専門家の態度
3 専門的な知識・技術の不足
4 おまかせ主義で自己主張しない日本のクライアント傾向
◆6 セルフマネジメントの援助で必要とされる看護職の能力
【2】セルフマネジメントのための対象理解
◆1 本人と病気の位置関係モデル
1 本人と病気の位置関係の四つのタイプ
■1 Ⅰタイプ
■2 Ⅱタイプ
■3 Ⅲタイプ
■4 Ⅳタイプ
2 関わりの方向性
■1 本人の力を高める
■2 病気を弱める
■3 病識を高める
◆2 コンプライアンスとアドヒアランス,コンコーダンス
1 コンプライアンス(compliance)
2 アドヒアランス(adherence)
■1 アドヒアランスの障害
3 コンコーダンス(concordance)
◆3 健康信念モデル
1 健康信念モデルとは
2 よい保健行動をとるための条件
■1 対象となる疾病や合併症に対する「危機感」をもつこと
■2 健康によいとされる保健行動をとることの「利益を障害より大きく感じている」こと
■3 行動のきっかけ
【3-1】成人教育学
◆1 成人教育学の基本的な考え方
◆2 成人教育の特徴
1 学習者の意思の取り入れ
2 学習者の経験の活用
3 レディネスに応じた教育方法・内容の選定
4 段階的学習プログラム
5 学習への内的動機づけ
6 学習者自身の気づきの支援
◆3 成人教育者の教育能力の向上
【3-2】エンパワメントモデル
◆1 エンパワメントとパワレスネス
◆2 日本におけるエンパワメントの歴史的経緯
◆3 エンパワメントのアプローチ
1 多様なアプローチ方法
■1 エンパワメント教育
■2 エンパワメントの連続的モデル
■3 エンパワメントの援助モデル
■4 エンパワメントカウンセリングモデル
■5 その他のモデル
2 エンパワメントアプローチにおけるステップと支援者の役割
【3-3】自己効力理論
◆1 効力予期と結果予期
1 効力予期
2 結果予期
■1 結果予期の下位概念
■2 「状況-結果予期」と「行動-結果予期」
3 効力予期と結果予期の高低による4パターン
■1 パターンⅠ:結果予期と効力予期ともに高くもっている
■2 パターンⅡ:結果予期は高くもっているが効力予期が低い
■3 パターンⅢ:結果予期は低いが効力予期を高くもっている
■4 パターンⅣ:結果予期も効力予期も低い
◆2 自己効力を高める四つの情報源
1 遂行行動の達成
2 代理的経験
3 言語的説得
4 生理的・情動的状態
◆3 指導者の自己効力
1 指導者の自己効力とは
■1 教師効力
■2 実習教育に対する教師効力に影響する要因
2 指導者の自己効力を高める
3 4つの情報源を通じて指導者の自己効力を高める具体的な方法
■1 遂行行動の達成
■2 代理的経験
■3 言語的説得
■4 生理的・情動的状態
【3-4】コミュニケーション理論
◆1 コミュニケーションとは
◆2 コミュニケーションの形態
1 個のコミュニケーションとマス(集団)コミュニケーション
2 言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
■1 言語コミュニケーション
■2 非言語コミュニケーション
3 知的コミュニケーションと行動的コミュニケーション
◆3 コミュニケーションの方法
1 メッセージを送る
■1 動機と内容
■2 伝達経路
■3 受け手の力
2 メッセージを受ける
<第2部 セルフマネジメントを推進する看護方法:セルフマネジメントの過程>
【4】対象理解
◆1 援助者としての役割の明確化
1 自己紹介・役割確認
2 パートナーシップの形成
◆2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
1 クライアントの経験を聴く
2 クライアントをエンパワーする聴き方
■1 問題点を探る(過去)
■2 感情とその意味を明確にする(現在)
■3 計画を立てる(未来)
■4 行動への決意(未来)
3 セルフマネジメント支援に必要な情報とは何か
4 推測力を働かせる(追体験)ことと確認することの重要性
【5】援助方法
◆1 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
◆2 共同目標の設定
◆3 アクションプラン設定の援助
1 知識/認識
2 環境
3 社会
4 行動
◆4 シンプトン・マネジメント
◆5 サイン・マネジメント
◆6 ストレス・マネジメント
【6】評価のしかた
◆1 評価の時期
◆2 目標と行動の両方を評価する
◆3 次の計画につなげる評価
<第3部 セルフマネジメントを目指す看護の実際>
【7】糖尿病とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 糖尿病に関する知識
1 糖尿病とは
■1 1型糖尿病
■2 2型糖尿病
■3 その他の特定の機序,疾患によるもの
■4 妊娠糖尿病
2 糖尿病の診断基準
3 糖尿病の検査
4 糖尿病の治療
■1 食事療法
■2 運動療法
■3 薬物療法
■4 インスリン注射
5 血糖自己測定
6 糖尿病の症状
7 糖尿病に特有な合併症の種類と疫学
◆2 糖尿病をもつクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【8】腎不全とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 腎臓と腎不全に関する知識を深める
1 腎臓と腎不全
2 自分の身体変化の徴候や症状について知り,対処できるようにする
3 検査についての知識を深め,協力できるようにする
4 透析療法,腎移植の知識を深め,治療選択ができるようにする
■1 血液透析と腹膜透析のセルフマネジメント
■2 腎移植とセルフマネジメント
5 食事や活動に関する知識を深め,セルフケアできるようにする
■1 食事
■2 活動
■3 清潔
6 自分のセルフケアについてのアクションプランを立てる
◆2 腎不全のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
■1 クライアントの経験を重視する
■2 エンパワーするための聴き方
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 アクションプランの実施
■1 第1段階(知識確認)と第2段階(困難時の明確化と解決意義の確認)
■2 第3段階(共同目標の設定)と第4段階(自己効力感の確認)
5 援助とその評価
【9】慢性呼吸不全とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 呼吸不全とはどのような状態か
1 呼吸不全の定義と診断基準
2 呼吸不全の発生機序と原因
3 長期(在宅)酸素療法
◆2 慢性呼吸不全(慢性閉塞性肺疾患:COPD)をもつ人への一般的対応
1 酸素機器に関するマネジメント
2 気道感染の予防:痰を効果的に喀出するためのマネジメント
3 パニック時の安楽な体位と呼吸法
4 薬物療法に関するマネジメント
5 息切れの少ない生活のためのマネジメント
◆3 呼吸不全のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【10】肝硬変とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 肝硬変とはどのような状態か
1 肝臓と肝硬変
■1 肝臓
■2 肝臓の機能
■3 肝硬変
2 肝硬変の分類
■1 原因による分類
■2 機能的分類
◆2 肝硬変をもつ人の一般的なマネジメント
1 日々の生活のなかでのマネジメント(代償期)
2 さまざまな症状による苦痛を軽減するためのマネジメント(非代償期)
3 検査への不安に対するマネジメント
4 経過が長く寛解と増悪を繰り返すことの不安に対するマネジメント
◆3 肝硬変のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【11】がんとともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 がん患者の痛みとはどういうものか
1 がん患者がマネジメントを必要とする理由
2 がんの痛みの原因と特徴
3 痛みの感じ方に影響を与える因子
◆2 がんの痛みのあるクライアントに必要なマネジメント
1 薬剤による疼痛コントロール
2 痛みのアセスメント
3 痛みを緩和する,痛みを増強させないマネジメント
4 モルヒネの副作用のマネジメント
◆3 化学療法・放射線療法時の看護
1 化学療法時の看護
■1 化学療法とは
■2 化学療法の特徴
■3 外来化学療法を受ける患者への援助
2 放射線療法時の看護
■1 放射線療法とは
■2 放射線療法の目的
■3 放射線療法の利点
■4 放射線療法の方法
■5 放射線照射時の観察と看護
◆4 乳癌のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 シンプトン・マネジメントとサイン・マネジメント
6 ストレス・マネジメント
7 アクションプラン設定の援助
8 評価のしかた
【12】慢性心不全とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 慢性心不全とはどのような状態か
1 慢性心不全の病態
2 慢性心不全の増悪因子
■1 生活習慣に潜む慢性心不全のリスクファクター
■2 生活習慣病による慢性心不全への影響
◆2 慢性心不全をもつ人に必要とされるマネジメント
1 包括的心臓リハビリテーションによるマネジメント
2 リスクファクターを減らしていくライフスタイルへのマネジメント
■1 脂質異常症
■2 糖尿病
■3 高血圧
■4 肥満
■5 喫煙
■6 アルコール
3 メンタルヘルスマネジメント
4 服薬アドヒアランスを向上させるためのマネジメント
5 ペースメーカーを挿入したときのマネジメント
6 受療行動に結びつけるためのマネジメント
7 緊急時の対応マネジメント
◆3 慢性心不全のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【13】エイズとともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 エイズ(AIDS)の理解
◆2 HIV感染症ならびにエイズとともに生きる人々の看護とセルフマネジメント
1 服薬療法に関するマネジメント
■1 服薬アドヒアランスの重要性
■2 服薬アドヒアランスに関する要因
2 HIV-HCV重複感染者へのマネジメント
3 HIV感染者の環境へのサポート
◆3 エイズのクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 評価のしかた
【14】難病とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 筋萎縮性側索硬化症に関する知識
1 筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは
■1 疫学的特徴
■2 ALSの原因
2 ALSの診断と検査
■1 ALSの診断
■2 ALSの検査
3 ALSの臨床症状
■1 筋萎縮と筋力低下の進行様式
■2 構音障害
■3 嚥下障害
■4 呼吸障害
■5 陰性徴候
◆2 筋萎縮性側索硬化症をもつ人への一般的対応
1 病気を伝える際のマネジメント
2 薬物療法に関するマネジメント
3 運動機能障害と構音障害に対するマネジメント
4 嚥下障害に対するマネジメント
5 呼吸障害へのマネジメント
■1 呼吸リハビリテーション
■2 NPPVとTPPVの適応
◆3 筋萎縮性側索硬化症のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【15】死が近づいた人のセルフマネジメント支援
◆1 終末期とはどのような時期か
◆2「緩和ケア」「エンドオブライフケア」とはどのようなことか
◆3 スピリチュアルペイン(spiritual pain)
1 用語の理解
2 終末期の看護観
◆4 セルフマネジメントに沿った看護
1 終末期の人の「意味への意志」の充足に向けた援助
■1 フランクルによるロゴセラピー
■2 実存的態度転換
2 ケアにおける「専心」と「もとに-在ること」
■1 「専心」
■2 「もとに-在ること」
3 事例:終末期の人の「人格の尊重」
◆5 「いのち」「生」の意味
● 臓器移植法
● COPDの認知率を80%に
● 虚血性心疾患治療薬の使用方法と効果
・看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
・索引
「メディカAR」の使い方はp.2をご覧ください.
● 町をあげての健康教育〈動画〉
● セルフマネジメントのための主要概念(自己効力感)〈動画〉
● 患者のための図書館〈動画〉
● 医学モデルとエンパワメントモデル〈動画〉
● 事例で考える病みの軌跡〈動画〉
● 内分泌系〈3D人体映像〉
● 濾過と再吸収のしくみ〈アニメーション〉
● 透析患者の一例〈動画〉
● 消化器系〈3D人体映像〉
● 心臓〈3D人体映像〉
● 刺激伝導系〈アニメーション〉
● エイズの理解〈動画〉
● ALS患者からのメッセージ〈動画〉
・はじめに
・本書の特徴
<第1部 セルフマネジメントとは:セルフマネジメントを支える諸理論>
【1】セルフマネジメントとは
◆1 なぜセルフマネジメントなのか
1 慢性病をもつ人を表す言葉
2 慢性病をもつクライアントの看護の目標
3「指導型」の教育から「学習援助型」の教育へ
■1 医学モデル
■2 公衆衛生モデル
■3 セルフマネジメントモデル
4 「指導型」と「学習援助型」の考え方
■1 指導型の教育
■2 学習援助型の教育
◆2 セルフマネジメント支援の構成要素
1 セルフマネジメントと社会的背景
2 セルフマネジメントの必要性の高まり
3 知識と技術の提供
■1 クライアントに必要な知識と技術
■2 パートナーシップ
■3 三つのマネジメント
4 クライアントの自信の形成(自己効力の向上)への援助
5 QOL(Quality of Life)向上への援助
◆3 セルフマネジメントのための主要概念
1 問題解決
2 意思決定
3 自己効力感
◆4 セルフマネジメントにおける看護職の主要な責任
◆5 セルフマネジメントの援助で障害になること
1 専門家の「聴く力」の不足
2 クライアントに相談しないで一方的に問題解決を図ろうとする専門家の態度
3 専門的な知識・技術の不足
4 おまかせ主義で自己主張しない日本のクライアント傾向
◆6 セルフマネジメントの援助で必要とされる看護職の能力
【2】セルフマネジメントのための対象理解
◆1 本人と病気の位置関係モデル
1 本人と病気の位置関係の四つのタイプ
■1 Ⅰタイプ
■2 Ⅱタイプ
■3 Ⅲタイプ
■4 Ⅳタイプ
2 関わりの方向性
■1 本人の力を高める
■2 病気を弱める
■3 病識を高める
◆2 コンプライアンスとアドヒアランス,コンコーダンス
1 コンプライアンス(compliance)
2 アドヒアランス(adherence)
■1 アドヒアランスの障害
3 コンコーダンス(concordance)
◆3 健康信念モデル
1 健康信念モデルとは
2 よい保健行動をとるための条件
■1 対象となる疾病や合併症に対する「危機感」をもつこと
■2 健康によいとされる保健行動をとることの「利益を障害より大きく感じている」こと
■3 行動のきっかけ
【3-1】成人教育学
◆1 成人教育学の基本的な考え方
◆2 成人教育の特徴
1 学習者の意思の取り入れ
2 学習者の経験の活用
3 レディネスに応じた教育方法・内容の選定
4 段階的学習プログラム
5 学習への内的動機づけ
6 学習者自身の気づきの支援
◆3 成人教育者の教育能力の向上
【3-2】エンパワメントモデル
◆1 エンパワメントとパワレスネス
◆2 日本におけるエンパワメントの歴史的経緯
◆3 エンパワメントのアプローチ
1 多様なアプローチ方法
■1 エンパワメント教育
■2 エンパワメントの連続的モデル
■3 エンパワメントの援助モデル
■4 エンパワメントカウンセリングモデル
■5 その他のモデル
2 エンパワメントアプローチにおけるステップと支援者の役割
【3-3】自己効力理論
◆1 効力予期と結果予期
1 効力予期
2 結果予期
■1 結果予期の下位概念
■2 「状況-結果予期」と「行動-結果予期」
3 効力予期と結果予期の高低による4パターン
■1 パターンⅠ:結果予期と効力予期ともに高くもっている
■2 パターンⅡ:結果予期は高くもっているが効力予期が低い
■3 パターンⅢ:結果予期は低いが効力予期を高くもっている
■4 パターンⅣ:結果予期も効力予期も低い
◆2 自己効力を高める四つの情報源
1 遂行行動の達成
2 代理的経験
3 言語的説得
4 生理的・情動的状態
◆3 指導者の自己効力
1 指導者の自己効力とは
■1 教師効力
■2 実習教育に対する教師効力に影響する要因
2 指導者の自己効力を高める
3 4つの情報源を通じて指導者の自己効力を高める具体的な方法
■1 遂行行動の達成
■2 代理的経験
■3 言語的説得
■4 生理的・情動的状態
【3-4】コミュニケーション理論
◆1 コミュニケーションとは
◆2 コミュニケーションの形態
1 個のコミュニケーションとマス(集団)コミュニケーション
2 言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
■1 言語コミュニケーション
■2 非言語コミュニケーション
3 知的コミュニケーションと行動的コミュニケーション
◆3 コミュニケーションの方法
1 メッセージを送る
■1 動機と内容
■2 伝達経路
■3 受け手の力
2 メッセージを受ける
<第2部 セルフマネジメントを推進する看護方法:セルフマネジメントの過程>
【4】対象理解
◆1 援助者としての役割の明確化
1 自己紹介・役割確認
2 パートナーシップの形成
◆2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
1 クライアントの経験を聴く
2 クライアントをエンパワーする聴き方
■1 問題点を探る(過去)
■2 感情とその意味を明確にする(現在)
■3 計画を立てる(未来)
■4 行動への決意(未来)
3 セルフマネジメント支援に必要な情報とは何か
4 推測力を働かせる(追体験)ことと確認することの重要性
【5】援助方法
◆1 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
◆2 共同目標の設定
◆3 アクションプラン設定の援助
1 知識/認識
2 環境
3 社会
4 行動
◆4 シンプトン・マネジメント
◆5 サイン・マネジメント
◆6 ストレス・マネジメント
【6】評価のしかた
◆1 評価の時期
◆2 目標と行動の両方を評価する
◆3 次の計画につなげる評価
<第3部 セルフマネジメントを目指す看護の実際>
【7】糖尿病とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 糖尿病に関する知識
1 糖尿病とは
■1 1型糖尿病
■2 2型糖尿病
■3 その他の特定の機序,疾患によるもの
■4 妊娠糖尿病
2 糖尿病の診断基準
3 糖尿病の検査
4 糖尿病の治療
■1 食事療法
■2 運動療法
■3 薬物療法
■4 インスリン注射
5 血糖自己測定
6 糖尿病の症状
7 糖尿病に特有な合併症の種類と疫学
◆2 糖尿病をもつクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【8】腎不全とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 腎臓と腎不全に関する知識を深める
1 腎臓と腎不全
2 自分の身体変化の徴候や症状について知り,対処できるようにする
3 検査についての知識を深め,協力できるようにする
4 透析療法,腎移植の知識を深め,治療選択ができるようにする
■1 血液透析と腹膜透析のセルフマネジメント
■2 腎移植とセルフマネジメント
5 食事や活動に関する知識を深め,セルフケアできるようにする
■1 食事
■2 活動
■3 清潔
6 自分のセルフケアについてのアクションプランを立てる
◆2 腎不全のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
■1 クライアントの経験を重視する
■2 エンパワーするための聴き方
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 アクションプランの実施
■1 第1段階(知識確認)と第2段階(困難時の明確化と解決意義の確認)
■2 第3段階(共同目標の設定)と第4段階(自己効力感の確認)
5 援助とその評価
【9】慢性呼吸不全とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 呼吸不全とはどのような状態か
1 呼吸不全の定義と診断基準
2 呼吸不全の発生機序と原因
3 長期(在宅)酸素療法
◆2 慢性呼吸不全(慢性閉塞性肺疾患:COPD)をもつ人への一般的対応
1 酸素機器に関するマネジメント
2 気道感染の予防:痰を効果的に喀出するためのマネジメント
3 パニック時の安楽な体位と呼吸法
4 薬物療法に関するマネジメント
5 息切れの少ない生活のためのマネジメント
◆3 呼吸不全のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【10】肝硬変とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 肝硬変とはどのような状態か
1 肝臓と肝硬変
■1 肝臓
■2 肝臓の機能
■3 肝硬変
2 肝硬変の分類
■1 原因による分類
■2 機能的分類
◆2 肝硬変をもつ人の一般的なマネジメント
1 日々の生活のなかでのマネジメント(代償期)
2 さまざまな症状による苦痛を軽減するためのマネジメント(非代償期)
3 検査への不安に対するマネジメント
4 経過が長く寛解と増悪を繰り返すことの不安に対するマネジメント
◆3 肝硬変のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【11】がんとともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 がん患者の痛みとはどういうものか
1 がん患者がマネジメントを必要とする理由
2 がんの痛みの原因と特徴
3 痛みの感じ方に影響を与える因子
◆2 がんの痛みのあるクライアントに必要なマネジメント
1 薬剤による疼痛コントロール
2 痛みのアセスメント
3 痛みを緩和する,痛みを増強させないマネジメント
4 モルヒネの副作用のマネジメント
◆3 化学療法・放射線療法時の看護
1 化学療法時の看護
■1 化学療法とは
■2 化学療法の特徴
■3 外来化学療法を受ける患者への援助
2 放射線療法時の看護
■1 放射線療法とは
■2 放射線療法の目的
■3 放射線療法の利点
■4 放射線療法の方法
■5 放射線照射時の観察と看護
◆4 乳癌のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 シンプトン・マネジメントとサイン・マネジメント
6 ストレス・マネジメント
7 アクションプラン設定の援助
8 評価のしかた
【12】慢性心不全とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 慢性心不全とはどのような状態か
1 慢性心不全の病態
2 慢性心不全の増悪因子
■1 生活習慣に潜む慢性心不全のリスクファクター
■2 生活習慣病による慢性心不全への影響
◆2 慢性心不全をもつ人に必要とされるマネジメント
1 包括的心臓リハビリテーションによるマネジメント
2 リスクファクターを減らしていくライフスタイルへのマネジメント
■1 脂質異常症
■2 糖尿病
■3 高血圧
■4 肥満
■5 喫煙
■6 アルコール
3 メンタルヘルスマネジメント
4 服薬アドヒアランスを向上させるためのマネジメント
5 ペースメーカーを挿入したときのマネジメント
6 受療行動に結びつけるためのマネジメント
7 緊急時の対応マネジメント
◆3 慢性心不全のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【13】エイズとともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 エイズ(AIDS)の理解
◆2 HIV感染症ならびにエイズとともに生きる人々の看護とセルフマネジメント
1 服薬療法に関するマネジメント
■1 服薬アドヒアランスの重要性
■2 服薬アドヒアランスに関する要因
2 HIV-HCV重複感染者へのマネジメント
3 HIV感染者の環境へのサポート
◆3 エイズのクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 評価のしかた
【14】難病とともに生きるセルフマネジメント支援
◆1 筋萎縮性側索硬化症に関する知識
1 筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは
■1 疫学的特徴
■2 ALSの原因
2 ALSの診断と検査
■1 ALSの診断
■2 ALSの検査
3 ALSの臨床症状
■1 筋萎縮と筋力低下の進行様式
■2 構音障害
■3 嚥下障害
■4 呼吸障害
■5 陰性徴候
◆2 筋萎縮性側索硬化症をもつ人への一般的対応
1 病気を伝える際のマネジメント
2 薬物療法に関するマネジメント
3 運動機能障害と構音障害に対するマネジメント
4 嚥下障害に対するマネジメント
5 呼吸障害へのマネジメント
■1 呼吸リハビリテーション
■2 NPPVとTPPVの適応
◆3 筋萎縮性側索硬化症のクライアントのセルフマネジメント事例
1 援助者としての役割の明確化
2 生活者としてのクライアントの物語を聴く
3 クライアントの困っていること,気になっていることを明確にする
4 共同目標の設定
5 アクションプラン設定の援助
6 シンプトン・マネジメント
7 サイン・マネジメント
8 ストレス・マネジメント
9 評価のしかた
【15】死が近づいた人のセルフマネジメント支援
◆1 終末期とはどのような時期か
◆2「緩和ケア」「エンドオブライフケア」とはどのようなことか
◆3 スピリチュアルペイン(spiritual pain)
1 用語の理解
2 終末期の看護観
◆4 セルフマネジメントに沿った看護
1 終末期の人の「意味への意志」の充足に向けた援助
■1 フランクルによるロゴセラピー
■2 実存的態度転換
2 ケアにおける「専心」と「もとに-在ること」
■1 「専心」
■2 「もとに-在ること」
3 事例:終末期の人の「人格の尊重」
◆5 「いのち」「生」の意味
● 臓器移植法
● COPDの認知率を80%に
● 虚血性心疾患治療薬の使用方法と効果
・看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
・索引