発行 : 2023年1月
サイズ : B5判 272頁
ISBN-10 : 4-8404-7839-2
ISBN-13 : 978-4-8404-7839-7
商品コード : 308010033
在庫 : 在庫あり(申込可)
看護基礎教育テキスト
ナーシング・グラフィカ
基礎看護学(4):看護研究 第4版
発行 : 2023年1月
サイズ : B5判 272頁
ISBN-10 : 4-8404-7839-2
ISBN-13 : 978-4-8404-7839-7
商品コード : 308010033
在庫 : 在庫あり(申込可)
●看護研究とは何か、テーマや研究デザインの選定、量的研究・質的研究の方法、論文の執筆の仕方など、看護研究の基本を詳しく解説しています。
●巻頭の「看護研究ロードマップ」で看護研究の全体像を理解し、研究の流れをイメージしながら学ぶことができます。
●量的研究・質的研究の考え方や研究デザインの種類・特徴、主なデザインでのデータの収集・分析方法を詳しく解説しています。
●苦手な人が多い統計分析について、図を豊富に用いて解説を充実させました。さらに、統計的仮説検定の手順や相関分析と回帰分析の違いについてのミニ講座動画、巻末の統計用語集で理解を助けます。
●第8章には、量的研究・質的研究の模擬論文を掲載。実際に研究論文の執筆に取り組む際のポイントを随所に解説しています。
2,860 円(税込)
目次
【ARコンテンツ】
●文献検索の方法〈アニメーション〉
●ジャーナルクラブ〈動画〉
●統計的仮説検定の手順〈動画〉
●仮説検定における第一種の過誤と第二種の過誤〈動画〉
●相関分析と回帰分析の違い〈動画〉
●看護研究における面接法〈動画〉
●学会発表〈動画〉
●魅力的な発表資料の作り方〈アニメーション〉
・はじめに
・本書の特徴
【1 看護研究とは】
図解 看護研究ロードマップ
◆1 看護における研究の意義と重要性
■1 研究とは
・1 語源からみた研究
・2 研究の分類と定義
■2 研究の目的
・1 個人的意義
・2 学術的意義
・3 社会的意義
■3 看護研究とは
■4 看護実践と看護研究
・1 W型問題解決モデル
・2 看護過程におけるW型問題解決モデル
■5 科学的根拠に基づく実践(EBP)/科学的根拠に基づく看護(EBN)に欠かせないもの
・1 ナイチンゲールとEBN/EBP
・2 “真の”根拠に基づく看護
◆2 研究のプロセス
■1 研究課題の選定~先行研究の検討
・1 テーマを探す
・2 情報の収集
・3 先行研究の調査
■2 研究デザインの選定
・1 研究デザインとは
・2 エビデンスの蓄積と研究デザイン
・3 仮説と研究デザイン
■3 データの収集
・1 研究の対象者の選定
・2 データの収集方法と分析方法
■4 結果の解釈と考察
■5 研究成果の発表
【2 研究課題(テーマ)の選定】
◆1 リサーチクエスチョンの立て方
■1 リサーチクエスチョンとは
・1 リサーチクエスチョンの作成
・2 リサーチクエスチョンの基準
■2 リサーチクエスチョンの探求レベル
■3 研究課題の見つけ方
・1 身の回りからヒントを探す
・2 研究課題として成立するか確かめる
・3 問題の存在を確かめる
・4 研究の意義を明らかにする
■4 研究課題の絞り方
・1 問いを具体化する
・2 価値あるリサーチクエスチョンに絞り込む
■5 研究の概念枠組み
・1 概念枠組みとは
・2 概念枠組みの作成
◆2 文献検索
■1 文献検索の方法
・1 文献とは
・2 一次文献と二次文献
・3 文献検索とは
・4 文献検索のコツ・スキル
・5 文献検索の意義
・6 文献整理の方法
■2 検索データベース
・1 Google Scholar
・2 国立国会図書館検索・申込オンラインサービス(国立国会図書館オンライン)
・3 学術雑誌
・4 医中誌Web
・5 最新看護索引Web(日本看護協会)
・6 PubMed
・7 CINAHL
◆3 論文クリティーク
■1 クリティーク
・1 クリティークとは
・2 論文の読み方
・3 集団でのクリティーク
・論文の執筆者と交流してみよう
・4 クリティークを積み重ねよう
【3 研究における倫理】
◆1 人を対象とする研究の倫理
■1 人を対象とする研究の倫理原則
・1 看護研究における倫理の必要性
・2 人を対象とする研究の倫理原則
・3 研究対象者の権利
◆2 研究の各段階における倫理的配慮
■1 研究計画立案の段階
・1 研究の意義の明確化
・2 研究の対象者の決定
・3 研究方法の決定と準備
・4 データの取り扱い,情報などの保護への配慮
・5 研究倫理審査
■2 研究の実施・公表の段階
・1 研究計画に忠実な研究の遂行
・2 分析・考察における誠実な遂行
・3 結果の公表
◆3 研究倫理に関わる指針と考え方
■1 ニュルンベルク倫理綱領(1947年)
■2 ヘルシンキ宣言(1964年制定,2013年改訂)
■3 看護研究における倫理指針(2004年)
■4 科学者の行動規範(2013年)
■5 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(2021年)
■6 利益相反(COI)
【4 量的研究の基礎】
◆1 量的研究とは
◆2 主な量的研究方法
■1 仮説検証型研究
■2 実験研究
■3 準実験研究
■4 調査研究
◆3 調査研究
■1 調査研究の主な種類
・1 コホート研究
・2 ケースコントロール研究(症例対照研究)
・3 質問紙調査
■2 質問紙調査のデータ収集
・1 質問紙作成の留意点
・2 母集団と標本集団
・3 標本抽出
・4 データの収集方法
◆4 介入研究とは
■1 実験研究と介入研究
・1 実験研究
・2 介入研究
■2 介入研究の方法
・1 介入研究のデザイン
・2 被験者
・3 データ収集・解析
■3 介入をデザインする
・1 操作・介入
・2 無作為化(randomization)
・3 コントロール(統制)
・4 信頼性(reliability)
・5 妥当性(validity)
■4 介入研究の落とし穴
・1 ホーソン効果
・2 プラセボ効果
・3 偏りを防ぐ方法:盲検化
◆5 量的研究のデータ分析
■1 「データを分析する」とは
■2 データの分析の前に
・1 データの収集
・2 データの種類と特徴
・3 データ収集における留意点
・4 データクリーニング
■3 データのタイプ
・1 変数
・2 変数のタイプ
■4 データコーディング
・1 ダミーコーディング
・2 コーディング辞書の活用
・3 コーディングマニュアルの作成
■5 データの解析
・1 量的変数のデータの視覚化
・2 質的変数のデータの視覚化
■6 統計的仮説検定
■7 両側検定と片側検定
■8 検定の種類(パラメトリック検定とノンパラメトリック検定)
・1 対応のないデータと対応のあるデータ
・2 2群間比較の検定方法
・3 3群以上の比較の検定方法
・4 2群の比率の差の検定
・5 二つの量的変数の関係性の分析
・6 主な多変量解析の概要
・7 データ分析において使用するソフトウエア
【5 質的研究の基礎】
◆1 質的研究とは
■1 質的研究デザインとは
■2 質的なアプローチ
■3 量的研究と質的研究の比較
■4 質的研究手法の特徴と構築
・1 質的研究手法の特徴
・2 質的研究デザインの構築
■5 質的研究の信ぴょう性の評価基準
■6 データの収集方法
・1 面接法(インタビュー)
・2 観察法
・研究者としての私と当事者としての私-入りこむこと-
■7 データの分析方法
・1 データの文書化(データ化)
・2 データの分析
◆2 質的研究の代表的なデザイン
■1 質的記述的研究(qualitative descriptive study)
・1 質的記述的研究とは
・2 質的記述的研究の例
■2 内容分析(content analysis)
・1 内容分析とは
・2 質的内容分析とは
・3 理論検証型内容分析の研究例
■3 事例研究(case study)
・1 事例研究とは
■4 グラウンデッド・セオリー(groundedtheory)
・1 グラウンデッド・セオリーとは
・2 グラウンデッド・セオリーの流派
・3 グラウンデッド・セオリーの研究例
■5 KJ法
・1 KJ法とは
・2 KJ法の活用例
■6 エスノグラフィー(ethnography)
・1 エスノグラフィーとは
・2 エスノグラフィーの研究例
■7 現象学(phenomenology)
・1 現象学とは
・2 現象学の研究例
■8 アクションリサーチ
・1 アクションリサーチとは
・2 アクションリサーチの研究例
■9 歴史研究/歴史的研究
・1 歴史研究/歴史的研究とは
・2 歴史研究/歴史的研究の例
◆3 質的研究方法(文献研究)
■1 EBPとシステマティックレビュー
・1 システマティックレビューとメタアナリシス
・2 システマティックレビュー
■2 文献研究
・1 文献研究とは
・2 文献研究と文献検討
・3 文献研究のプロセス
◆4 質的研究方法(事例研究)
■1 事例研究のプロセス
・1 事例研究(ケーススタディ)とは
・2 事例研究・事例報告・事例検討の違い
・3 事例研究の進め方
・4 分析の信ぴょう性・真実性を確認するための看護理論の活用
・看護理論を活用するには
■2 事例研究のデータ収集と分析
・1 研究データの収集
・2 研究データの分析
・3 考察
【6 研究計画書の作成】
◆1 研究計画書とは
■1 研究計画書とは
■2 なぜ研究計画書を作成するのか
・研究計画書作成のコツ
■3 研究計画書の構成
・1 研究課題
・2 研究の背景
・3 研究目的
・4 研究の意義
・5 研究方法
・6 倫理的配慮
◆2 研究計画書を書いてみよう
■1 研究計画書の作成例
【7 研究成果のまとめと公表】
◆1 論文作成
■1 研究を論文にまとめる
・1 論文とは
・2 論文の投稿
■2 論文の構成と書き方
・1 研究論文の構成
・2 研究タイトル,キーワード,要約
・3 はじめに
・4 研究目的
・5 研究方法
・6 研究結果
・7 考察
・8 結論
・9)引用文献
◆2 学会発表
■1 研究を学術集会で発表する
・1 学術集会
■2 学会発表の流れ
・1 発表する学会の選定
・2 演題登録
・3 抄録作成
■3 口頭発表
・1 口頭発表とは
・2 発表資料の作成
・3 事前準備
・4 発表本番の注意点
■4 ポスター発表
・1 ポスター発表とは
・2 ポスターの作成
【8 研究論文を読んでみよう/書いてみよう】
◆1 量的研究の論文の例
◆2 質的研究の論文の例
・資料 看護研究で押さえておきたい統計用語集
・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
・索引