健康支援と社会保障(3)：社会福祉と社会保障　第7版

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●私たちの生活の身近な社会福祉や社会保障〈アニメーション〉
●「医療の中の社会福祉」：医療ソーシャルワーカー〈実写映像〉
●福祉現場で働く看護職〈実写映像〉
●地域へつなぐ：多職種連携～退院支援〈実写映像〉
●介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）〈実写映像〉
●認知症対応型共同生活介護〈実写映像〉
●小規模多機能型居宅介護〈実写映像〉
●認知症対応型デイサービス（認知症対応型通所介護）〈実写映像〉
●一人暮らし高齢者への援助〈アニメーション〉
●CAP：子どもへの暴力防止プログラム〈実写映像〉
●デイケア活動〈実写映像〉
●障害をもつ人の一般就労〈実写映像〉
●地域で生きる：働く場所〈実写映像〉
●地域における高齢者の社会参加〈実写映像〉
●地域包括支援センター〈実写映像〉
●日常生活自立支援事業〈実写映像〉
●住宅改修の一例〈実写映像〉
●障害者にとって自立とは〈実写映像〉
●ALS患者からのメッセージ〈実写映像〉

・はじめに
・本書の特徴
・図解　身近な生活の社会福祉や社会保障

【序章　なぜ看護者は社会福祉や社会保障を学ぶのか】
1　社会福祉や社会保障を学ぶ意義
2　今後の日本の課題

【1　現代社会と社会福祉】
■1　生活を支える三つのしくみ
・1　市場
・2　家族
・3　社会サービス
■2　社会福祉の役割
1　初期の社会福祉の役割：家族のケア機能の補充
2　社会福祉を家族のケア機能の補充ととらえることの問題点
3　現代の社会福祉の役割：社会的包摂に向けた支援
・1　施設ケアからコミュニティーケアへの転換
・2　措置制度から利用契約制度への転換
・3　対象分野ごとのサービスから地域共生社会に向けた取り組みへの転換
■3　社会福祉の方法
1　人権を擁護すること
2　エンパワメントすること
3　共生社会を実現すること

【2　社会保障の動向】
■1　社会保障とは
1　社会保障の定義
2　社会保障の目的と機能
・1　社会保障の目的
・2　社会保障の機能
3　社会保障を支えるもの
・1　相互扶助と社会連帯
・2　ノーマライゼーション
・3　社会保障の財源
4　社会保障の範囲
5　社会保障の法体系
・1　社会保障と日本国憲法
・2　社会保障の法体系
6　社会保険と社会福祉
7　ライフサイクルからみた社会保障
8　社会保障の予算
・1　国の予算
・2　地方公共団体の予算
9　社会保障給付費
・1　社会保障の規模
・2　社会保障給付費の特徴
・3　社会保障の課題
10　社会保障の国際比較
■2　社会保障の歴史
1　社会保障の歴史を学ぶ意義
2　第二次世界大戦前（1945年以前）の状況
3　戦後の緊急援護と基盤整備
4　国民皆保険・皆年金と社会保障制度の発展
5　社会保障制度の見直し期
6　少子高齢社会に対応した制度構築
7　介護保険と社会福祉基礎構造改革
8　構造改革と社会保障・税の一体改革
9　世界の社会保障の歴史
・1　イギリスの社会保障
・2　ドイツの社会保障
■3　社会福祉をめぐる新たな課題
1　ひきこもりと8050問題
・1　ひきこもり
・2　8050問題
2　自殺対策
3　孤独・孤立対策
4　人生100年時代

【3　社会福祉のしくみ】
■1　社会福祉サービスの体系と提供組織
1　社会福祉の法体系
・1　社会福祉法
・2　社会福祉事業
2　社会福祉の行政機関
・1　福祉事務所
・2　児童相談所
・3　更生相談所
・4　女性相談支援センター
・5　精神保健福祉センター
3　社会福祉の民間組織等
・1　社会福祉法人
・2　社会福祉協議会
・3　民間団体
・4　民生委員・児童委員
・5　ボランティア活動
4　社会福祉施設と福祉サービス
■2　社会福祉の担い手と役割
1　社会福祉の担い手が活躍している領域
2　社会福祉分野の資格制度と実践分野
・1　社会福祉士
・2　介護福祉士
・3　精神保健福祉士
・4　ホームヘルパー
・5　介護支援専門員
■3　社会福祉と看護の連携
1　病院から退院し，自宅療養する場合の訪問看護の利用
2　社会福祉施設における看護職と介護職の協働
3　在宅における訪問看護と訪問介護によるチーム援助
4　地域における看護職と福祉職を含んだ包括的支援としての連携
■4　社会資源の活用方法
1　社会資源とは
2　社会資源を利用する意義
3　社会資源の分類方法
4　社会資源の活用
・1　社会資源の具体的な活用場面
・2　社会資源に関する情報の収集
・3　社会資源情報の可視化
・4　社会資源活用のためのネットワークづくり
・5　社会資源ネットワークの構築方法
・6　ICTを活用した社会資源の活用とネットワークづくり
5　社会資源を取り扱う際の法的根拠
・1　個人情報の保護に関する法律
・2　社会福祉法第75条（情報の提供等）
■5　社会福祉実践
1　社会福祉実践の概念
・1　福祉とは
・2　社会福祉の三大カテゴリー
・3　幸福・福祉・社会福祉・社会福祉実践の相違点
・4　社会福祉実践の定義
・5　社会福祉における「活動」「実践」「援助」の相違
2　社会福祉実践の目的
・1　社会福祉の目的
・2　社会福祉実践の目的
3　社会福祉実践の構成要素
4　社会福祉実践の体系
5　ソーシャルワークの個別的な諸技術
・1　ケースワーク
・2　グループワーク
・3　コミュニティーワーク
・4　ソーシャルワーク・アドミニストレーション
・5　ソーシャルプランニング（社会福祉計画法）
・6　社会福祉調査
・7　ソーシャルアクション
・8　スーパービジョン
6　ソーシャルワーク実践方法の統合化（統合ソーシャルワーク）
・1　援助技術の拡大と統合ソーシャルワーク
・2　ケアマネジメント
・3　ICTの活用
7　ソーシャルワーカーの機能と役割
・1　社会福祉専門職に必要な要件
・2　ソーシャルワーカーへの警告
8　援助の根本
・1　他人事ではない
・2　援助できるのか
・3　立ち尽くす実践

【4　地域福祉の推進】
■1　地域福祉の理念と定義
1　地域福祉の歴史的展開
・1　地域福祉推進の背景
・2　福祉関係三審議会合同企画分科会意見具申（1989年）
・3　中央社会福祉審議会地域福祉専門分科会中間報告（1990年）
・4　歴史的展開から見えてきたこと
2　地域福祉の基本理念
3　地域福祉の定義
■2　地域福祉計画
1　市町村地域福祉計画
2　都道府県地域福祉計画
3　地域福祉計画と他の福祉関係計画との関係
■3　地域福祉推進を支えるもの
1　社会福祉協議会
2　地域福祉活動の財源
■4　地域共生社会への取り組み
1　地域福祉の法制化
2　ニッポン一億総活躍プランにおける地域共生社会の位置付け
3　地方創生における地域共生社会
4　社会福祉法による地域共生社会の法制化
5　制度の視点から地域の視点への転換
6　保健・医療と福祉の連携

【5　対象別にみた社会福祉】
■1　子ども・家庭の福祉
1　子ども・家庭福祉の理念と目的
・1　国際社会における子ども・家庭の権利保障の歴史
・2　日本における子ども・家庭福祉の理念
・3　子ども・家庭福祉の目標
2　子ども・家庭福祉の実施体制
・1　子ども・家庭福祉の行政機関
・2　子ども・家庭福祉の主な専門職種
・3　児童福祉の施設
3　子育て支援・少子化対策に関する施策
・1　子育て支援・少子化対策の背景
・2　子育て支援・少子化対策の変遷
4　児童虐待に関する施策
・1　児童虐待の現状
・2　児童虐待の背景・要因
・3　児童虐待に関する施策の内容
・4　児童相談所の役割
5　母子保健に関する施策
・1　母子保健施策の目的
・2　健康診査
・3　訪問指導
・4　保健・医療
6　その他の施策
・1　DV（ドメスティック・バイオレンス）
・2　若者のひきこもり
・3　子どもの貧困
■2　障害児・者の福祉
1　障害者福祉制度
・1　障害者の法的定義
・2　障害の定義
・3　障害者基本法
・4　身体障害者福祉法
・5　知的障害者福祉法
・6　精神保健福祉法
・7　発達障害者支援法
2　障害者総合支援法の概要
・1　障害者自立支援法から障害者総合支援法へ
・2　目的・理念
・3　法の対象者
・4　支給決定
・5　利用者負担
・6　障害福祉計画によるサービス基盤の整備
3　障害者総合支援法のサービス体系
4　児童福祉法によるサービス提供
・1　児童福祉法の概要
・2　行政施策の現状
・3　医療的ケア児の支援
・4　障害児福祉計画
5　相談支援
6　自立支援医療
・1　更生医療
・2　育成医療
・3　精神通院医療
7　補装具費の支給
8　障害者雇用および支援
・1　障害者雇用促進法の概要
・2　障害者雇用の状況
・3　その他の施策
9　特別支援教育
10　障害者と権利擁護
・1　障害者虐待防止法
・2　障害者権利条約
・3　障害者差別解消法
・4　障害者総合支援法
11　障害児・者施策の今後の課題
■3　高齢者の福祉
1　高齢者保健福祉施策の社会的背景
2　高齢者保健福祉施策の目的と理念
3　高齢者保健福祉施策の経緯
・1　戦後から老人福祉法施行まで
・2　老人保健法の成立と在宅サービスの創設
・3　ゴールドプランによる介護サービス整備
・4　新ゴールドプランから介護保険制度へ
・5　ゴールドプラン21
・6　介護保険制度の見直し：2015年の高齢者介護
・7　地域包括ケアシステムの構築
4　現在の老人福祉法による高齢者支援
・1　介護保険施設・事業所との関係
・2　老人福祉計画
・3　やむを得ない事由による福祉の措置
・4　養護老人ホーム
・5　有料老人ホーム
・6　生きがい対策
・7　老人の日・老人週間
5　地域における高齢者保健福祉の課題
・1　地域包括支援センター
・2　認知症施策
6　高齢者の権利擁護と虐待防止
・1　成年後見制度
・2　日常生活自立支援事業
・3　高齢者虐待防止法

【6　貧困に対する支援】
■1　公的扶助制度
■2　生活保護における生活保障
1　生活保護の種類・範囲・方法
・1　生活扶助
・2　教育扶助
・3　住宅扶助
・4　医療扶助
・5　介護扶助
・6　出産扶助
・7　生業扶助
・8　葬祭扶助
2　生活保護基準
・1　生活保護基準の考え方
・2　生活保護基準の算定方式
・3　最低生活費の計算方法
・4　各種扶助基準の概要
3　生活保護にかかる費用
4　保護施設
5　被保護者の権利義務と不服申し立て
・1　被保護者の権利と義務
・2　保護の費用の返還と徴収
・3　行政救済としての不服申し立て
・4　司法救済としての行政事件訴訟法
■3　生活困窮者対策と生活保護制度の見直し
1　公的扶助の諸問題
2　生活困窮者対策
・1　2013（平成25）年の生活保護法の一部改正
・2　生活困窮者自立支援法の成立
・3　2018（平成30）年の生活保護法および生活困窮者自立支援法の改正
・4　2024（令和6）年の生活保護法および生活困窮者自立支援法の改正
■4　その他の低所得者対策
1　生活福祉資金貸付制度
2　住宅確保要配慮者への居住支援
・1　公営住宅
・2　住宅セーフティネット制度

【7　社会保険】
■1　年金制度
1　公的年金制度の意義としくみ
・1　公的年金制度の意義
・2　賦課方式と世代間扶養
2　公的年金制度の沿革
・1　公的年金制度の創設と国民皆年金の実現
・2　基礎年金の導入
・3　年金財政の改革
3　公的年金制度の概要
・1　国民年金
・2　厚生年金
4　公的年金制度の給付
・1　老齢年金
・2　障害年金
・3　遺族年金
5　企業年金などの概要
6　公的年金制度の課題
■2　医療保険制度
1　医療保険制度と医療提供体制
・1　医療保険制度
・2　医療提供体制
2　医療保険制度の沿革
・1　医療保険制度の創設
・2　国民皆保険の実現と給付の改善
・3　老人医療費の急増と老人保健制度の創設
・4　医療保険制度の構造改革
・5　全世代対応型の社会保障制度改革
3　医療保険制度のしくみ
・1　医療保険制度の体系
・2　保険者
・3　被保険者
・4　費用負担
・5　保険給付
・6　保険診療のしくみ
・7　保険診療と診療報酬
・8　公費負担医療と医療保険制度
4　高齢者医療制度
・1　これまでの高齢者医療
・2　前期高齢者医療制度
・3　後期高齢者医療制度
5　国民医療費
・1　国民医療費の推移
・2　国民医療費の構造
6　医療保険制度の課題
■3　介護保険制度
1　介護保険制度の創設
・1　高齢社会における介護保障の必要性
・2　介護保険制度が創設されるまでの状況
・3　介護保険制度の創設と展開
2　介護保険制度のしくみ
・1　介護保険制度の目的
・2　保険者
・3　被保険者
・4　介護保険の利用手続き
・5　保険給付
・6　地域支援事業と地域包括支援センター
・7　介護保険制度の運営
3　介護保険制度の課題
・1　地域支援事業の推進
・2　地域包括ケアシステムの構築
・3　介護人材の確保
■4　雇用保険制度
1　雇用保険制度の役割
2　雇用保険制度のしくみ
・1　雇用保険制度の概要
・2　保険者と被保険者
・3　費用負担
・4　基本手当の受給手続き
・5　その他の雇用保険給付
・6　雇用保険二事業
3　雇用保険制度の課題
・1　求職者支援制度
・2　雇用保険マルチジョブホルダー制度
■5　労災保険制度
1　労災保険制度の概要
2　労災保険の給付
・1　労災保険給付
・2　労災保険給付と他の社会保険給付との関係
3　業務災害，通勤災害の認定
・1　業務災害の認定
・2　業務上疾病の認定
・3　通勤災害の認定

【8　生活と福祉】
■1　地域で生活するということ
1　「地域に出たい．自立したい」
2　施設から地域へ
・1　「地域生活」の意味するもの
・2　「地域生活」には何が必要か
3　住まい
・1　住まいを獲得することの困難
・2　公営住宅への期待
・3　住宅改造
4　社会との関わり
・1　社会との関わりの必要性
・2　働く権利の保障
・3　社会および意識の改変
・4　欠格条項
・5　社会とつながること
5　生活を支える
・1　移動や身の回りの介助ニーズが高い人への援助
・2　知的障害をもつ人への援助
・3　精神障害をもつ人への援助
・4　医療ニーズが高い人への援助
6　「地域で生きる」ということ
・1　制度は存在することではなく，生かされてこそ意味がある
・2　「点」をいかにして「線」としてつなげるか
■2　事例に学ぶ：社会とのつながりをもって生きるALS患者
1　はじめに：ALSという病
2　「障害者になる」という経験
・1　佐々木公一という人物
・2　発病，そして闘病
3　新たな「役割」の模索
・1　患者との出会い
・2　「希望の会」と「わの会」
・3　講演の講師
4　再びの絶望と再生
・1　人工呼吸器の装着
・2　吸引問題
・3　大学院への進学
5　絶頂とどん底，そして蘇る
・1　福島応援 on Song の活動
・2　思いがけない大病と復活
6　おわりに：ALSに向かう医療者の態度

・学習参考文献
・看護　師国家試験出題基準（令和5年版）対照表
・索引