医療と算盤
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発行 : 2025年4月

サイズ : A5判 256頁

ISBN-10 : 4-8404-8763-4

ISBN-13 : 978-4-8404-8763-4

商品コード : 403010300

在庫 : 在庫あり(申込可)

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医療と算盤

2035年の医療崩壊を避け、2040年の医療を創る思考法

渋沢栄一の思想に学び 2040年の医療を構想する/「新医療1.0」へと続く、新しい思考法・アプローチがわかる、100の実践的提言

発行 : 2025年4月

サイズ : A5判 256頁

ISBN-10 : 4-8404-8763-4

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商品コード : 403010300

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働き方改革時代の、医師のための指南書

渋沢栄一が説く「道徳と経済の調和」を現代の医療へとアップデートし再構築。医療者が「お金」「キャリア(働き方)」「価値提供(事業・マーケティング)」「生き方」の4つの領域で思考法を刷新し、「新医療1.0」時代の医療に向き合うための100の革新的・実践的提言。

著者

デジタルハリウッド大学大学院 特任教授/東京科学大学医学部 臨床教授/医師 加藤 浩晃 著

3,850 円(税込)

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目次

・はじめに

【序章】なぜ今、医療者の思考法を変える必要があるのか
■01 2040年に向けた医療の未来構想(2030~2045年)
・2030年:デジタル化の普及と遠隔医療の定着
・2033年:スマート医療拡大と医療提供体制の再構築
・2035年:自動化と個別化が進んだ次世代医療
・2040年:常時モニタリングAIによる医療体制
・2045年:人とAIが紡ぐ医療の完成形
■02 2035年の医療崩壊を避け、2040年の医療を創る
■03 渋沢栄一「論語と算盤」に学ぶ 道徳と経済の調和
■04 医療者に求められる新しい思考法(OS)とは

【1章】医療の未来を見据えて(2025~2040年)
■05 医療・健康市場の未来
■06 医療機関の未来:
1 構造変化への挑戦
■07 医療機関の未来:
2 予防・先制医療への転換
■08 医療機関の未来:
3 クリニックの新業態
■09 薬局・ドラッグストアの未来
■10 製薬企業の未来
■11 医療機器企業の未来
■12 医薬品卸企業の未来
■13 価値観とライフスタイルの未来

【2章】医療者の思考法革新
〈1節 お金ゾーン〉
:価値観のアップデート ~お金と向き合う勇気~

■14 医師にこそ必要な“道徳と経済”
渋沢栄一の発想を自分に活かす
■15 お金は価値の交換ツール
目的は人生価値実現
■16 資本主義で賢く生きる
需要と供給から考える働き方のルール
■17 収入のポートフォリオ戦略
給与依存を抜け出し複数収入で安定へ
■18 医師こそ収益の“質”を高める
フロー収入とストック収入を組み合わせる
■19 医師が能動的に稼ぐ時代
“受け取るだけ”を超える新しい働き方
■20 攻めの投資で逆境を脱する
節約だけでは変化に乗り遅れる時代
■21 収入は努力だけで決まらない
“仕組み”が決める収入の上限
■22 才能と富の自然な循環
無意識の収入上限を解き放つ
■23 お金の新しい哲学
「蓄積」から「循環」へ
■24 「金持ち」=「幸福」なのか?
幸福論の再考
■25 お金以外の価値を見つける視点
多様な価値軸で自己を再発見
■26 お金で買う心の安定
苦手を任せて才能を活かす技術
■27 「時間持ち」という新指標
自由時間を資産に
■28 お金の使い方が人を創る
支出に宿る価値観と生き方

〈2節 キャリアゾーン〉
:可能性のアップデート ~働き方を創る決断~

■29 ワークインライフという生き方
仕事を人生の彩りに変える発想
■30 働き方の“正解”は自分で創る
迷いを力に変えるキャリア構築法
■31 医師が果たす価値
医師法1条を軸に“社会を健康にする”多彩な道
■32 医師キャリアの再定義
医局システム外で柔軟に生きる
■33 市場価値を高める転職戦略
リアリティと可能性
■34 医局卒業のリスクとリターン
計画で挑む新世界
■35 「断る」力
選択と集中でキャリアを守る
■36 人脈拡大
異業種交流で新視野獲得
■37 医師×起業
開業か新規ビジネス創造か
■38 企業提携基礎知識
契約・法務リスク回避
■39 スタートアップ参画
EXIT戦略まで見据える
■40 守破離思考
型習得から独自スタイル確立へ
■41 マルチタスク戦略
1本ずつ柱を打ち立てる
■42 自由と不安
選択肢拡大がもたらす光と影
■43 時間活用再考
キャリア時間配分術で生産性UP
■44 余裕が生む時間力
ゆとりのタイムマネジメントで成果を高める
■45 医師の新しい選択肢
起業家とエンジェル投資家という可能性

〈3節 価値提供ゾーン〉
:戦略のアップデート ~医療の再定義への挑戦~

■46 マーケティングとは何か
医療者が学ぶ意義
■47 医療における「顧客」とは
患者・地域・企業
■48 価値創造の基本とは
問題解決と欲求充足をどう組み合わせるか
■49 セグメンテーションとターゲティング
多様化する顧客ニーズに応える基本戦略
■50 差別化戦略
専門特化と希少性で生き残りを図る
■51 本当に求められる差別化とは
性能アップと顧客のニーズ
■52 マーケットリサーチ
地域ニーズと競合分析を見極める基本
■53 カスタマージャーニーで満足度を可視化
顧客体験を磨き上げる戦略
■54 イノベーター理論とキャズム
新技術が広まるメカニズムを読み解く
■55 「意味と価値を考える」ということ
“What is your value?”
■56 “価値”は知識で高まる
説明が生む付加価値の仕組み
■57 患者中心医療
付加価値創出の鍵
■58 ビジネスモデル20分類
医療サービス革新のヒント
■59 利益型ビジネスモデルへの転換
サービス価格幅の重要性
■60 使うほど育つサービスの法則
累積価値がもたらす成長の力学
■61 価格戦略
安売りのリスクと“値段から逆算”の発想
■62 料金設定とサービス設計
保険診療と自費のバランスをどうとるか
■63 マーケティングの“常識”を疑え
STPとロイヤルティ戦略の死角
■64 医療機関の成長戦略
ターゲット絞込みvsリーチ拡大の最適解
■65 差別化を超えた新しい成功方程式
差別化よりも利用しやすさ

〈4節 生き方ゾーン〉
:思考のアップデート ~医療者としての新たな指針~

■66 VUCA時代適応
不確実性への備え
■67 変わらない自分を守るために、“変化”を選ぶ
リスクと挑戦のすすめ
■68 アウトプットだけでは“すり減る”
“鰹節現象”と学び続ける重要性
■69 “自分”をどう定義するか
内面、他者評価、お金の価値づけを考える
■70 仕事の“センス”はタイミング
温めたアイデアを“ここぞ”で出す技術
■71 夢に“夢中”になろう
ビジョンが人を巻き込み、大きな力を生む
■72 続いてきた知恵は“本質”の証
先人の知恵を情報として活かす方法
■73 失敗は成功への一本道
何度転んでも歩き続ける大切さ
■74 “量”が生む“質”
やってみてはじめて見える世界
■75 いまの優先順位が未来を創る
過去が作った“いま”と、いまが作る“これから”
■76 フューチャードリブン思考
未来から現在を設計
■77 過去を変えるという新視点
“事実”ではなく“解釈”を変える
■78 無駄に見える経験の意味
Connecting Dots:点が線になる瞬間
■79 失敗は科学、成功はアート
再現性が生む学びと創造
■80 桃太郎戦略
ビジョンを掲げ、仲間を集め、未知に挑む
■81 自分の嫉妬心に学ぶ
自分を成長させるチャンス
■82 悩んだら“3歳の心”で人生を選ぶ
純粋な楽しさを取り戻す
■83 2つの「頭の良さ」
瞬発力と本質探究力
■84 「持てる者」の軽視と「持たざる者」の逆転
テクノロジーが生む発展
■85 過去の栄光が妨げる革新
価値観をアップデートせよ
■86 衝突の原因=「時間軸」
最初に確認すべき重要ポイント
■87 違和感という知恵
本質を見極める“モヤモヤ”の正体
■88 波を読む人生戦略
人気が落ちる前に打つ先手の技術
■89 1日1000分の使い方
時間を数値化して見えてくる本当の価値
■90 自分の殻は他人に破ってもらう
“引き上げられる”勇気が可能性を広げる
■91 YouTubeがメディアの中心となる時代
“新しいテレビ”の活用
■92 AIと人類の未来
進化する知能と社会への影響
■93 否定の気持ちは革新のチャンス
“分からない”を拒まず新しい可能性へ
■94 自分の価値観を超えろ
ダグラス・アダムスの法則が示す流行と若者の意味
■95 なぜ行政は医療を変えられないのか
所管と民業圧迫の壁
■96 医師不足でなく「患者不足」?
医療機関の集約化のジレンマ
■97 21世紀の人生戦略1
AI時代のクリエイターはDJや編集者になる
■98 21世紀の人生戦略2
信用が生む新しい価値観
■99 21世紀の人生戦略3
柔軟性こそが最重要スキル
■100 未来を読み、動き続ける
予測力と前進の姿勢が導く変化

【3章】2040年に向けて:「新医療1.0」の創造
■2040年までの医療の可能性:
「新医療1.0」の創造
■プロローグ
2025年 岐路に立つ医師たち

〈1節 2035年 分かれた未来〉
■未来の分岐A
崩壊への道:医療システムが限界を迎えた2035年
■未来の分岐B
革新への道:医療が進化を遂げた2035年

〈2節 2040年 医療の革新〉
■エピローグ
「新医療1.0」の創造へ

・おわりに
・索引
・著者紹介