院内医療事故調査の指針 第3版
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発行 : 2023年10月

サイズ : B5判 152頁

ISBN-10 : 4-8404-8219-5

ISBN-13 : 978-4-8404-8219-6

商品コード : 403010161

在庫 : 在庫あり(申込可)

書籍 改訂

院内医療事故調査の指針 第3版

事故発生時の適切な対応が時系列でわかる

適切に判断、対応するために

発行 : 2023年10月

サイズ : B5判 152頁

ISBN-10 : 4-8404-8219-5

ISBN-13 : 978-4-8404-8219-6

商品コード : 403010161

在庫 : 在庫あり(申込可)

医療事故調査制度を改めて正しく理解する

2015年に施行された医療事故調査制度だが、今なお、本制度を正しく解釈しない、不適切な対応をしている病院が多い。今改訂では、参考として編著者施設における死亡症例管理システムを紹介、医療法改正に伴う制度改正や、定義が混乱している用語を整理した。

著者

公益社団法人全日本病院協会 医療安全・医療事故調査等支援担当委員会委員/公益財団法人東京都医療保健協会 情報・質管理部長 医療の質向上研究所 研究員/練馬総合病院 名誉院長 飯田 修平 編著

「医療事故発生後の院内調査の在り方と方法に関する研究」グループ 著

2,970 円(税込)

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院内事故調査体制を構築し、事例の適切な判断と院内事故調査実施体制構築および実施を支援する一冊!


医療法・医療法施行規則改正に伴う医療事故調査制度改正への対応や本指針の対象を紹介。
さらに、「医療事故」「インシデント報告」などの用語の定義をさらに明確にし、新たに表を作成し解説。
医療事故調査・支援センターへの報告や事故発生直後および24時間以内の対応、事情聴取、原因分析、対策立案、改善、評価など、
自組織の特性を勘案して、適切に対応するための知識が詰まった一冊。


目次

・第3版 はじめに 飯田修平
・第2版 はじめに 飯田修平
・はじめに 飯田修平
・編著者・著者一覧

【第1章】医療事故調査に関する検討(飯田修平)
1. 医療事故とは
2. 医療事故調査と医療事故対応
3. 安全管理(セイフティマネジメント)と危険管理(リスクマネジメント)
4. 医療事故調査における医療行為の適切性の検討
5. 医療事故調査に関する検討の経緯
6. 医療事故調査の目的
7. 医療事故調査の種類
8. 医療事故報告の種類

【第2章】医療法・医療法施行規則改正に伴う医療事故調査制度改正への対応(飯田修平・小谷野圭子)
1. 管理者の責務
2. 特定機能病院の組織統治
3. 死亡症例管理システムの事例報告

【第3章】本指針の対象(長谷川友紀)
1. 本指針の利用者は誰か?
2. 院内事故調査の対象はどのような事例か?
3. 医療事故調査制度の対象はどのような事例か?

【第4章】用語の定義(飯田修平・小谷野圭子)
1. 医療
2. 事故
3. 医療事故
4. 医療に起因する
5. 予期しない
6. 医療過誤
7. ヒヤリ・ハット事例
8. インシデント報告(偶発事象報告)
9. アクシデント報告(事故報告)
10.エラー・過誤
11.リスク
12.安全
13.ヒューマンエラー
14.ヒューマンファクター
15.ヒューマンファクターズ
16.信頼性
17.合併症
18.併発症

【第5章】医療事故調査・支援センターへの報告はどうするか?(飯田修平)
1. 医療事故発生報告
2. 医療事故調査報告

【第6章】事故調査の概要(藤田 茂)
1. 事故発生直後
2. 事故発生後24時間以内
3. 医療事故調査制度に該当する事案と判断した場合
4. 1週間以内
5. 2週間以内
6. 1ヶ月以内
7. 45日以内
8. 6ヶ月以内
9. 医療事故調査制度による医療事故調査の終了後
10.1年後

【第7章】事故発生直後および24時間以内の対応(藤田 茂)
1. 主治医、執刀医、現場の看護師等のすべきことは?
2. 医療安全管理者のすべきことは?
3. 病院長のすべきことは?
4. 緊急対策会議で検討することは?
5. 警察署への届出の必要性の判断は?
6. 医療事故調査・支援センターに報告すべき事案は何か?
7. 病理解剖の要否の判断は?
8. どこに(誰に)報告するか?
9. 警察署に報告する前にすべきことは?
10.遺族へどのように話すか?
11.解剖を勧めるべきか?
12.死亡診断書はどのように書くか?

【第8章】院内事故調査委員会の設置(藤田 茂)
1. 設置の是非をどのように判断するか?
2. いつ開催するか?
3. 誰が参加するか?
4. 外部の専門家に求められる要件は?
5. 外部の専門家を招へいするにあたってあらかじめ決めておくべきことは?
6. 何をするか?何をしてはいけないか?
7. 事務局に必要な機能は?

【第9章】事情聴取(永井庸次・藤田 茂)
1. 何のために事情聴取するか?
2. 誰が事情聴取するか?
3. 誰に事情聴取するか?
4. いつ事情聴取するか?
5. どこで事情聴取するか?
6. 何を事情聴取するか?
7. どのように事情聴取するか?
8. 遺族に対してどのように事情聴取するか?
9. 発言や記録時間の食い違いをどうするか?
10.事情聴取における問題点は何か?
11.事情聴取の回数は?
12.診療記録で何を確認するか?

【第10章】原因分析(永井庸次・飯田修平)
1. どの分析手法を使うか?
2. 原因分析の問題点は?
3. 原因究明と責任追及は同じか?

【第11章】対策立案、改善、評価(永井庸次・飯田修平)
1. どのような改善策があるか?
2. どのような方法で改善策を立案するか?
3. 対策分析表(メリット・デメリット分析表)をどう使うか?
4. 改善策をどのように評価するか?
5. どのような改善策が不適切か?
6. 手順の不遵守はどうして起きるか?
7. 手順の不遵守をどう抑えるか?
8. どのように検証・評価するか?

【第12章】診療記録の整備(永井庸次)
1. 診療記録に何を記載すべきか?
2. 問題とされる記載・未記載は?
3. 診療記録の追記・修正時の注意点は?
4. 診療記録の内容に整合がない場合どうするか?
5. 医療事故発生時、診療記録開示請求時の診療記録の点検点とは?

【第13章】事故報告書の作成(安藤敦子)
1. 誰が書くか?
2. 誰宛に書くか?
3. 書式は?
4. 記載時の注意点は?
5. 報告書の公表の範囲は?
6. 遺族が報告書を閲覧する際に気を付けることは?
7. マスコミやホームページでの公表の際に気を付けることは?

【第14章】遺族への対応(安藤敦子)
1. 誰が対応するか?
2. 説明・謝罪の方法は?
3. どのような継続支援が必要か?

【第15章】当事者の職員への対応(安藤敦子)
1. どのような継続支援が必要か?

【第16章】警察署への対応(森山 洋)
1. 警察署への届出の判断は?
2. 警察署へ届け出る前にすべきことは?
3. 警察署への対応の組織としての注意点は?
4. 取り調べを受ける際の当事者の注意点は?
5. 司法解剖になった時の注意点は?

【第17章】マスコミへの対応(森山 洋)
1. マスコミへの公表の基準は?
2. マスコミから取材申込があった場合どうするか?
3. 職員に対して何をすべきか?

【第18章】その他(森山 洋)
1. どのような弁護士の協力を得るべきか?
2. 弁護士の役割は?
3. 事故調査で困った場合はどうするか?
4. 事案解決後に必要な対応は?
5. 賠償保険で気を付けるべき点は?
6. 消費者庁からの問い合わせにどう対応するか?

【第19章】医療事故調査の前提となる、安全に関する考え方の提言(飯田修平・長谷川友紀)
1. 医療は安全か?
2. 重大な医療事故にどう対応すべきか?
3. なぜ医療事故調査が円滑にいかないのか?
4. どうしたら医療事故を見過ごさないか?
5. 医療事故調査の意義は何か?