精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第4版
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発行 : 2017年1月

サイズ : A4変型判 296頁

ISBN-10 : 4-8404-5384-5

ISBN-13 : 978-4-8404-5384-4

商品コード : 308014913

在庫 : 在庫なし(申込不可)

正誤表

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第4版

発行 : 2017年1月

サイズ : A4変型判 296頁

ISBN-10 : 4-8404-5384-5

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正誤表

1章では代表的な精神症状と精神疾患を、2章では医学的検査と心理検査を、3章では精神科での治療について、精神医療の基礎知識を解説しています。
精神科病棟に入院している患者の生活状況をアセスメントし、日常生活行動の援助を通して治療的環境を整えていく看護師の役割を理解することができます。
精神障害者が地域で生活できるように、社会資源やその活用方法、支援のあり方を事例を交えて解説しています。
「統合失調症」「パーソナリティ障害」「被虐待児症候群」ほか7つの事例の看護の実際を通して、精神障害患者への理解が深まります。
10章では精神科の看護実習を取り上げ、実習先で経験するであろう出来事、実習の振り返りとなるプロセスレコードの活用など精神科実習への心構えを学びます。
「はじめに」
「シラバス・授業計画案」

著者

東京医療学院大学保健医療学部看護学科教授 出口 禎子 編集

日本赤十字看護大学さいたま看護学部准教授 松本 佳子 編集

日本赤十字看護大学看護学部教授 鷹野 朋実 編集

3,520 円(税込)

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目次

・はじめに
・本書の特徴
【ARコンテンツ】
・「メディカAR」の使い方
・精神科看護を学ぶにあたって〈動画〉
・多職種とのつながり〈動画〉
・精神科看護におけるケアの方法〈動画〉
・治療の場としての精神科病棟〈動画〉
・SSTの一例〈動画〉
・デイケア活動〈動画〉
・精神障害者とともに生きる~ NPO法人陽だまりの会に集う人たちPart1〈動画〉
・精神障害者とともに生きる~ NPO法人陽だまりの会に集う人たちPart2〈動画〉
・社会資源の活用〈動画〉
・「飲まないで生きてゆく」アルコホーリクス・アノニマス(AA)〈動画〉
・地域で生きる~働く場所~〈動画〉
・医療連携~退院支援〈動画〉
・臨地実習から学ぶ〈動画〉
◆第1部 精神疾患とその症状・検査・治療
【1 精神症状と精神疾患】
<1>精神疾患総論
(1)精神疾患と精神症状
(2)主な精神症状
(3)精神症状を見る視点
(4)精神疾患の診断と分類
(5)精神疾患の好発年齢と性差
(6)精神疾患が身体疾患と異なる点
<2>神経発達症:成人期の自閉症スペクトラム障害(ASD)
(1)自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断と特徴
(2)自閉症スペクトラム障害(ASD)の症状
(3)自閉症スペクトラム障害(ASD)の治療
(4)自閉症スペクトラム障害(ASD)の看護の視点
<3>統合失調症
(1)統合失調症の診断と特徴
(2)統合失調症の症状
(3)統合失調症の治療
(4)統合失調症の看護の視点
<4>抑うつ障害と双極性障害
(1)抑うつ障害の診断と特徴
(2)抑うつ障害の検査・治療
(3)抑うつ障害とライフステージ
(4)抑うつ障害の看護の視点
(5)双極性障害の診断と特徴
(6)双極性障害の検査・治療
(7)双極性障害の看護の視点
<5>不安障害
(1)限局性恐怖症
(2)社交不安障害
(3)パニック障害
(4)広場恐怖症
(5)全般性不安障害
(6)不安障害の検査・治療
(7)不安障害の看護の視点
<6>強迫性障害(OCD)
(1)強迫性障害(OCD)の診断と特徴
(2)強迫性障害(OCD)の症状
(3)強迫性障害(OCD)の治療・検査
(4)強迫性障害(OCD)の看護の視点
<7>ストレス因関連障害
(1)心的外傷およびストレス因関連障害群の診断と特徴
(2)心的外傷およびストレス因関連障害群の疫学
(3)ASDとPTSDの症状
(4)PTSDの治療
(5)PTSD患者に対する看護の視点
<8>解離性障害
(1)解離性障害群の分類と定義
(2)解離性障害群の疫学
(3)解離性障害の病理と症状
(4)解離性障害の治療
(5)解離性障害の看護の視点
<9>身体症状症および関連症
(1)身体症状症
(2)病気不安症
(3)変換症/転換性障害
(4)身体症状症および関連症の看護の視点
<10>摂食障害
(1)摂食障害の定義と分類
(2)摂食障害の疫学
(3)摂食障害の症状
(4)摂食障害の検査・治療
(5)摂食障害患者への看護の視点
<11>睡眠-覚醒障害
(1)睡眠-覚醒障害の分類
(2)睡眠-覚醒障害の検査および症状評価
(3)不眠障害
(4)ナルコレプシー
(5)呼吸関連睡眠障害
(6)概日リズム睡眠-覚醒障害
(7)睡眠-覚醒障害の看護の視点
<12>物質関連障害
(1)物質関連障害の分類と定義
(2)物質関連障害の疫学
(3)物質関連障害の症状
(4)物質関連障害の治療
(5)物質関連障害の看護の視点
<13>神経認知障害
(1)認知症
(2)せん妄
<14>パーソナリティ障害
(1)パーソナリティ障害の定義と分類
(2)パーソナリティ障害の症状と特徴
(3)パーソナリティ障害の治療
(4)パーソナリティ障害の看護の視点
<15>身体疾患と精神症状
(1)精神症状が生じうる身体疾患
(2)膠原病(全身性エリテマトーデス,ベーチェット病)
(3)心疾患(冠動脈疾患,心不全)
(4)糖尿病
(5)が ん
(6)看護の視点
【2 医学的検査と心理検査】
<1>医学的検査
(1)臨床検査における看護師の役割
(2)脳波検査
(3)画像検査:脳検査
(4)脳脊髄液検査
<2>心理検査
(1)知能検査・発達検査
(2)性格検査
(3)神経心理学的検査
(4)その他の心理検査
【3 精神科での治療】
<1>精神科における治療の特徴
(1)治療契約と治療構造
(2)多職種によるチーム医療
(3)治療におけるリスクマネジメント
<2>薬物療法
(1)抗精神病薬
(2)抗うつ薬
(3)気分安定薬
(4)睡眠薬
(5)抗不安薬
(6)抗てんかん薬
(7)薬物療法の課題
<3>精神療法
(1)支持的精神療法
(2)認知行動療法
(3)精神分析的精神療法
(4)家族療法
(5)集団精神療法
<4>社会療法
(1)社会療法とは
(2)病院内で行われる社会療法
<5>電気けいれん療法
(1)電気けいれん療法の現状
(2)電気けいれん療法の適応
(3)電気けいれん療法の実施方法
(4)有害事象と実施時の注意点
◆第2部 精神科看護の実践
【4 精神科看護における対象の理解】
<1>精神科での援助におけるアセスメントの視点
(1)ヒストリーを読む:家族背景と生活体験・生育歴の把握
(2)精神・情緒状態の把握
(3)セルフケアレベルの把握
(4)対人交流のパターンの把握
(5)事例にみるアセスメントの視点
<2>治療の場の人間関係
(1)患者同士の関係
(2)家族関係
(3)援助関係
(4)患者との関係性の変化
【5 精神科看護におけるケアの方法】
<1>「治療的関わり」の考え方
(1)コミュニケーションとは
(2)コミュニケーションに影響を与える要因
(3)日常生活におけるコミュニケーションのかたち
(4)看護師に求められるコミュニケーション技術
<2>日常生活行動の援助
(1)入院患者の日常生活
(2)セルフケアレベル低下の背景
(3)治療としての生活援助
(4)看護師によるケアの精神療法的な意義
(5)社会学習への援助
<3>服薬治療に関わる援助
(1)精神科における薬物療法の特徴
(2)抗精神病薬
(3)薬物療法における看護
(4)薬に対する患者の思い
【6 入院環境と治療的アプローチ】
<1>治療の場としての精神科病棟
(1)入院する精神障害者がもつ特徴
(2)精神科病棟での入院治療
<2>治療的環境をととのえる
(1)入院生活における環境調整
(2)治療的環境とは何か
<3>精神科病棟でのミーティング:事例から考える
(1)ミーティングの枠組み
(2)50代女性のAさんのケース
(3)30代女性のBさんのケース
(4)語りの場を創造する
【7 精神保健活動とリハビリテーション】
<1>精神科リハビリテーションの考え方
(1)精神科におけるリハビリテーションはどう理解されてきたか
(2)精神科リハビリテーションが立ち遅れた理由
(3)障害論に基づくリハビリテーション論
(4)精神障害者にとってのリハビリテーション
(5)全人的リハビリテーション
<2>地域精神保健活動における社会資源の活用
(1)治療を継続するための場
(2)障害者総合支援法におけるサービス
(3)雇用および就労支援
(4)家族や当事者によるサポート
(5)精神科チームによる連携
<3>在宅医療との連携
(1)在宅療養への調整とは
(2)在宅調整において留意すること
(3)事例にみる在宅調整の流れ
【8 救急医療現場における患者支援と精神的関わり】
<1>自殺企図により救急搬送される患者
(1)自殺企図者に対する救急医療機関の役割
(2)自殺未遂者への初期対応
(3)救急医療現場での自殺未遂者に対する看護
<2>急性薬物中毒で救急搬送される患者
(1)急性薬物中毒の救命率
(2)急性薬物中毒と精神障害
(3)急性薬物中毒の初期対応
(4)原因物質の特定
(5)治 療
(6)看護の留意点
【9 事例に学ぶ看護の実際】
<1>統合失調症(急性期)患者の看護の実際
(1)患者の症状と背景
(2)アセスメントと看護目標
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<2>統合失調症(慢性期)患者の看護の実際
(1)事例の紹介
(2)アセスメントと看護目標
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<3>パーソナリティ障害患者の看護の実際
(1)パーソナリティ障害患者の特徴
(2)事例の紹介
(3)アセスメントと看護目標
(4)看護の実際
(5)事例からの学び
<4>うつ病患者の看護の実際
(1)事例の紹介
(2)アセスメントと看護目標
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<5>パニック障害患者の看護の実際
(1)患者の症状と背景
(2)アセスメントと看護目標
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<6>摂食障害患者の看護の実際
(1)事例の紹介と経過
(2)アセスメントと看護目標
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<7>被虐待児症候群,解離性障害患者の看護の実際
(1)事例の紹介
(2)アセスメントと看護目標
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
【10 臨地実習から学ぶ】
<1>精神科の看護実習とは
(1)精神科看護実習への準備
(2)精神科看護実習で学習すること
(3)患者の生活史の理解
(4)実習生と患者との関係性の変化
<2>患者からのさまざまな感情表出
(1)セクシュアルな感情
(2)秘密の打ち明け
(3)拒否や無視
<3>カンファレンスの意義
(1)不安や疑問を表出し支え合う場
(2)グループのダイナミクスを学ぶ
(3)カンファレンスの形態
(4)教員・臨床指導者の役割
<4>実習の記録
(1)看護場面の再構成
(2)プロセスレコードと再構成
(3)再構成の場面を選ぶ
(4)再構成の活用
◆コラム
・災害時地域精神保健医療活動
◆看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
◆索 引