成人看護学(1):成人看護学概論 第4版
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発行 : 2021年1月

サイズ : A4変型判 304頁

ISBN-10 : 4-8404-7207-6

ISBN-13 : 978-4-8404-7207-4

商品コード : 308014173

在庫 : 在庫なし(申込不可)

正誤表

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

成人看護学(1):成人看護学概論 第4版

発行 : 2021年1月

サイズ : A4変型判 304頁

ISBN-10 : 4-8404-7207-6

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成人看護学を学ぶ基盤として、「成人とは何か」を明確にし、看護の対象としての成人を理解する看護学独自の視点を示しました。
生活者、大人としての成人の役割、健康問題を理解し、部位別看護・臓器別看護・系統別看護の考え方を整理したうえで、生活者としての成人をアセスメントするガイドを提示しています。
成人への看護に有用な7つの概念を取り上げ、どのように用いるのか、事例を通して具体的に学びます。
『健康危機状況/セルフケアの再獲得』『セルフマネジメント』と一貫性のある内容とし、成人看護学を体系立てて学べます。
成人看護学の学習の助けになる序章や、働く大人の生活に関して仕事とその他の活動に関わる内容について解説した8章「ワーク・ライフと健康障害」、コラム「発達障害」などを新設しています。
「シラバス・授業計画案」

著者

関西医科大学看護学部教授 安酸 史子 編集

三育学院大学看護学部教授 鈴木 純恵 編集

東京医療保健大学千葉看護学部教授 吉田 澄恵 編集

3,520 円(税込)

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目次

成人看護学概論
CONTENTS
はじめに
本書の特徴
【ARコンテンツ】
・「メディカAR」の使い方
・医学モデルとエンパワメントモデル〈動画〉
・テレワークに関わる健康管理〈動画〉
・余暇活動の一例~車椅子ツインバスケットボール〈動画〉
・ドメスティック・バイオレンス~医療機関でできること〈動画〉
・事例で考える病みの軌跡〈動画〉
・ロイ先生からのオリジナルメッセージ〈動画〉
◆序章 「成人看護学」という視座の特徴と有用性
◆第1部 成人期にある人の理解
【1 成人であるということ】
<1>「成人」の定義
<2>「成人」であることの自覚
<3>「成人看護学」分野で用いられている成人の特徴の概要
(1)人間の成長発達と成人期
(2)成長発達と成人の区分
【2 成長発達の特徴】
<1>成人の成長発達
(1)成人期の発達課題と関連する理論
(2)成人各期の特徴
<2>成人の役割
(1)家族における役割
(2)社会における役割
<3>成人各期の健康問題
(1)青年期にある人の健康問題
(2)壮年期にある人の健康問題
(3)向老期にある人の健康問題
(4)成人の健康問題と意思決定
<4>成人と死
(1)発達段階における死の理解
(2)死の受容過程
(3)死別の受容過程
<5>個人の成長発達のアセスメントガイド
【3 身体機能の特徴と看護】
<1>身体機能の安定性と変化
(1)生活の前提としての身体機能の安定性
(2)ヒトという生物として成熟した個体
<2>医学的知識を応用した身体機能の理解に基づく看護
(1)部位別に身体を理解する方法の看護への応用(部位別看護)
(2)臓器別に身体を理解する方法の看護への応用(臓器別看護)
(3)系統別に身体を理解する方法の看護への応用(系統別看護)
(4)生活行動と関連させ身体機能を理解する見方とその重要性
<3>身体機能の変化を分析する視点
(1)加齢による影響
(2)疾患・外傷による影響
(3)生活習慣・生活行動による影響
<4>身体機能の変化に着目した看護
(1)症状別看護(対症看護)
(2)疾患別・治療別看護
(3)健康レベル・経過別看護
(4)機能障害別看護
<5>個人の身体機能を理解する方法
【4 成人の生活を理解する視点と方法】
<1>生活とは何か
<2>成人の生活の理解
(1)多様性による生活への影響
(2)生活の場
(3)成人各期における生活の特徴
<3>成人の生活のアセスメントガイド
【5 健康観の多様性と看護】
<1>主要な健康観
(1)健康観についての最近の動向
(2)主要な健康観
<2>個人の健康観に影響を及ぼす要因
<3>個人の健康観を理解する方法
(1)医学的診断,客観的健康
(2)主観的健康
(3)自立度,ADL,IADL
(4)人生や生活に対する満足度
(5)自尊心
(6)Quality of Life(QOL)
(7)全人的な健康度の評価
<4>保健行動と健康観
(1)健康レベルからみた保健行動
(2)保健行動と健康観
<5>さまざまな健康観を踏まえた看護
【6 学習の特徴と看護】
<1>おとなの学びの特徴
(1)身体的発達と学習能力の関係
(2)自己主導性の発達と学習方法の関係
(3)経験の蓄積と学習方法の関係
<2>成人教育学の概念(アンドラゴジーモデル)
(1)学習者の自己概念(self-concept)
(2)経験の役割(the role of experience)
(3)学習へのレディネス(readiness to learn)
(4)学習の方法づけ(orientation of learning)
(5)学習への動機づけ(motivation to study)
<3>おとなの学びの目標
(1)エンパワメントモデル
(2)エンパワメント・アプローチのプロセス
(3)医学モデルとエンパワメントモデルの実際
<4>健康状態と学習方法の関係
(1)生命の危機状況と学習
(2)中途障害状況と学習
(3)慢性病と学習
<5>看護者が効果的な学習方法を計画するために必要なアセスメントガイド
◆第2部 成人期にみられる健康障害
【7 生活習慣に関連する健康障害】
<1>生活習慣に関連する健康課題
(1)生活習慣病の要因
(2)健康問題の現状と推移
<2>生活習慣の是正
(1)生活習慣病対策
(2)危険因子の気づきと行動変容を導く看護(事例)
(3)自己効力感を高めるアプローチ法
【8 ワーク・ライフ・バランスと健康障害】
<1>ワーク・ライフ・バランスと健康障害の関連
(1)ワーク・ライフ・バランス(work-life balance:WLB)
(2)ワーク・ライフ・バランスと健康障害
<2>職業と健康障害
(1)職業性疾病および業務上疾病
(2)職業性疾病の予防と対応
(3)事例
<3>生活ストレスと健康障害
(1)ストレス
(2)成人の生活ストレス
(3)ストレス関連疾患の予防と対応
<4>身体活動と健康障害
(1)成人の身体活動と効果
(2)成人の身体活動と健康障害
(3)成人期の障害者の身体活動
(4)余暇活動におけるスポーツ
【9 セクシュアリティーとジェンダーに関連する健康障害】
<1>セクシュアリティーと健康に関連する概念
(1)セクシュアリティー
(2)リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
(3)セクシュアル・ヘルス/ライツ
(4)ジェンダー
(5)自己決定ということ
(6)性的健康と看護職の責務
<2>性的健康の指標および実態
(1)リプロダクティブ・ヘルスの指標の国際比較
(2)望まない妊娠
(3)性感染症
(4)性暴力
(5)性同一性障害
(6)セックスレス
<3>性に関連する健康障害の予防および対応
(1)一次介入:暴力を生み出さない社会をつくる(予防)
(2)二次介入:問題の発見・明確化
(3)危機介入
(4)暴力被害の予防と新たな動き
<4>事例で考えるDVとジェンダー
(1)DV事例におけるジェンダー
(2)事例における看護ケアの視点と解説
【10 更年期にみられる健康障害】
<1>更年期障害とは
(1)「更年期」とはいつを指すのか
(2)更年期症状と更年期障害
<2>更年期障害の原因
(1)女性のからだ(卵巣機能の低下によるホルモンの変動)
(2)更年期障害に関連する心理的要因・社会的要因
(3)男性の更年期障害
<3>更年期の症状
<4>更年期障害の予防と治療
(1)更年期症状の軽減と障害の予防
(2)ホルモン補充療法(HRT)
(3)漢方療法
(4)向精神薬による薬物療法
(5)心理療法,カウンセリング
(6)食事療法,運動療法
(7)bio-psycho-social アプローチ
第3部 成人への看護に有用な概念
【11 病みの軌跡】
<1>病みの軌跡とは-慢性の病いと人間
<2>病みの軌跡という考え方
(1)軌跡枠組みの発展
(2)軌跡モデルの概念
<3>病みの軌跡の看護への適用
(1)ケアについての基本的な考え方
(2)看護のプロセス
(3)「折り合い」をつけるということ
<4>事例で考える病みの軌跡
(1)長期にわたって続くということ
(2)事例における病みの軌跡
(3)「編みなおし」のために:看護による支持的援助
(4)事例からのメッセージ
【12 セルフケア】
<1>セルフケアとは
(1)セルフケアの概念
(2)セルフケアの意識の高まり
(3)セルフケアのとらえ方と定義
<2>オレムの看護理論(セルフケア不足理論)
(1)セルフケア理論
(2)セルフケア不足理論
(3)看護システム理論
<3>セルフケアと成人看護
<4>事例で考えるオレムの看護理論
【13 ストレス】
<1>ストレスとは
(1)ストレスとストレッサー
(2)ストレスの生理学的モデル
(3)ストレスの心理学的モデル
<2>ストレス・コーピングプロセスに関連する主要な概念
(1)認知的評価(アプレイザル)と個人の特性
(2)コーピング
(3)社会的支援(ソーシャルサポート)
<3>ストレスマネジメント
<4>事例で考えるストレスマネジメント
(1)認知的評価プロセスへの介入例
(2)ストレス反応への介入例
【14 危 機】
<1>危機とは
<2>危機の特徴
(1)危機の発生
(2)危機状態にある人
(3)危機の結末
<3>危機介入
(1)予期的指導
(2)危機モデルを活用した危機介入
<4>事例で考えるフィンクのモデルを活用した危機介入
【15 適 応】
<1>適応とは
<2>ロイ適応看護モデルの概要と成人看護
(1)ロイ適応看護モデルの前提
(2)ロイ適応看護モデルが示す「人間」「環境」「健康」「看護」
<3>事例で考えるロイ適応看護モデル
(1)身体可動性障害への介入例
(2)自尊感情状況的低下への介入例
【16 自己効力】
<1>自己効力とは
(1)行動変容のための二つの鍵
(2)結果予期の下位概念
(3)自己効力を高める四つの情報源
(4)自己効力に関連した概念:自己概念,自尊感情
<2>事例で考える自己効力理論
【17 ヘルスプロモーション】
<1>ヘルスプロモーションとは
<2>ヘルスプロモーションの目標
<3>ヘルスプロモーションのプロセスと方法
(1)ヘルスプロモーションのプロセス
(2)ヘルスプロモーション活動の方法
<4>事例で考えるヘルスプロモーションと看護
◆コラム
・発達障害
・診療報酬と医療
・うつ病
◆事例
・仕事と健康
・医学モデルとエンパワメントモデルの実際
・危険因子の気づきと行動変容を導く看護
・ワーク・ライフ・バランスと健康障害
・職業性疾病を考慮した看護職の役割
・メンタル面に関する健康障害
・ストレス関連疾患を考慮した看護方法
・生活行動に運動を取り入れた一例
・成人の身体活動と健康障害
・成人期の障害者の身体活動
・DV事例におけるジェンダー
・事例における病みの軌跡
・事例で考えるオレムの看護理論
・認知的評価プロセスへの介入例
・ストレス反応への介入例
・事例で考えるフィンクのモデルを活用した危機介入
・事例で考えるロイ適応看護モデル
・事例で考える自己効力理論
・事例で考えるヘルスプロモーションと看護
◆看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
◆索引