在宅看護論(1):地域療養を支えるケア 第6版
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発行 : 2019年1月

サイズ : A4変型判 288頁

ISBN-10 : 4-8404-6520-7

ISBN-13 : 978-4-8404-6520-5

商品コード : 308014165

在庫 : 在庫なし(申込不可)

正誤表

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

在宅看護論(1):地域療養を支えるケア 第6版

発行 : 2019年1月

サイズ : A4変型判 288頁

ISBN-10 : 4-8404-6520-7

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在宅看護から地域療養の幅広い分野をコンパクトに凝縮、重要事項を漏れなく学べる使いやすい構成です。

統計資料、またその他の図版を多く取り入れ、理解の促進を図ると同時に、各種様式や健康保険・介護保険の報酬も掲載。実習にも臨みやすく使える内容となっています。

地域包括ケアシステムについて最新の資料をもとに記述するとともに、多職種連携、地域ケア会議について展開しています。

在宅看護におけるリスクマネジメントについて、療養の場で起こり得る事故の予測と予防を踏まえ、日ごろの安全管理と災害時における健康危機管理を学び、理解を深めます。

技術系では在宅に欠かせない在宅経管栄養法、在宅中心静脈栄養法、在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法をはじめ、感染予防や体位を安全に保つ技術など、看護師国家試験出題基準に対応し、もれなく掲載しています。また、アクティブラーニング形式を取り入れて療養者に必要な支援と方法について学べます。

在宅療養者の病期に応じた看護、また、特徴的な疾病がある療養者への看護を、看護師国家試験出題基準に沿った事例をもとに、療養者への支援を考え、判断する力を養います。

日本と海外の在宅看護における先駆的取り組みを紹介しています。また、在宅看護における事例検討会についても取り上げ、在宅看護の動向と今後の発展についての視点を養います。

「シラバス・授業計画案」

「更新情報」

著者

国際医療福祉大学大学院看護学分野教授 臺 有桂 編集

日本赤十字看護大学看護学部教授 石田 千絵 編集

徳島大学大学院医歯薬学研究部特任教授 山下 留理子 編集

3,740 円(税込)

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目次

・はじめに
・本書の特徴
【ARコンテンツ】
・「メディカAR」の使い方
・地域包括ケアシステムにおける災害対策〈動画〉
・多職種連携〈動画〉
・日常生活自立支援事業〈動画〉
・やってみよう!訪問看護演習〈動画〉
・在宅療養における災害対策〈動画〉
・高齢者の住環境整備〈動画〉
・在宅療養における感染予防〈動画〉
・部分浴〈動画〉
・洗髪方法の一例〈動画〉
・住宅改修の一例〈動画〉
・脳卒中家庭復帰期にある人の看護〈動画〉
・ターミナルケア〈動画〉
・ALS療養者からのメッセージ〈動画〉
・学会の一例〈フリックスライド〉
【1 在宅看護の概念】
<1>在宅看護の背景
(1)社会的背景と国民の価値観の変容
(2)日本の在宅看護の変遷と今後の課題
<2>在宅看護の基盤
(1)在宅ケア
(2)在宅看護と訪問看護
(3)在宅看護の役割・機能
(4)在宅看護活動の特徴
(5)在宅看護の対象
(6)生活の場に応じた看護とサービス提供機関
<3>地域療養を支える在宅看護の役割・機能
(1)自立・自律支援
(2)病状・病態の予測と予防
<4>在宅看護を展開するための基本理念
(1)アドボカシー(advocacy)
(2)エンパワメント(empowerment)
(3)自己効力感(self efficacy)
(4)パートナーシップ(partnership)
(5)ストレングス(strengths)
(6)プライマリヘルスケア(primary health care:PHC)
(7)ヘルスプロモーション(health promotion:HP)
<5>在宅看護における倫理
(1)看護倫理の概要と活用
(2)在宅看護特有の倫理問題
【2 在宅療養者と家族の支援】
<1>在宅看護の対象者
(1)在宅看護の対象と背景
(2)法制度からみた対象者
(3)ライフサイクルからみた対象者
(4)健康レベルからみた対象者
(5)疾患からみた対象者
(6)障害レベルからみた対象者
(7)生活の場からみた対象者
(8)状態別・状況別対象者
(9)地域社会における生活者としての対象者
<2>在宅看護の対象者と在宅療養の成立要件
(1)療養者・家族側の条件
(2)サービス提供者側の条件
<3>在宅療養の場における家族のとらえ方
(1)家族とは
(2)家族形態に応じた看護
<4>在宅療養者の家族への看護
(1)家族の介護力のアセスメントと調整
(2)家族関係の調整
(3)ケア方法の指導
(4)家族介護者の健康
(5)レスパイトケア
【3 地域包括ケアシステムにおける在宅看護】
<1>地域包括ケアシステム
(1)地域包括ケアシステムとは
(2)生活の場に応じた看護とサービス提供機関
(3)地域包括支援センター
<2>療養の場の移行に伴う看護
(1)医療機関における入退院時の連携
(2)医療施設や介護施設との連携
<3>地域包括ケアシステムにおける多職種・多機関連携
(1)行政機関との連携
(2)地域包括支援センターとの連携
(3)居宅介護支援事業所との連携
(4)介護サービス事業所との連携
(5)住民との連携と見守りネットワーク
(6)専門職以外の人々との連携と地域の目
<4>在宅看護におけるケースマネジメント/ケアマネジメント
(1)看護が担うケースマネジメント/ケアマネジメントの概要
(2)介護保険制度におけるケアマネジメント
(3)ケースマネジメント/ケアマネジメントの過程
(4)看護が担うケースマネジメント/ケアマネジメントの実践
(5)地域包括ケアと地域ケア会議
【4 地域療養を支える制度】
<1>社会資源の活用
(1)在宅療養を支える人
(2)在宅療養を支える機関
(3)在宅療養で活用できるサービス
(4)社会資源の活用における看護職の役割
<2>医療保険制度
(1)制度の概要としくみ
(2)主な医療(サービス)給付
<3>後期高齢者医療制度
(1)制度の概要としくみ
(2)主な医療(サービス)給付
<4>介護保険制度
(1)制度の概要としくみ
(2)被保険者
(3)介護予防サービス・介護サービスの給付手続き
(4)地域包括支援センター
(5)介護保険と医療保険の調整
(6)これからの介護保険制度
<5>生活保護制度
(1)基本原理と基本原則
(2)扶助の種類
(3)保護施設
<6>障害者に関連する法律
(1)障害の分類
(2)障害者認定
(3)障害者総合支援法
(4)精神保健福祉法
(5)発達障害者支援法
(6)基幹相談支援センター
(7)障害者を支える手当・年金
(8)障害者福祉のこれから
<7>難病法
(1)難病にかかる医療費助成制度
(2)療養生活環境整備およびその他の難病対策
<8>子どもの在宅療養を支える制度と社会資源
(1)小児慢性特定疾病対策
(2)養育医療
(3)子どもの在宅療養を支える手当
<9>在宅療養者の権利を擁護する制度と社会資源
(1)権利擁護とは
(2)日常生活自立支援事業(福祉サービスの利用援助)
(3)成年後見制度
(4)任意後見制度
(5)オンブズマン制度
<10>高齢者施策
(1)高齢者に対する施策の歴史
(2)高齢者の保健事業と医療
(3)認知症施策
(4)介護予防・生活支援のための取り組み
(5)高齢者虐待防止法
【5 在宅療養を支える訪問看護】
<1>訪問看護の特徴
(1)訪問看護とは
(2)訪問看護の制度と現状
(3)訪問看護の提供方法と種類
<2>在宅ケアを支える訪問看護ステーション
(1)訪問看護ステーションの開設基準
(2)従事者
(3)対象者
(4)サービス内容(訪問看護のサービス提供)
(5)訪問看護サービス開始までの流れ
(6)利用料
(7)訪問看護サービスの質保証
(8)訪問看護サービスの管理・運営
(9)訪問看護制度の課題
<3>訪問看護サービスの展開
(1)訪問看護における看護過程の特徴
(2)訪問看護過程の実際
(3)家庭訪問・初回訪問
<4>訪問看護の記録
(1)訪問看護記録の意義
(2)訪問看護で使用する記録
(3)訪問看護記録を記入するときの留意点
【6 在宅看護における安全と健康危機管理】
<1>在宅看護における危機管理
(1)在宅療養の場で起こり得る事故の予防と対応
(2)在宅医療におけるリスクの特徴
<2>日常生活における安全管理
(1)家屋環境の整備
(2)転倒・転落の防止
(3)誤嚥・窒息の防止
(4)熱傷・凍傷の防止
(5)熱中症の防止
(6)感染症の防止
(7)閉じこもりの予防
<3>災害時における在宅療養者と家族の健康危機管理
(1)在宅療養者・家族への防災・減災対策の指導
(2)医療機関との連携による医療上の健康危機管理
(3)福祉機関との連携による生活上の健康危機管理
(4)行政(都道府県・市町村,消防署,警察署)との連携
【7 在宅における援助技術】
<1>生活ケアと医療的ケア
(1)生活ケア
(2)医療的ケア
<2>生活ケアの援助技術
(1)食のアセスメントと援助
(2)排泄のアセスメントと援助
(3)清潔のアセスメントと援助
(4)移動のアセスメントと援助
(5)呼吸のアセスメントと援助
<3>医療的ケアの援助技術
(1)服薬管理
(2)化学療法,放射線療法
(3)在宅酸素療法(home oxygen therapy:HOT)
(4)在宅人工呼吸療法(home mechanical ventilation:HMV)
(5)膀胱留置カテーテル
(6)ストーマ
(7)在宅経管栄養法(home enteral nutrition:HEN)
(8)在宅中心静脈栄養法(home parenteral nutrition:HPN)
(9)良肢位の保持と褥瘡予防
【8 対象に応じた在宅看護〈事例〉】
<1>老々介護であるパーキンソン病療養者:ADLの低下・再発予防
<2>誤嚥性肺炎を生じた超高齢者:急性期
<3>中途障害による脊髄損傷療養者:慢性期
<4>インスリン自己注射を開始する糖尿病療養者:慢性期
<5>脳梗塞後遺症で高次脳機能障害のある療養者:回復期
<6>在宅で終末期を迎える療養者:終末期
<7>在宅療養を開始する重症心身障害児:小児
<8>日中独居の認知症療養者:認知症
<9>生活の自立を目指す精神障害者:精神疾患
<10>壮年期のALS療養者:難病
【9 在宅看護の動向と今後の発展】
<1>在宅看護の先駆的取り組み
(1)海外の在宅ケアの特徴と共通性
(2)ヨーロッパの在宅ケア:ドイツを例にして
(3)大規模な在宅ケア:米国とオランダを例に
<2>これからの在宅看護の発展に向けて
(1)在宅看護における事例検討会と看護研究
◆コラム
・在宅看護:海外と日本の交流の歴史と将来
・認知症高齢者の地域包括ケア
・ビュートゾルフに同行訪問:ジェネラリストによる臨機応変のトータルケア(オランダ)
・在宅看護に同行訪問:ディアコニー・ソーシャルステーション/フランクフルト市(ドイツ)
・地域に拡がる看護の役割―暮らしの保健室からマギーズ東京へ(日本)
◆看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
◆索 引