人体の構造と機能(2):臨床生化学 第6版
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発行 : 2023年1月

サイズ : B5判 164頁

ISBN-10 : 4-8404-7832-5

ISBN-13 : 978-4-8404-7832-8

商品コード : 308014045

在庫 : 在庫なし(申込不可)

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

人体の構造と機能(2):臨床生化学 第6版

発行 : 2023年1月

サイズ : B5判 164頁

ISBN-10 : 4-8404-7832-5

ISBN-13 : 978-4-8404-7832-8

商品コード : 308014045

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●「生化学」を臨床看護につなげてとらえられるよう、「代謝」を軸に構成。さまざまな栄養素からエネルギーを取り出し、生体成分を合成する代謝回転のうえに恒常性が保たれ、生命が維持されていることを学びます。

●細胞膜のはたらき、エネルギーの発生と貯蔵、遺伝情報の複製・転写・翻訳など、生体内の分子レベルのしくみをARの動画でビジュアル化し、理解を促します。

●巻末に「生化学を学ぶために知っておきたい化学の基礎知識」を収載。生化学が苦手な学生にも好評です。

●情報の更新に努め、再生医療や遺伝子診断,さらに日本遺伝学会の用語の改訂など最新トピックも取り上げています。

●患者とのQ&Aコラム「考えてみよう」を随所に配し、生化学の知識を臨床に生かすトレーニングと考え方のヒントを提示。学習の動機付けを狙います。

●実際に看護教育に携わっている研究者が、看護に活用できる知識に絞り込んで執筆しています。

「はじめに」
「シラバス・授業計画案」
旧版はこちら

著者

山梨大学医学部生化学講座第2教室教授 宮澤 恵二 編集

2,970 円(税込)

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目次

【ARコンテンツ】
●エネルギーの発生と貯蓄のしくみ〈アニメーション〉
●ナトリウムポンプ〈アニメーション〉
●細胞膜のはたらき〈アニメーション〉
●立体異性体〈アニメーション〉
●不飽和脂肪酸〈アニメーション〉
●タンパク質の高次構造〈アニメーション〉
●RNAからタンパク質への翻訳(遺伝情報の解読)〈アニメーション〉
●腎臓の働きと腎不全に関する基礎知識〈アニメーション〉
●さまざまな代謝〈アニメーション〉
●食道・胃・十二指腸〈動画〉
●小腸の構造〈アニメーション〉
●脾臓の構造と機能〈アニメーション〉
●DNAの複製〈アニメーション〉
●DNAからRNAへの転写(遺伝情報の読み取り)〈アニメーション〉
●半透膜〈アニメーション〉

・「メディカAR」の使い方
・はじめに
・本書の特徴

【代謝総論】
■1 代謝とは
1 代 謝
2 異化と同化
(1)異化
(2)同化
■2 代謝とその制御
■3 ホルモンの作用と代謝の調節
1 細胞間の情報伝達とホルモン
2 ホルモンと受容体の種類
3 ホルモンの作用

【2 生命維持に必要な栄養素の構造と性質】
■1 細 胞
1 生命と細胞
2 細胞質
3 細胞小器官
■2 糖 類
1 糖とは何か
2 単糖類
3 オリゴ糖(少糖)類
(1)二糖類
4 多糖類
(1)ホモ多糖
(2)ヘテロ多糖
■3 脂 質
1 脂質の構成
(1)単純脂質
(2)複合脂質
(3)誘導脂質
2 脂肪酸
(1)飽和脂肪酸
(2)不飽和脂肪酸
3 中性脂肪
4 ステロイド類とコレステロール
5 リン脂質
6 糖脂質
7 エイコサノイド
■4 アミノ酸とタンパク質
1 タンパク質とは何か
2 アミノ酸
(1)アミノ酸の分類
3 タンパク質の構造
(1)ぺプチド
(2)タンパク質の高次構造
4 タンパク質の性質
5 タンパク質の種類
■5 核酸とヌクレオチド
1 核酸とは何か
2 ヌクレオシドとヌクレオチド
(1)アデノシン三リン酸(ATP)
(2)サイクリックヌクレオチド
(3)その他のヌクレオチド
3 DNAの構造
4 RNAの構造
(1)mRNA
(2)tRNA
(3)rRNA
■6 ビタミン
1 水溶性ビタミン
2 脂溶性ビタミン

【3 酵 素】
■1 酵素の役割
■2 酵素の性質
(1)酵素は主にタンパク質からなっている
(2)酵素には基質特異性がある
(3)酵素には反応特異性がある
(4)酵素反応はさまざまな因子に影響される
■3 酵素の分類
■4 アイソザイム
■5 臨床診断と酵素

【4 さまざまな代謝】
【4-1 糖質代謝】
■1 糖質代謝の概要
1 糖質の種類と消化・吸収
2 糖質代謝の流れ
(1)エネルギー源
(2)グリコーゲンとして貯蔵
(3)ペントースリン酸回路を経る代謝
■2 解糖のしくみ
1 解糖系とは
2 嫌気的解糖
(1)酸素不足のときのATP産生
(2)ヘキソキナーゼとグルコキナーゼ
3 好気的解糖
(1)酸素が十分に供給され,生体がエネルギーを必要としているとき
(2)酸素があるときとないとき,どちらが得か
■3 グリコーゲンの合成と分解
■4 ペントースリン酸回路を経る代謝
■5 糖新生
1 体内で糖を作る
2 なぜ血糖値が下がるといけないのか
3 肝臓での糖新生と他の臓器との関係
■6 血糖の調節とホルモンの作用
1 血糖値を低下させるホルモン:インスリン
2 血糖値を上昇させるホルモン

【4-2 脂質代謝】
■1 脂質代謝の役割と概要
■2 脂質の消化・吸収と貯蔵
■3 脂肪酸の分解
1 脂肪の分解
2 β酸化とエネルギー産生
■4 ケトン体の代謝
■5 脂肪酸と脂肪の合成
■6 コレステロールの代謝
1 コレステロールの合成
2 コレステロールの利用
■7 リン脂質とエイコサノイド
1 エイコサノイドの生合成
2 エイコサノイドの生理作用
■8 血中リポタンパク質
1 リポタンパク質
2 リポタンパク質の役割
■9 脂質異常症(高脂血症)
■10 脂肪細胞と生活習慣病

【4-3 タンパク質とアミノ酸の代謝】
■1 タンパク質・アミノ酸の役割と概要
■2 タンパク質の消化と吸収
1 胃での消化
2 十二指腸での消化,小腸での消化
■3 アミノ酸の代謝
1 アミノ基の転移と脱アミノ反応代謝
2 尿素回路
3 炭素骨格の代謝
■4 アミノ酸のその他の使われ方
■5 ヘムの生合成とビリルビンの代謝
(1)ヘモグロビン
(2)ヘムの生合成
(3)ヘムの分解とビリルビンの代謝
(4)臨床的意義

【4-4 核酸・ヌクレオチドの代謝】
■1 ヌクレオチド代謝の役割と概要
■2 ヌクレオチドの合成
■3 ヌクレオチドの分解
■4 抗がん薬と免疫抑制薬の作用

【5 エネルギー代謝の統合と制御】
■1 臓器間の代謝のつながり
1 摂食時における臓器間の代謝のつながり
(1)肝臓
(2)筋肉
(3)脂肪組織
2 絶食時における臓器間の代謝のつながり
(1)肝臓
(2)筋肉
(3)脂肪組織
■2 代謝異常と疾患
1 糖尿病
(1)肝臓
(2)筋肉
(3)脂肪組織

【6 遺伝情報】
■1 DNA:遺伝情報を担う物質
1 DNAの構造
2 遺伝情報の保存と発現
■2 DNAの複製:遺伝情報のコピー
1 複製の基本的な機構
2 DNAの損傷と修復
■3 DNAからRNAへの転写:遺伝情報の読み取り
1 転写反応
2 転写の基本的な機構
3 遺伝子発現の調節
■4 RNAからタンパク質への翻訳:遺伝情報の解読
1 翻訳に関わる分子
(1)mRNA
(2)リボソーム
(3)tRNA
2 遺伝暗号(コドン)
3 翻訳(タンパク質合成)の過程
4 RNAの新しい機能
■5 遺伝子の変化
1 病気と遺伝子
2 遺伝子の異常とDNAの変異
3 遺伝子疾患
4 遺伝情報の初期化とiPS細胞
■6 遺伝子診断・遺伝子治療と看護学的課題

【7 先天性代謝異常】
■1 先天性代謝異常の概念
■2 酵素異常による発症のメカニズム
(1)中間代謝物の蓄積
(2)生成物の欠如
(3)異常代謝物質の蓄積
(4)蓄積物質による別の代謝酵素の促進または阻害
■3 受容体の異常
■4 その他のタンパク質の異常

◆学習参考文献
◆資料
生化学を学ぶために知っておきたい化学の基礎知識
◆看護 師国家試験出題基準(令和5 年版)対照表
◆索引