健康支援と社会保障(4):看護をめぐる法と制度 第5版
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発行 : 2024年1月

サイズ : B5判 448頁

ISBN-10 : 4-8404-8158-X

ISBN-13 : 978-4-8404-8158-8

商品コード : 308010234

在庫 : 在庫あり(申込可)

看護基礎教育テキスト 改訂

ナーシング・グラフィカ

健康支援と社会保障(4):看護をめぐる法と制度 第5版

発行 : 2024年1月

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●法律と看護にどのような関連性があるのかを、法律の知識のない人でもイメージしやすいよう特設ページを使って展開しました。

●表現を徹底的に検討し、法律内容としての正しさを保ちながらも、法律用語を用いずに(もしくは用語解説やplusαなどで補って)、わかりやすく解説しています。

●多職種連携時代に、看護師が他職種と法的にどのような業務連携・業務分担をするのかをシンプルにわかりやすく解説しました。

●法律が制定された背景(倫理観や社会のうごき)について随所で触れ、最近の国試の傾向(暗記ではなく理解しているかを試す問題)に対応する知識を育めるようにしました。

●「LGBT 理解増進法」「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」など第209回〜211回国会で成立した法令に基づく変更に対応しています。


「はじめに」

「シラバス・授業計画案」

旧版はこちら

著者

國學院大學名誉教授 平林 勝政 編集

明治大学法学部准教授 小西 知世 編集

北九州市立大学法学部法律学科准教授 和泉澤 千恵 編集

神奈川工科大学健康医療科学部看護学科教授 西田 幸典 編集

3,300 円(税込)

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目次

【ARコンテンツ】

●法律の読み方〈アニメーション〉

●看護師の特定行為〈アニメーション〉

●歯科診療の補助でできること〈画像〉

●玉音放送〈Webページ〉

●さまざまな虐待とその通報〈アニメーション〉

●感染性廃棄物の処理〈動画〉

●医療過誤の事例と法的責任〈アニメーション〉


・はじめに

・第5版によせて

・本書の特徴

・多職種連携時代に求められる「新しい」看護と法のテキスト

・MAP① 看護基礎教育と本書で解説する主な法律とのゆるやかな対応

【特設 『看護をめぐる法と制度』ナビゲーション】

・MAP② 政策に関わる基本法等の関連法令

・MAP③ 看護をめぐる法体系

・法令名略称・通称一覧


第1部 保健医療福祉と法の関わりかた

【1 チーム医療と法の構造】

◆1 医療スタッフに関する法の枠組み

■1 法的規制のありかた

■2 免許

・1 免許の意義

・2 医療スタッフの免許

■3 守秘義務

◆2 医療スタッフの業務分担と連携に関する法の枠組み

■1 医師を頂点としたタテ型の分担協力関係

■2 診療の補助業務に関する業務分担:多職種連携における看護師の役割


【2 医療提供の理念と医療安全:医療法での扱い】

◆1 医療法の歩み

◆2 医療提供の理念

◆3 医療安全

■1 医療事故情報の収集制度とその課題

■2 医療事故の報告と調査の義務

■3 医療安全確保へのさらなる取り組み

◆4 医療法の理念と実際


第2部 看護をめぐる法

【3 人に関する法律】

◆1 医療専門職

■1 保健師助産師看護師法

看護師

保健師

助産師

■2 看護師等の人材確保の促進に関する法律

■3 医師法

■4 歯科医師法

■5 薬剤師法

■6 診療放射線技師法

■7 臨床検査技師等に関する法律

■8 理学療法士及び作業療法士法

■9 視能訓練士法

■10 臨床工学技士法

■11 義肢装具士法

■12 救急救命士法

■13 言語聴覚士法

■14 歯科衛生士法

■15 歯科技工士法

■16 あん摩マツサージ指圧師,はり師,きゆう師等に関する法律/柔道整復師法

◆2 福祉専門職

■1 精神保健福祉士法

■2 社会福祉士及び介護福祉士法

◆3 非医療・非福祉専門職

■1 栄養士法

■2 公認心理師法


【4 物・場所等に関する法律】

◆1 物に関する法律

■1 医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律

・1 医薬品等に関する法律の制定と背景

・2 法律の目的

・3 国などの責務

・4 医薬品等の取扱い

・5 医薬品等の安全対策

・6 指定薬物の取扱い

■2 麻薬及び向精神薬取締法

・1 背景と目的

・2 麻薬

・3 向精神薬

・4 麻薬取扱者

・5 麻薬・向精神薬の保管・記録

・6 滅失・盗取・所在不明などの事故の届出

・7 麻薬の廃棄

・8 麻薬中毒者に対する入院措置など

■3 あへん法/大麻取締法/覚醒剤取締法

■4 臓器の移植に関する法律

・1 移植医療とは

・2 脳死と臓器の移植

・3 臓器移植法の成立と改正経緯

・4 改正臓器移植法の目的と基本理念

・5 移植の実際

・6 今後の課題

■5 血液法/移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律

・1 旧血液法から新血液法へ

・2 血液法

・3 移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律

■6 死体解剖保存法

■7 献体法

■8 死産の届出に関する規程

■9 再生医療安全性確保法

・1 再生医療とはどのような医療か

・2 法律の概要

◆2 場所に関する法律

■1 医療法

・1 医療法の概要

・2 病院,診療所,助産所(法4章)

・3 医療計画・医療提供体制の確保(法5章)

・4 住民への情報提供・医療選択の支援(法2章)

・5 診療記録

・6 医療法人(法6章,7章)

・7 まとめ

■2 独立行政法人医薬品医療機器総合機構法

・1 独立行政法人医薬品医療機器総合機構

・2 独立行政法人医薬品医療機器総合機構の業務

■3 高齢者住まい法

■4 感染症法

・1 法律の構造,分類,医師の届出

・2 予防・医療

■5 新型インフルエンザ等対策特別措置法

■6 予防接種法

■7 検疫法

■8 墓地,埋葬等に関する法律

■9 健康増進法

・1 法律の背景

・2 法律の目的とその実現方法

・3 法律の指針や計画,基準

・4 健康の増進に向けた取り組み

・5 健康増進の担い手

■10 学校保健安全法


【5 支えるシステムに関する法律】

◆1 お金によって支えるシステムに関する法律

■1 健康保険法

・1 背景

・2 目的

・3 保険者

・4 被保険者・被扶養者

・5 保険給付

・6 保険料の負担

■2 国民健康保険法

・1 背景

・2 目的

・3 保険者

・4 被保険者

・5 保険給付

・6 保険料の負担

■3 船員保険法

・1 背景

・2 目的

・3 保険者

・4 被保険者・被扶養者

・5 保険給付

・6 保険料の負担

■4 国家公務員共済組合法

・1 背景

・2 目的

・3 保険者

・4 組合員・被扶養者

・5 保険給付

・6 保険料の負担

■5 地方公務員等共済組合法

・1 背景

・2 目的

・3 保険者

・4 組合員・被扶養者

・5 保険給付

・6 保険料の負担

■6 私立学校教職員共済法

・1 背景

・2 目的

・3 保険者

・4 加入者・被扶養者

・5 保険給付

・6 保険料の負担

■7 高齢者医療確保法

・1 背景

・2 目的

・3 高齢者医療制度

・4 後期高齢者医療制度

・5 特定健康診査・特定保健指導

■8 介護保険法

・1 背景

・2 保険者

・3 被保険者

・4 要支援・要介護認定

・5 保険給付の種類と内容

・6 介護保険施設

・7 地域支援事業

■9 特定C型肝炎ウイルス感染者救済特別措置法

■10 石綿による健康被害の救済に関する法律

■11 カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律

■12 特定B型肝炎感染者給付金支給法

◆2 特別な配慮を必要とする人に関する法律

■1 生活保護法

・1 背景

・2 保護の原則と種類

・3 生活保護の窓口

■2 母体保護法

・1 制定の背景

・2 目的および内容

■3 母子保健法

・1 目的

・2 母子保健の向上

■4 精神保健福祉法

・1 目的

・2 精神保健福祉センター

・3 地方精神保健福祉審議会および精神医療審査会

・4 入院形態

・5 精神科病院における患者の処遇

・6 保健および福祉

■5 心神喪失者等医療観察法

・1 目的,対象行為および対象者

・2 処遇の決定

・3 医療および地域における処遇

■6 戦傷病者特別援護法/原爆被爆者援護法

・1 戦傷病者特別援護法

・2 原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律

■7 ハンセン病問題基本法

■8 障害者基本法

・1 障害者に関する法整備の背景

・2 障害者基本法の内容

■9 障害者総合支援法

・1 背景

・2 目的と対象等

・3 障害者総合支援法による給付

■10 身体障害者福祉法

・1 背景と目的

・2 身体障害者手帳の役割

・3 更生援護の内容

■11 知的障害者福祉法

・1 目的

・2 更生援護

■12 発達障害者支援法

■13 障害者雇用促進法

■14 障害者虐待防止法

■15 バリアフリー新法

■16 ユニバーサル社会実現推進法

■17 障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法

■18 身体障害者補助犬法

■19 電話リレー法

■20 児童福祉法

■21 児童虐待防止法

■22 児童買春・児童ポルノ禁止法

■23 母子及び父子並びに寡婦福祉法

■24 困難な問題を抱える女性への支援に関する法律

■25 DV防止法

・1 背景と目的

・2 基本方針,基本計画

・3 配偶者暴力相談支援センター

・4 被害者の保護と保護命令

■26 老人福祉法

■27 高齢者虐待防止法

・1 概要

・2 虐待の定義

・3 養護者による高齢者虐待の防止

・4 養護者に対する支援

・5 公表

■28 難病医療法

・1 背景

・2 目的,基本理念など

・3 医療費の助成

・4 調査および研究


【6 政策に関わる基本法等の関連法令】

◆1 医療政策に関する法律

■1 社会保障制度改革推進法

■2 社会保障改革プログラム法

■3 地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律

■4 健康・医療戦略推進法

■5 再生医療推進法

■6 厚生労働省設置法

■7 地域保健法

■8 日本赤十字社法

■9 がん対策基本法

■10 がん登録推進法

■11 循環器病対策基本法

■12 肝炎対策基本法

■13 食育基本法

■14 アレルギー疾患対策基本法

■15 歯科口腔保健の推進に関する法律

■16 アルコール健康障害対策基本法

■17 ギャンブル等依存症対策基本法

◆2 福祉政策に関する法律

■1 自殺対策基本法

■2 障害者基本法

■3 成育基本法

■4 こども基本法

■5 認定こども園法/子ども・子育て支援法

1 認定こども園法

2 子ども・子育て支援法

◆3 災害政策に関する法律

■1 災害対策基本法

・1 目的と基本理念

・2 担い手と取り組み

■2 災害救助法

・1 目的と基本理念

・2 担い手と取り組み

◆4 情報政策に関する法律

■1 個人情報保護法制

・1 個人情報法保護法制の意義と展開

・2 個人情報保護法

■2 次世代医療基盤法

・1 背景

・2 個人情報保護法の特則

◆5 食品安全政策に関する法律

■1 消費者基本法の制定

■2 食品衛生法

■3 食品安全基本法

■4 食品表示法

◆6 人口政策に関する法律

■1 高齢社会対策基本法

■2 少子化社会対策基本法

■3 次世代育成支援対策推進法

◆7 社会的弱者政策に関する法律

■1 犯罪被害者等基本法

・1 背景

・2 目的と定義

・3 基本理念

・4 基本的施策

■2 成年後見制度の利用の促進に関する法律

・1 成年後見制度

・2 法律の目的や概念など

■3 任意後見契約に関する法律

・1 制度の趣旨

・2 任意後見制度の概要

・3 任意後見契約の利用形態

◆8 労働政策に関する法律

■1 労働基準法

・1 基本理念

・2 労働契約

・3 賃金

・4 労働時間・休憩・休日および年次有給休暇

・5 年少者

・6 女性等

・7 監督

・8 罰則

■2 労働契約法

■3 労働安全衛生法

■4 労働者災害補償保険法

■5 男女雇用機会均等法

■6 育児・介護休業法

・1 育児休業

・2 介護休業

・3 子の看護休暇

・4 介護休暇

■7 過労死等防止対策推進法

■8 雇用保険法

・1 雇用保険制度

・2 保険給付および事業

■9 労働者派遣法

◆9 女性政策に関する法律

■1 男女共同参画社会基本法

・1 背景

・2 目的と実現方法

・3 日本の積極的改善措置(PA)の実効性

■2 女性活躍推進法

・1 背景

・2 事業主行動計画

◆10 環境政策に関する法律

環境政策の基本となる法

■1 環境基本法

・1 背景

・2 目的と理念

・3 環境基準

■2 環境影響評価法

公害の規制に関連する分野

■1 大気汚染防止法

■2 水質汚濁防止法

■3 土壌汚染対策法

■4 騒音規制法/振動規制法

■5 悪臭防止法

■6 ダイオキシン類対策特別措置法

■7 公害健康被害の補償等に関する法律

生活環境を保全するための法

■1 水道法

■2 下水道法

■3 有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律

■4 廃棄物処理法

生活環境を保全するための法

自然の保全や生物を保護するための法

地球環境を保護するための法

■1 エネルギー政策基本法

■2 地球温暖化対策の推進に関する法律

■3 気候変動適応法

■4 水銀による環境の汚染の防止に関する法律


第3部 法制度を取り巻く考えかた

【7 インフォームドコンセント】

■1 医療行為における患者の同意と自己決定

■2 代諾

■3 ICが志すもの,求めるもの

■4 ICにおける説明のポジション

■5 説明内容

・1 説明の種類

・2 説明すべき事項

・3 説明の程度

・4 説明の軽減・免除

■6 これからのIC


【8 看護過誤(医療過誤)】

◆1 医療事故と医療過誤

◆2 三つの法的責任

■1 民事責任:債務不履行責任

■2 民事責任:不法行為責任

・1 不法行為の成立要件

事例①:病室での転倒事故

・2 使用者責任

■3 民事責任の手続き

■4 刑事責任

事例②:薬剤の取り違えによる消毒薬の誤点滴事故

■5 刑事責任の手続き

■6 行政上の責任


【9 法と生命倫理】

◆1 生命倫理総論

■1 生命倫理(バイオエシックス)とは

■2 生命倫理の基本原則

・1 米国型の4原則

・2 SOL(生命の尊厳)とQOL(生命の質)

◆2 生命倫理各論

■1 臨床倫理

■2 臓器売買と有償の代理出産契約

■3 積極的安楽死の法制化と違法性阻却要件

◆3 研究倫理

■1 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針

・1 研究倫理とは何か

・2 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針

■2 臨床研究法

・1 背景

・2 目的と構造

・3 対象となる研究

・4 研究者に課される義務

・5 研究計画を審査する委員会


・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表

・索引