発行 : 2021年1月
サイズ : A4変型判 384頁
ISBN-10 : 4-8404-7213-0
ISBN-13 : 978-4-8404-7213-5
商品コード : 308010231
在庫 : 在庫なし(申込不可)
看護基礎教育テキスト
ナーシング・グラフィカ
健康支援と社会保障(4):看護をめぐる法と制度 第2版
発行 : 2021年1月
サイズ : A4変型判 384頁
ISBN-10 : 4-8404-7213-0
ISBN-13 : 978-4-8404-7213-5
商品コード : 308010231
在庫 : 在庫なし(申込不可)
●法律と看護にどのような関連性があるのかを、法律の知識のない人でもイメージしやすいよう特設ページを使って展開しました。
●表現を徹底的に検討し、法律内容としての正しさを保ちながらも、法律用語を用いずに(もしくはplusαなどで補って)、わかりやすく解説しています。
●多職種連携時代に、看護師が他職種と法的にどのような業務連携・業務分担をするのかをシンプルにわかりやすく解説しました。
●法律が制定された背景(倫理観や社会のうごき)について随所で触れ、最近の国試の傾向(暗記ではなく理解しているかを試す問題)に対応する知識を育めるようにしました。
●「保健師助産師看護師法」「社会福祉士及び介護福祉士法」「予防接種法」「母子保健法」「障害者総合支援法」など、第201回国会(2020年6月閉会)で成立した、看護師に必要とされる法令に基づく変更に対応しています。
※第3版は2022年2月刊行予定です。いましばらくお待ちください。
3,080 円(税込)
目次
・第2版によせて
・本書の特徴
【ARコンテンツ】
・「メディカAR」の使い方
・看護師の特定行為〈アニメーション〉
・歯科診療の補助でできること〈画像〉
・玉音放送〈Webページ〉
・感染性廃棄物の処理〈動画〉
・多職種連携時代に求められる「新しい」看護と法のテキスト
●MAP①看護基礎教育と本書で解説する主な法律とのゆるやかな対応
・特設『看護をめぐる法と制度』ナビゲーション
●MAP②政策に関わる基本法等の関連法令
●MAP③看護をめぐる法体系
・法令名略称一覧
◆第1部 保健医療福祉と法の関わりかた
【1 チーム医療と法の構造】
<1>医療スタッフに関する法の枠組み
〔1〕法的規制のありかた
〔2〕免許
〔3〕守秘義務
<2>医療スタッフの業務分担と連携に関する法の枠組み
〔1〕医師を頂点としたタテ型の分担協力関係
〔2〕診療の補助業務に関する業務分担:多職種連携における看護師の役割
【2 医療提供の理念と医療安全:医療法での扱い】
<1>医療法の歩み
<2>医療提供の理念
<3>医療安全
〔1〕医療事故情報の収集制度とその課題
〔2〕医療事故の報告と調査の義務
〔3〕医療安全確保へのさらなる取り組み
<4>医療法の理念と実際
◆第2部 看護をめぐる法
【3 人に関する法律】
<1>医療専門職
〔1〕保健師助産師看護師法
・看護師
・保健師
・助産師
〔2〕看護師等の人材確保の促進に関する法律
〔3〕医師法
〔4〕歯科医師法
〔5〕薬剤師法
〔6〕診療放射線技師法
〔7〕臨床検査技師等に関する法律
〔8〕理学療法士及び作業療法士法
〔9〕視能訓練士法
〔10〕臨床工学技士法
〔11〕義肢装具士法
〔12〕救急救命士法
〔13〕言語聴覚士法
〔14〕歯科衛生士法
〔15〕歯科技工士法
〔16〕あん摩マツサージ指圧師,はり師,きゆう師等に関する法律/柔道整復師法
<2>福祉専門職
〔1〕精神保健福祉士法
〔2〕社会福祉士及び介護福祉士法
<3>非医療・非福祉専門職
〔1〕栄養士法
〔2〕公認心理師法
【4 物・場所等に関する法律】
<1>物に関する法律
〔1〕医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律
〔2〕麻薬及び向精神薬取締法
〔3〕あへん法/大麻取締法/覚醒剤取締法
〔4〕臓器の移植に関する法律
〔5〕血液法*/造血幹細胞提供推進法*
〔6〕死体解剖保存法
〔7〕献体法*
〔8〕死産の届出に関する規程
〔9〕再生医療安全性確保法*
<2>場所に関する法律
〔1〕医療法
〔2〕独立行政法人医薬品医療機器総合機構法
〔3〕高齢者住まい法*
〔4〕感染症法*
〔5〕新型インフルエンザ等対策特別措置法
〔6〕予防接種法
〔7〕検疫法
〔8〕墓地,埋葬等に関する法律
〔9〕健康増進法
〔10〕学校保健安全法
【5 支えるシステムに関する法律】
<1>お金とサービスに関する法律
〔1〕健康保険法
〔2〕国民健康保険法
〔3〕船員保険法
〔4〕国家公務員共済組合法
〔5〕地方公務員等共済組合法
〔6〕私立学校教職員共済法
〔7〕高齢者医療確保法*
〔8〕介護保険法
〔9〕特定C型肝炎ウイルス感染者救済特別措置法*
〔10〕石綿による健康被害の救済に関する法律
〔11〕カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律
〔12〕特定B型肝炎感染者給付金支給法*
<2>特別な配慮を必要とする人に関する法律
〔1〕生活保護法
〔2〕母体保護法
〔3〕母子保健法
〔4〕精神保健福祉法*
〔5〕心神喪失者等医療観察法*
〔6〕戦傷病者特別援護法/原爆被爆者援護法*
〔7〕ハンセン病問題基本法*
〔8〕障害者基本法
〔9〕障害者総合支援法*
〔10〕身体障害者福祉法
〔11〕知的障害者福祉法
〔12〕発達障害者支援法
〔13〕障害者雇用促進法*
〔14〕障害者虐待防止法*
〔15〕バリアフリー新法*
〔16〕ユニバーサル社会実現推進法
〔17〕身体障害者補助犬法
〔18〕電話リレー法*
〔19〕児童福祉法
〔20〕児童虐待防止法*
〔21〕児童買春・児童ポルノ禁止法*
〔22〕母子及び父子並びに寡婦福祉法
〔23〕老人福祉法
〔24〕DV防止法*
〔25〕高齢者虐待防止法*
〔26〕難病医療法*
【6 政策に関わる基本法等の関連法令】
<1>医療政策に関する法律
〔1〕社会保障制度改革推進法
〔2〕社会保障改革プログラム法*
〔3〕地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律
〔4〕健康・医療戦略推進法
〔5〕再生医療推進法*
〔6〕厚生労働省設置法
〔7〕地域保健法
〔8〕日本赤十字社法
〔9〕がん対策基本法
〔10〕がん登録推進法*
〔11〕循環器病対策基本法*
〔12〕肝炎対策基本法
〔13〕食育基本法
〔14〕アレルギー疾患対策基本法
〔15〕歯科口腔保健の推進に関する法律
〔16〕アルコール健康障害対策基本法
〔17〕ギャンブル等依存症対策基本法
<2>福祉政策に関する法律
〔1〕自殺対策基本法
〔2〕障害者基本法
〔3〕成育医療等基本法*
〔4〕認定こども園法*/子ども・子育て支援法
<3>災害政策に関する法律
〔1〕災害対策基本法
〔2〕災害救助法
<4>情報政策に関する法律
〔1〕個人情報保護法*
〔2〕次世代医療基盤法*
<5>食品安全政策に関する法律
〔1〕消費者基本法の制定
〔2〕食品衛生法
〔3〕食品安全基本法
〔4〕食品表示法
<6>人口政策に関する法律
〔1〕高齢社会対策基本法
〔2〕少子化社会対策基本法
〔3〕次世代育成支援対策推進法
<7>社会的弱者政策に関する法律
〔1〕犯罪被害者等基本法
〔2〕成年後見制度の利用の促進に関する法律
〔3〕任意後見契約に関する法律
<8>労働政策に関する法律
〔1〕労働基準法
〔2〕労働契約法
〔3〕労働安全衛生法
〔4〕労働者災害補償保険法
〔5〕男女雇用機会均等法*
〔6〕育児・介護休業法*
〔7〕過労死等防止対策推進法
〔8〕雇用保険法
〔9〕労働者派遣法*
<9>女性政策に関する法律
〔1〕男女共同参画社会基本法
〔2〕女性活躍推進法*
<10>環境政策に関する法律
〔1〕環境政策の基本となる法
(1)環境基本法
(2)環境影響評価法
〔2〕公害の規制に関連する分野
(1)大気汚染防止法
(2)水質汚濁防止法
(3)土壌汚染対策法
(4)騒音規制法/振動規制法
(5)悪臭防止法
(6)ダイオキシン類対策特別措置法
(7)公害健康被害の補償等に関する法律
〔3〕生活環境を保全(環境衛生や関連営業の衛生)するための法
(1)水道法
(2)下水道法
(3)有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律
(4)廃棄物処理法*
〔4〕自然の保全や生物を保護するための法
〔5〕地球環境を保護するための法
(1)エネルギー政策基本法
(2)地球温暖化対策推進法*
(3)気候変動適応法
(4)水銀環境汚染防止法*
◆第3部 法制度を取り巻く考えかた
【7 インフォームドコンセント】
〔1〕医療行為における患者の同意と自己決定
〔2〕代諾
〔3〕ICが志すもの,求めるもの
〔4〕ICにおける説明のポジション
〔5〕説明内容
(1)説明の種類
(2)説明すべき事項
(3)説明の程度
(4)説明の軽減・免除
〔6〕これからのIC
【8 看護過誤(医療過誤)】
<1>医療事故と法的責任
<2>三つの法的責任
〔1〕刑事責任
・事例①:薬剤の取り違えによる消毒薬の誤点滴事故
〔2〕民事責任
・事例②:人工呼吸器エタノール誤注入事故
・事例③:おにぎりの誤嚥と看護師の見守り義務
〔3〕行政上の責任
<3>三つの法的責任はどのような関係にあるか
・演習問題①:手術患者の取り違え事故
・演習問題②:褥瘡事故
【9 法と生命倫理】
<1>生命倫理総論
〔1〕生命倫理(バイオエシックス)とは
〔2〕生命倫理の基本原則
(1)米国型の4原則
(2)SOL(生命の尊厳)とQOL(生命の質)
<2>生命倫理各論
〔1〕臨床倫理
〔2〕臓器売買と有償の代理出産契約
〔3〕積極的安楽死の法制化と違法性阻却要件
<3>研究倫理
〔1〕人を対象とする医学系研究に関する倫理指針
(1)研究倫理とは何か
(2)人を対象とする医学系研究に関する倫理指針
〔2〕臨床研究法
(1)背景
(2)目的と構造
(3)対象となる研究
(4)研究者に課される義務
(5)研究計画を審査する委員会
◆看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
◆索引