在宅看護論(2):在宅療養を支える技術
立ち読みする

発行 : 2018年1月

サイズ : A4変型判 232頁

ISBN-10 : 4-8404-6134-1

ISBN-13 : 978-4-8404-6134-4

商品コード : 308010220

在庫 : 在庫なし(申込不可)

正誤表

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

在宅看護論(2):在宅療養を支える技術

発行 : 2018年1月

サイズ : A4変型判 232頁

ISBN-10 : 4-8404-6134-1

ISBN-13 : 978-4-8404-6134-4

商品コード : 308010220

在庫 : 在庫なし(申込不可)

正誤表

在宅療養を支える技術として、コミュニケーションやフィジカルアセスメントなどの最も基本的な技術、食・呼吸・排泄などの日常生活援助技術、輸液管理・在宅酸素療法などの医療ケアの技術、の大きく三つに分けて展開します。
訪問看護の技術として、実習の心構えから、家庭訪問における注意などを、看護における倫理原則を踏まえて解説します。また、在宅看護における看護過程を、ICFの枠組みに照らして、図を用いて解説します。
在宅療養支援に重要な災害対策を、地域包括ケアシステムを踏まえて、ポイントを絞って解説します。また、記憶に新しい二つの地震をコラムで取り上げており、災害と在宅療養者支援との関わりを学ぶことができます。
9つの豊富な事例では、事例の各場面に合わせた設問を用意。考え、判断する実践力を養います。設問には「丁寧でわかりやすく」を心がけた解答・解説が付いています。
在宅療養とその支援に応用される、新たな技術や知能について、コラムの形で紹介します。ICT、ノーリフト、ユマニチュード、ロボットなど、すっかり様相が変わっているかもしれない未来に活躍する人へ贈るメッセージです。
「シラバス・授業計画案」

「更新情報」


著者

国際医療福祉大学大学院看護学分野教授 臺 有桂 編集

日本赤十字看護大学看護学部教授 石田 千絵 編集

徳島大学大学院医歯薬学研究部特任教授 山下 留理子 編集

3,080 円(税込)

こちらの各オンラインショップでも販売中

amazon
Rakuten
立ち読みする

目次

・はじめに
・本書の特徴
【ARコンテンツ】
・「メディカAR」の使い方
・訪問の準備〈動画〉
・文字盤を使ったコミュニケーション〈動画〉
・意思伝達装置〈動画〉
・IT機器の活用〈動画〉
・肺(呼吸器系)の打診〈動画〉
・呼吸音の聴取部位〈アニメーション〉
・住環境〈動画〉
・生活リハビリテーション〈動画〉
・感染予防〈動画〉
・部分浴〈動画〉
・洗髪方法の一例〈動画〉
・関節可動域訓練(ROM訓練)〈動画〉
・移動に関わる機能のアセスメント〈動画〉
・スライディングシートの活用〈動画〉
・グローブの利用〈動画〉
・経鼻経管栄養〈動画〉
・胃 瘻〈動画〉
・注入の手順〈動画〉
・体位排痰法〈動画〉
・スクイージング〈動画〉
・気管カニューレの交換〈動画〉
・酸素供給装置〈動画〉
・NPPVマスクの着け方〈動画〉
・膀胱留置カテーテルの管理〈動画〉
・ストーマ装具の交換〈動画〉
・血糖自己測定〈動画〉
・インスリン自己注射〈動画〉
・CAPDバッグの交換〈動画〉
・褥瘡の実際〈動画〉
・褥瘡処置の手順〈動画〉
・正しい靴の履き方〈動画〉
・オピオイド(医療用麻薬)の服薬指導〈動画〉
・レスキュー・ドーズの投与方法〈動画〉
・補完代替療法〈動画〉
・ALS療養者からのメッセージ〈動画〉
・地域で生きる~働く場所~〈動画〉
・やってみよう! 訪問看護演習〈動画〉
【1 訪問看護技術】
<1>家庭訪問・初回訪問
(1)家庭訪問の意義
(2)訪問看護導入時の療養者と家族
(3)初回訪問の目的と配慮
(4)療養方針の明確化
(5)訪問の手順と倫理・心構え
(6)学生実習における同行訪問
<2>在宅療養における看護過程の展開技術
(1)在宅療養における看護過程の特徴
(2)情報収集の項目とアセスメントのポイント
(3)在宅療養における看護過程の展開のポイント
【2 在宅療養生活を支える基本的な技術】
<1>コミュニケーション
(1)在宅療養を支えるコミュニケーションの基本
(2)コミュニケーション障害と支援
(3)コミュニケーション障害のある療養者の特徴と支援のポイント
<2>フィジカルアセスメント
(1)在宅におけるフィジカルアセスメントの基本
(2)在宅におけるフィジカルアセスメントの実際:訪問時の基本的な技術
(3)在宅におけるフィジカルアセスメントの実際:症状別アセスメント
<3>環境整備
(1)在宅療養環境の基本
(2)療養環境が引き起こす障害の予防
(3)居住環境のアセスメント
(4)住環境整備
(5)福祉用具
(6)環境整備に活用できる社会資源
<4>生活リハビリテーション
(1)生活リハビリテーションの基本
(2)障害や状態に応じた生活リハビリテーション
(3)在宅移行に向けての環境整備
<5>感染予防
(1)在宅における感染防止の基本
(2)援助の実際
(3)感染予防指導
(4)感染症発生時の対応
<6>ターミナルケア
(1)ターミナルケアの基本
(2)症状マネジメント
(3)生活環境の整備
(4)医療・介護チームの連携
(5)家族へのケア
(6)自然死を迎える療養者へのケア
(7)悪性新生物(がん)により死を迎える療養者へのケア
【3 日常生活を支える看護技術】
<1>食生活
(1)在宅療養の場における食生活の特徴
(2)食に関するアセスメント
(3)援助の技術と実際
(4)トラブル時の対応
(5)社会資源の活用
<2>呼 吸
(1)在宅療養の場における呼吸ケアの特徴
(2)呼吸に関するアセスメント
(3)呼吸ケアの実際
<3>排 泄
(1)在宅療養の場における排泄の基本
(2)排泄のアセスメント
(3)排泄援助の技術と実際
(4)社会資源の活用と調整
<4>睡 眠
(1)在宅療養の場における睡眠の特徴
(2)睡眠のアセスメント
(3)睡眠援助の技術と実際
<5>清潔と更衣
(1)在宅療養の場における清潔と更衣の特徴
(2)清潔ケアと更衣のアセスメント
(3)清潔ケアの技術と実際
(4)社会資源と多職種連携
<6>肢位の保持と移動
(1)在宅における移動と肢位の保持の重要性
(2)移動能力に関わる身体機能のアセスメント
(3)肢位の保持と移動の実際
(4)家族への支援
(5)多職種との連携
【4 療養を支える看護技術(医療ケア)】
<1>医療ケアの原理原則
(1)意義と目的(対象の特徴と自立支援)
(2)観察とアセスメント(状態に合わせた対応・調整)
(3)リスクマネジメント(トラブルや合併症の予防と対応)
(4)在宅療養者と家族のセルフマネジメント力の維持・向上のための支援
(5)多職種との連携
(6)資材の調達と管理
(7)社会資源の活用・調整
<2>薬物療法
(1)在宅における薬物療法の意義と目的
(2)薬物療法のアセスメント
(3)薬物療法における援助の実際
(4)在宅療養の場で生じる薬物療法に関するトラブル
(5)療養者・家族への支援
(6)多職種との連携・社会資源の活用
<3>がん外来化学療法
(1)がん外来化学療法の目的と対象の特徴
(2)がん外来化学療法のアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)外来通院中の在宅療養者に対する援助
(5)社会資源の活用・調整
<4>在宅経管栄養法(HEN)
(1)在宅における経管栄養法の意義と目的・対象の特徴
(2)経管栄養法のアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)援助の実際
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<5>輸液管理(在宅中心静脈栄養法,末梢静脈栄養法)
(1)在宅における輸液管理の目的と対象の特徴
(2)輸液管理のアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)援助の実際
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<6>排痰ケア
(1)在宅における排痰ケアの意義と目的
(2)排痰ケアにおけるアセスメント
(3)援助の実際
(4)排痰ケアで生じやすいトラブル・合併症
(5)療養者・家族への支援
(6)多職種との連携
<7>気管カニューレ管理
(1)在宅における気管カニューレ管理の意義と目的
(2)気管カニューレ管理のアセスメント
(3)気管カニューレ管理における援助の実際
(4)療養者・家族への支援
<8>在宅酸素療法(HOT)
(1)在宅酸素療法の意義と目的・対象の特徴
(2)在宅酸素療法のアセスメント
(3)在宅酸素療法の実際
(4)安全管理と援助
(5)社会資源の活用・調整
<9>在宅人工呼吸療法(HMV)/非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)
(1)在宅における非侵襲的陽圧換気療法の意義と目的
(2)非侵襲的陽圧換気療法におけるアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)在宅における安全管理と援助
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<10>在宅人工呼吸療法(HMV)/気管切開下間欠的陽圧換気療法(TPPV)
(1)気管切開下間欠的陽圧換気療法の意義と目的
(2)在宅人工呼吸療法におけるアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)在宅における安全管理と援助
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<11>排尿ケア
(1)在宅における排尿ケアの意義と目的
(2)排尿ケアにおけるアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)在宅における安全管理と援助
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<12>ストーマ管理
(1)在宅におけるストーマ管理の意義と目的
(2)ストーマ管理におけるアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)援助の実際
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<13>インスリン自己注射管理
(1)在宅におけるインスリン自己注射の特徴
(2)インスリン自己注射のアセスメント
(3)インスリン自己注射における援助の実際
(4)インスリン自己注射に生じやすいトラブル・対処
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<14>在宅CAPD管理
(1)在宅におけるCAPD管理の意義と目的
(2)在宅CAPD管理におけるアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)援助の実際
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<15>褥瘡管理
(1)在宅における褥瘡ケアの意義と目的
(2)褥瘡発生のリスクアセスメントと予防
(3)リスクマネジメント
(4)援助の実際(褥瘡のアセスメントと処置)
(5)療養者・家族への支援
(6)多職種との連携
<16>足病変のケア
(1)足病変のケアの意義・目的と対象者
(2)足病変のアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)援助の実際
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
<17>疼痛管理
(1)在宅療養における疼痛管理の意義・目的と対象者
(2)疼痛管理のアセスメント
(3)リスクマネジメント
(4)援助の実際
(5)療養者・家族への支援
(6)社会資源の活用・調整
(7)補完代替療法の活用
【5 在宅療養を支える災害対策】
<1>在宅療養における災害対策
(1)在宅療養における災害対策の必要性
(2)災害サイクルと在宅療養者支援
<2>地域包括ケアシステムにおける災害対策
(1)地域包括ケアシステムによる災害対策と連携
(2)訪問看護ステーションにおける災害対策と対応
<3>訪問看護師による災害時対応
(1)訪問看護師による対応技術
(2)訪問看護師の対応の実際
【6 事例で学ぶ在宅看護の技術】
<1>在宅での自己管理を続けている糖尿病のある独居高齢者
(1)Aさんの状況
(2)初回訪問後3カ月の状況
<2>在宅で老々介護を開始する高齢の療養者
(1)退院前のBさんの状況(試験外泊)
(2)退院後3カ月の状況
<3>被虐待が疑われる認知症高齢者
(1)Cさんの情報(初回訪問)
(2)退院後6カ月の状況
<4>在宅での生活を希望する脳梗塞後遺症のある高齢者
(1)退院前のDさんの状況
(2)退院後1週間の状況
<5>最期まで自宅で過ごしたいターミナル期のがん療養者
(1)緊急入院~退院まで
(2)退院後6カ月の状況
<6>在宅での生活に不安を抱きつつ退院するALS療養者
(1)Fさんの情報
(2)在宅療養移行期の状況
<7>事故により中途障害者となった成人男性
(1)Gさんの情報
(2)一人暮らし開始後2カ月の状況
<8>在宅での生活を希望する精神障害者
(1)Hさんの情報
(2)退院後4カ月の状況
<9>地域で生活する重症心身障害児
(1)I ちゃんの状況
(2)退院後1カ月の状況
◆設問解答・解説
【付録 やってみよう! 訪問看護演習】
(1)演習Ⅰ テーマ:初回訪問
(2)演習Ⅱ 訪問看護における医療保険と介護保険の調整
(3)演習Ⅲ テーマ:在宅看護過程
(4)演習Ⅳ テーマ:ケアマネジメント(サービスの調整)
◆コラム
・ユマニチュード
・ICTを活用したヘルスモニタリング
・認知行動療法を応用したリハビリテーション
・ロボット技術開発がもたらす在宅療養支援の未来
・ノーリフト
・キネステティク
・3.11の経験から地域ネットワークのあり方を振り返る
・熊本地震と在宅療養者支援
◆看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
◆索 引