成人看護学(5):リハビリテーション看護 第3版
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発行 : 2017年1月

サイズ : A4変型判 296頁

ISBN-10 : 4-8404-5377-2

ISBN-13 : 978-4-8404-5377-6

商品コード : 308010133

在庫 : 在庫なし(申込不可)

正誤表

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

成人看護学(5):リハビリテーション看護 第3版

発行 : 2017年1月

サイズ : A4変型判 296頁

ISBN-10 : 4-8404-5377-2

ISBN-13 : 978-4-8404-5377-6

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正誤表

国際生活機能分類(ICF)の枠組みを用いて「生活機能と障害」をとらえ、「生活の再構築」に向けたプラス志向のリハビリテーションの在り方を考えます。
「脊髄損傷」「心筋梗塞」「高次脳機能障害」などの事例を多数収載。看護過程の実際が学べます。
リハビリテーション関連職種によるチームアプローチの手法や、地域リハビリテーションの事例を取り上げ、ニーズの高まる地域医療連携について考察します。
リハビリテーションの前提となる身体機能のメカニズムを理解したうえで、障害をアセスメントしてリハビリテーション看護を実践できる応用力を培います。
豊富なAR コンテンツにより、リハビリテーション看護の技術を映像で見て学べます。
「ノーマライゼーション」「エンパワメント」「レジリエンス」などの概念を、リハビリテーション看護にどう生かせばよいのかが具体的に学べます。
超高齢社会、在宅医療推進に向けた「予防的リハビリテーション」の取り組みを紹介しています。
「はじめに」
「シラバス・授業計画案」

著者

三育学院大学大学院看護学研究科特任教授,札幌医科大学名誉教授 奥宮 暁子 編集

金城大学看護学部学部長,看護学科教授 金城 利雄 編集

上智大学総合人間科学部看護学科成人看護学教授 石川 ふみよ 編集

3,960 円(税込)

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目次

・はじめに
・本書の特徴
【ARコンテンツ】
・「メディカAR」の使い方
・セルフケア再獲得モデル〈動画〉
・日常生活自立支援事業〈動画〉
・胸郭と臓器〈3D回転モデル〉
・呼吸と横隔膜〈アニメーション〉
・心臓〈3D回転モデル〉
・刺激伝導系〈アニメーション〉
・骨格筋と筋原線維〈動画〉
・興奮情報の伝導〈動画〉
・関節可動域訓練(ROM訓練)〈動画〉
・運動機能障害のフィジカルアセスメント(病室での一例)〈動画〉
・移動に関わる機能のアセスメント〈動画〉
・呼吸と嚥下〈アニメーション〉
・食道・胃・十二指腸〈動画〉
・嚥下障害(嚥下造影検査;VF)〈動画〉
・消化器系〈3D回転モデル〉
・胃の構造〈動画〉
・小腸の構造〈動画〉
・通路としての消化管〈動画〉
・腎臓の働きと腎不全に関する基礎知識〈動画〉
・濾過と再吸収のしくみ〈動画〉
・脳神経〈3D人体映像〉
・脳梗塞患者の看護(失語症)〈動画〉
・コミュニケーション機能のアセスメント〈動画〉
・眼球の動きと神経支配〈3D人体映像〉
・視覚の遠近調節〈動画〉
・視野欠損と視覚路の障害部位〈アニメーション〉
・聴覚伝導路のしくみ〈動画〉
・平衡覚伝導路のしくみ〈動画〉
・依存による自立〈動画〉
・歩行補助具〈動画〉
・生活内容・健康状態のアセスメント〈動画〉
・起居動作の介助〈動画〉
・右麻痺患者のADL支援(ベッドから車椅子への移乗)〈動画〉
・嚥下リハビリテーション〈動画〉
・食事動作〈動画〉
・右麻痺患者のADL支援(更衣)〈動画〉
・右麻痺患者のADL支援(車椅子から便座への移乗)〈動画〉
・右麻痺患者のADL支援(便座からの立ち上がり)〈動画〉
・脊髄(頸髄)損傷患者の更衣〈動画〉
・くも膜下出血患者の看護〈動画〉
・ALS患者からのメッセージ〈動画〉
・福祉機器の一例〈動画〉
・関節リウマチの自助具〈動画〉
・関節リウマチの運動療法〈動画〉
・脳卒中急性期にある人の看護〈動画〉
・脳卒中回復期にある人の看護〈動画〉
・脳卒中家庭復帰期にある人の看護〈動画〉
【1 リハビリテーションとは】
<1>リハビリテーションとは何か
(1)リハビリテーションの定義と考え方
(2)リハビリテーションを必要とする人とは
(3)リハビリテーションの目的
<2>リハビリテーションの歴史
(1)リハビリテーションのはじまり
(2)20 世紀から現代におけるリハビリテーション
(3)国内におけるリハビリテーション
<3>リハビリテーションの領域
(1)教育的リハビリテーション
(2)医学的リハビリテーション
(3)社会的リハビリテーション
(4)職業的リハビリテーション
<4>リハビリテーション看護とは
(1)リハビリテーション看護の専門性と役割
(2)リハビリテーション看護の歴史的背景
(3)リハビリテーション看護のこれから
<5>時期および目的から見たリハビリテーション看護
(1)急性期リハビリテーションにおける看護
(2)回復期リハビリテーションにおける看護
(3)生活期(維持期)リハビリテーションにおける看護
(4)終末期(ターミナル期)リハビリテーションにおける看護
(5)予防的リハビリテーションにおける看護
【2  リハビリテーションに用いられる主要な概念】
<1>国際的な障害分類の確立
(1)国際生活機能分類(ICF)
(2)国際生活機能分類:児童版(ICF-CY)
<2>生活モデル
<3>ADL:activities of daily living
<4>セルフケア
(1)ICF におけるセルフケア
(2)NANDA看護診断におけるセルフケア
(3)オレムのセルフケア理論/セルフケア不足理論
<5>QOL:quality of life
(1)VASによる主観的満足度
(2)健康関連QOL(SF-36(R))
(3)疾患の影響プロフィール(SIP)
(4)改訂PGCモラール・スケール
<6>ノーマライゼーション
(1)ノーマライゼーションの定義
(2)バリアフリーとユニバーサルデザイン
<7>エンパワメント
(1)エンパワメントの定義
(2)エンパワメント・プロセスと「内発的動機づけ」および「自己決定」
(3)エンパワメントの分類
<8>コーピング
(1)コーピングの定義
(2)コーピングの二つの基本的タイプ
<9>自己効力
(1)自己効力の定義
(2)自己効力を高める四つの情報源
<10>レジリエンス
(1)レジリエンスの定義
(2)レジリエンスを形成する看護
【3  リハビリテーションにおける倫理,法律,施策】
<1>障害者とは
(1)障害者の定義
(2)障害者数の変化
<2>障害者の権利
(1)障害者の権利に影響する施策の変遷
(2)障害者のアドボカシー
(3)障害者の権利を守るには:障害者の権利擁護
(4)リハビリテーションにおける障害者の倫理
<3>障害者を支える法律
(1)社会保障のしくみ
(2)自立と社会参加に向けて
<4>障害者を支えるサービス
(1)障害者手帳の取得:サービス利用前に
(2)障害者自立支援法から障害者総合支援法へ
【4 チームアプローチと看護の役割】
<1>リハビリテーション関連職種によるチームアプローチ
(1)チームアプローチとは
(2)リハビリテーション関連職種によるチームアプローチ
<2>多職種によるチームアプローチモデル
(1)チームアプローチの種類
<3>チームアプローチのための情報共有
(1)組織と職種による情報共有
(2)地域医療連携における情報共有
(3)医療と福祉の連携強化
<4>チームにおける看護師の役割
(1)チームのキーパーソンとしての看護師の役割
(2)チームにおける専門看護師・認定看護師の役割
【5 身体機能のメカニズムとアセスメント】
<1>呼 吸
(1)呼吸機能のメカニズム
(2)呼吸機能障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<2>循 環
(1)循環機能のメカニズム
(2)循環機能障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<3>運 動
(1)運動機能のメカニズム
(2)運動機能障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<4>栄 養
(1)摂食・嚥下機能のメカニズム
(2)摂食・嚥下障害のアセスメント
(3)栄養代謝のメカニズム
(4)栄養状態のアセスメント
(5)日常生活への影響
<5>排 泄
(1)排泄のメカニズム
(2)排泄障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<6>性(セクシュアリティ)
(1)性のメカニズム
(2)性障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<7>高次脳機能
(1)高次脳機能のメカニズム
(2)高次脳機能障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<8>視 覚
(1)視覚のメカニズム
(2)視覚障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<9>聴 覚
(1)聴覚のメカニズム
(2)聴覚障害のアセスメント
(3)日常生活への影響
<10>疼 痛
(1)痛みのメカニズム
(2)痛みのアセスメント
(3)日常生活への影響
【6 心理・社会的なアセスメントと援助】
<1>肯定的な自己概念:障害受容
(1)障害受障後の心理社会的反応
(2)自己概念と障害受容
(3)患者の生きる力を支えるケア
<2>家 族
(1)障害のある人と家族
(2)障害に対する家族の心理社会的反応
(3)家族の支援能力のアセスメント
(4)家族支援の方法
<3>社会の態度
(1)障害に対する社会の見方
(2)障害を克服することの意味
<4>居住環境
(1)居住環境がADL・QOLに与える影響
(2)居住環境のアセスメント
(3)居住環境の特徴を踏まえた援助
【7 生活の再構築へのアセスメントと援助】
<1>生活の再構築とは
(1)生活とは何か
(2)生活の再構築の目標と看護の方向性
(3)生活の再構築に必要な学習過程
<2>ICF に基づくアセスメント
(1)ICFによる生活機能と障害のアセスメントの視点
<3>生活の再構築のための支援
(1)主体性回復への支援
(2)安全・安楽の確保
(3)代償機能の活用
(4)活動・参加促進に向けたADL支援(学習支援)
(5)健康維持
【8 事例で学ぶリハビリテーション看護】
<1>慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の看護
(1)アセスメント
(2)介入計画
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<2>急性心筋梗塞患者の看護
(1)アセスメント
(2)介入計画
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<3>下肢切断患者の看護
(1)アセスメント
(2)介入計画
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<4>脊髄損傷患者の看護
(1)アセスメント
(2)介入計画
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<5>高次脳機能障害患者の看護
(1)アセスメント
(2)介入計画
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<6>筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の看護
(1)アセスメント
(2)介入計画
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
<7>関節リウマチ患者の看護
(1)アセスメント
(2)介入計画
(3)看護の実際
(4)事例からの学び
【9  地域におけるリハビリテーション:脳血管疾患患者のケアの連携事例】
<1>脳血管疾患患者の看護(急性期)
(1)はじめに
(2)事例紹介
(3)入院1 日目のケア
(4)入院2 日目以降のケア
(5)入院後1 週間以降のケア
(6)まとめ
<2>脳血管疾患患者の看護(回復期~生活期)
(1)はじめに
(2)回復期リハビリテーション(発症後2 カ月半~)におけるアセスメント
(3)介入計画
(4)看護の実際・評価
(5)退院後のNさんの状況(生活期)
(6)おわりに
◆コラム
・IPW(専門職連携実践)とIPE(専門職連携教育)
・リハビリテーション栄養
・平衡覚の障害とそのアセスメント
・NPPV導入およびPEG造設の意思決定支援
◆資料
・身体障害者障害程度等級表
・年表1:リハビリテーションとリハビリテーション看護の歴史
・年表2:障害者の権利に関する変遷
◆看護師国家試験出題基準(平成30 年版)対照表
◆索引