小児看護学(2):小児看護技術 第6版
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発行 : 2026年1月

サイズ : B5判 312頁

ISBN-10 : 4-8404-8771-5

ISBN-13 : 978-4-8404-8771-9

商品コード : 308010095

在庫 : 在庫あり(申込可)

看護基礎教育テキスト NEW 改訂

ナーシング・グラフィカ

小児看護学(2):小児看護技術 第6版

発行 : 2026年1月

サイズ : B5判 312頁

ISBN-10 : 4-8404-8771-5

ISBN-13 : 978-4-8404-8771-9

商品コード : 308010095

在庫 : 在庫あり(申込可)

●本書では、子どもを「発達していく存在であり、年齢や健康レベルにかかわらず、権利を有し行使することができる主体である」(編者の言葉より)ととらえ、子どもの権利を擁護し、安全で安楽なケアを行うための看護技術を学ぶことに重点を置いています。

●巻頭に「乳幼児の発達の目安」と「基本的生活習慣の目安」を掲載。乳幼児の発達や食事・排泄・衣類の着脱などの基本的生活習慣獲得をアセスメントする際に活用できます。

●看護技術を「基礎知識(目的ほか)」「実施方法(準備するもの、手順&アドバイス)」の順に解説しています。各看護技術の目的や背景を理解してから、技術の習得に入ることができます。また、各技術に「プレパレーションの視点」を示し、実施時に意識できるようにしています。

●「子どもの権利擁護」「子どもの発達」を重視した小児看護技術を学ぶために、具体的な手技の手順と、それに対するポイントやアドバイスをわかりやすく提示しています。豊富な写真やイラストで、手技の流れや注意点がより理解しやすくなり、臨床実習でも役立ちます。

●「小児看護専門看護師としての活動」「臨地実習にて教師から」をテーマとしたコラムを各章末に掲載しています。臨床現場における小児看護の実際や、実習での心構えを学ぶことができます。

●巻末資料として「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン(一部抜粋)」を収載しています。


「はじめに」

「シラバス・授業計画案」

旧版はこちら


著者

高知県立大学名誉教授 中野 綾美 編集

高知県立大学看護学部教授 髙谷 恭子 編集

3,520 円(税込)

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目次

【動画でチェック】
●幼児の衣類の着脱〈実写映像〉
●呼吸音の聴取部位〈実写映像〉
●血圧の測定〈実写映像〉
●身体計測のポイント〈実写映像〉
●離乳食開始前の乳児〈実写映像〉
●7~8カ月の乳児の食事場面〈実写映像〉
●9カ月の乳児の食事場面〈実写映像〉
●おむつ交換技術の一例〈実写映像〉
●ストーマ援助技術の一例〈実写映像〉
●沐浴援助技術の一例〈実写映像〉
●さまざまなケースの入浴援助ポイント〈実写映像〉
●衣服交換技術の一例〈実写映像〉
●輸液療法の一例〈実写映像〉
●鼻腔・口腔吸引の一例〈実写映像〉
●気管吸引の一例〈実写映像〉
●胸骨圧迫技術の一例〈実写映像〉
●気道異物除去技術の一例〈実写映像〉

・はじめに
・本書の特徴
■図解1 子どもの発達の目安
■図解2 基本的生活習慣獲得の目安

【1 援助関係を形成する技術】
■1 援助関係を形成する上で必要な基礎知識
1 子ども・家族と看護者の関係性の発展
2 家族との援助関係の特徴
3 援助関係を形成していく上で重要なコミュニケーション
・1 コミュニケーションの構成要素
・2 子どもとコミュニケーションをとる上での留意点
・3 家族とコミュニケーションをとる上での留意点
■2 子どもとの援助関係を形成する技術
■3 家族との援助関係を形成する技術
■4 援助関係を形成する技術の活用
1 子どもとの援助関係を形成する技術の活用
2 家族との援助関係を形成する技術の活用

【2 健康状態を把握するための技術】
■1 健康歴の聴取(問診)
■2 健康状態の観察
1 視診
2 触診
3 打診
4 聴診
■3 バイタルサインの測定
1 呼吸測定
2 脈拍・心拍数測定
3 体温測定
4 血圧測定
■4 身体計測
1 体重
2 身長
3 頭囲
4 胸囲
5 腹囲

【3 安心・安全な環境を調整する技術】
■1 子どもの視点に立った病院の物理的環境
1 温度・湿度と明るさ,音,におい
2 空間
■2 発達段階に応じた環境づくり
1 遊びの環境
2 学習の環境
3 発達段階に応じた生活環境の調整とセルフケア力を高める環境づくり
■3 睡眠と休息に適した環境づくり
1 家庭での睡眠に関する情報収集
2 安眠,休息ができる環境づくり
・1 睡眠を妨げる要因のアセスメントと緩和
・2 寝具の工夫
・3 発達段階に応じた睡眠環境
■4 事故を防止する環境づくり
1 子どもと家族への十分な説明
2 転倒を防止する環境づくり
3 転落を防止する環境づくり
4 その他の事故防止:誤飲,窒息など
■5 感染予防のための環境づくり
1 感染経路と主な病原微生物
2 感染予防対策
3 隔離,清潔隔離を要する子どもへのサポート

【4 食事の援助技術】
■1 子どもへの食事援助の実際
1 調乳
2 授乳
3 乳幼児の食事の援助技術
■2 子どもの健康状態に応じた食物・栄養摂取方法とケア
1 経管栄養法
2 胃瘻カテーテルから栄養剤を注入する方法
3 中心静脈栄養法
4 口唇口蓋裂のある子どもの哺乳
5 食べる機能に障害のある子どもへの援助
■3 在宅でのケアの実際

【5 排泄の援助技術】
■1 おむつ交換
■2 排泄行動の自立への援助
■3 浣腸
■4 導尿(CIC)
■5 ストーマケア

【6 清潔・衣生活の援助技術】
■1 沐浴
■2 入浴
■3 清拭
■4 洗髪
■5 口腔ケア
1 うがい
2 口腔内清拭
3 歯磨き
■6 衣服の交換

【7 安全・安楽を確保する技術】
■1 安楽な体位
■2 処置やケアへの遊びの活用
■3 安全・安楽を考慮した行動制限

【8 与薬の技術】
■1 与薬に必要な基礎知識
■2 経口薬
■3 坐薬
■4 注射
1 皮下注射
2 筋肉内注射
3 静脈内注射
■5 輸液療法
■6 輸血療法
■7 点眼・点耳
1 点眼
2 点耳
■8 塗布剤(皮膚外用薬)

【9 呼吸・循環を整える技術】
■1 酸素療法
■2 吸引
1 鼻腔・口腔の吸引
2 気管吸引
3 低圧胸腔内持続吸引(胸腔ドレナージ)の管理
■3 吸入
■4 体位ドレナージ
■5 人工呼吸器の管理
■6 体温の調整(温罨法・冷罨法を含む)

【10 症状・生体機能の管理技術】
■1 検体の採取
1 採血
2 尿採取
3 便採取
4 咽頭・鼻腔培養
■2 検査
1 心電図
2 パルスオキシメーターによる検査
3 腰椎穿刺
4 骨髄穿刺
■3 検査・治療処置時の睡眠導入のための環境づくり

【11 救急救命の技術】
■1 救急救命
1 子どもにおける救急救命看護
・1 子どもの救急医療の特徴
・2 子どもの救急医療に携わる看護者に求められる能力
2 救急蘇生法
■2 救急蘇生法の実際
1 一次救命処置(心肺蘇生法)
・1 基礎知識
・2 一次救命処置の実際
・3 気道確保(用手的気道確保)
・4 胸骨圧迫
・5 人工呼吸
・6 自動体外除細動器(AED)
2 二次救命処置
・1 基礎知識
・2 二次救命処置の実際
・3 エアウェイ(反転法)による気道確保
・4 バッグバルブマスクによる人工呼吸
・5 直流式除細動器(DC)
・6 気管挿管
3 輸液ルートの確保と輸液療法
・1 輸液ルート確保
・2 子どもの輸液療法
■3 その他の応急処置
1 気道異物の除去
2 消化管異物および中毒
3 熱傷
4 溺水
5 熱中症
6 骨折

【コラム】
●高度実践看護師として活躍する小児看護専門看護師
●子どもが泣いてバイタルサイン測定ができません
●倫理的視点から子どもと家族の療養環境を整える
●看護はアート(創造)である
●患者,家族の長い人生を長距離伴奏するパートナーであること
●医療・看護の質の向上を目指して協働する「チェンジエージェント」
●医療的ケアが必要な1型糖尿病の子どもと家族を支えるチーム医療
●子どもの苦痛緩和ケアをチームで協働して考える
●小児専門病院における小児看護専門看護師の活動
●緊張は伝染する
●看護学実習における学生への学習支援

・看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
・索引