小児看護学(2):小児看護技術 第4版
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発行 : 2019年1月

サイズ : A4変型判 272頁

ISBN-10 : 4-8404-6516-9

ISBN-13 : 978-4-8404-6516-8

商品コード : 308010093

在庫 : 在庫なし(申込不可)

正誤表

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

小児看護学(2):小児看護技術 第4版

発行 : 2019年1月

サイズ : A4変型判 272頁

ISBN-10 : 4-8404-6516-9

ISBN-13 : 978-4-8404-6516-8

商品コード : 308010093

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本書では、子どもを「発達していく存在であり、年齢や健康レベルにかかわらず、権利を有し行使することができる主体である」(編者の言葉より)ととらえ、子どもの権利を擁護し、安全・安楽にケアを行うための看護技術を学ぶことに重点を置いています。

解説を「基礎知識(目的ほか)」「実施方法(準備するもの、手順&アドバイス)」の順に変更しました。各看護技術の目的や背景を理解してから、技術の習得に入ることができます。

「子どもの権利擁護」「子どもの発達」を重視した小児看護技術を学ぶために、実施方法の解説はレイアウトを大幅に変更し、具体的な手技の手順とそれに対するポイントやアドバイスをわかりやすく提示しています。写真を大幅に変更・追加したことで、手技の流れや注意点がより理解しやすくなり、臨床実習でも役立ちます。

「小児看護専門看護師としての活動」「臨地実習にて教師から」をテーマとしたコラムを各章末に掲載しています。臨床現場における小児看護の実際や、実習での心構えを学ぶことができます。

巻末資料として「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン(一部抜粋)」を収載しています。


「シラバス・授業計画案」


旧版はこちら


著者

高知県立大学看護学部教授 中野 綾美 編集

3,520 円(税込)

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目次

・はじめに
・本書の特徴
【ARコンテンツ】
・「メディカAR」の使い方
・離乳食開始前の乳児〈動画〉
・7~8カ月の乳児の食事場面〈動画〉
・9カ月の乳児の食事場面〈動画〉
・おむつ交換技術の一例〈動画〉
・ストーマ援助技術の一例〈動画〉
・沐浴援助技術の一例〈動画〉
・衣服交換技術の一例〈動画〉
・鼻口腔吸引の一例〈動画〉
・気管吸引の一例〈動画〉
・輸液管理の一例〈動画〉
・小児看護専門看護師とは〈動画〉
・胸骨圧迫技術の一例〈動画〉
・気道異物除去技術の一例〈動画〉
・呼吸音の聴取部位〈アニメーション〉
・血圧の測定〈動画〉
・身体計測のポイント〈動画〉
【1 援助関係を形成する技術】
<1>援助関係を形成する上で必要な基礎知識
(1)子ども・家族と看護者の関係性の発展
(2)援助関係を形成していく上で重要なコミュニケーション
(3)家族との援助関係の特徴
<2>子どもとの援助関係を形成する技術
<3>家族との援助関係を形成する技術
<4>援助関係を形成する技術の活用
(1)子どもとの援助関係を形成する技術の活用
(2)家族との援助関係を形成する技術の活用
【2 安心・安全な環境を調整する技術】
<1>子どもの視点に立った病院の物理的環境づくり
(1)温度・湿度と明るさ,音,におい
(2)空 間
<2>発達段階に応じた環境づくり
(1)遊びの環境
(2)学習の環境
(3)発達段階に応じた生活環境の調整とセルフケア力を高める環境づくり
<3>睡眠と休息に適した環境づくり
(1)家庭での睡眠に関する情報収集
(2)安眠,休息ができる環境づくり
(3)検査・治療処置時の睡眠導入のための環境づくり
<4>事故を防止する環境づくり
(1)子どもと家族への十分な説明
(2)転倒を防止する環境づくり
(3)転落を防止する環境づくり
(4)その他の事故防止:誤飲・誤嚥,外傷,窒息など
<5>感染予防のための環境づくり
(1)感染経路と主な病原微生物
(2)感染予防対策
(3)隔離,逆隔離を要する子どもへのサポート
【3 食事の援助技術】
<1>子どもへの食事援助の実際
(1)調 乳
(2)授 乳
(3)乳幼児の食事の援助技術
<2>子どもの健康状態に応じた食物・栄養摂取方法とケア
(1)経管栄養法
(2)胃瘻カテーテルから栄養剤を注入する方法
(3)中心静脈栄養法
(4)口唇口蓋裂のある子どもの哺乳
(5)食べる機能に障害のある子どもへの援助
【4 排泄の援助技術】
<1>おむつ交換
<2>排泄行動自立への援助
<3>浣 腸
<4>導尿(CIC)
<5>ストーマケア
【5 清潔・衣生活の援助技術】
<1>沐 浴
<2>入 浴
<3>清 拭
<4>洗 髪
<5>口腔ケア
(1)うがい
(2)口腔内清拭
(3)歯磨き
<6>衣服の交換
【6 呼吸・循環を整える技術】
<1>酸素療法
<2>吸 引
(1)鼻腔・口腔の吸引
(2)気管吸引
(3)低圧胸腔内持続吸引(胸腔ドレナージ)の管理
<3>吸 入
<4>体位ドレナージ
<5>人工呼吸器の管理
<6>体温の調整(温罨法・冷罨法を含む)
【7 与薬の技術】
<1>与薬に必要な基礎知識
<2>経口薬
<3>坐 薬
<4>注 射
(1)皮下注射
(2)筋肉注射
(3)静脈注射
<5>輸液管理
<6>輸血管理
【8 救急救命の技術】
<1>救急救命
(1)子どもにおける救急救命看護
(2)救急蘇生法
<2>救急蘇生法の実際
(1)一次救命処置(心肺蘇生法)
(2)二次救命処置
(3)輸液ルートの確保と薬物療法
<3>その他の応急処置
(1)気道異物の除去
(2)消化管異物および中毒
(3)熱 傷
(4)溺 水
(5)熱中症
(6)骨 折
【9 症状・生体機能の管理技術】
<1>バイタルサインの測定
(1)呼吸測定
(2)脈拍・心拍数測定
(3)体温測定
(4)血圧測定
<2>検体の採取
(1)採 血
(2)尿採取
(3)便採取
<3>検 査
(1)心電図
(2)パルスオキシメータによる検査
(3)腰椎穿刺
(4)骨髄穿刺
<4>身体計測
(1)体 重
(2)身 長
(3)頭 囲
(4)胸 囲
(5)腹 囲
【10 安全・安楽を確保する技術】
<1>安楽な体位
<2>処置やケアへの遊びの活用
<3>安全・安楽を考慮した行動制限
◆コラム:小児看護専門看護師としての活動
(1)高度実践看護師として活躍する小児看護専門看護師
(2)混合病棟における小児看護専門看護師の活動-倫理的視点から子どもと家族の療養環境を整える
(3)小児看護専門看護師として働く15年間を振り返って-患者,家族の長い人生を長距離伴走するパートナーであること
(4)大学病院において医療・看護の質の向上を目指して協働する「チェンジエージェント」
(5)小児専門病院における小児看護専門看護師の活動
(6)子どもの苦痛緩和ケアをチームで協働して考える活動
(7)総合病院での小児看護専門看護師の活動-救急外来を受診する子どもと家族を支える
(8)子どもにとっての「最善の利益」をすべての価値判断に
◆コラム:臨地実習にて教師から
(1)看護はアート(創造)である
(2)緊張は伝染する
◆資 料
・乳児用調製粉乳の安全な調乳,保存及び取扱いに関するガイドライン(一部抜粋)
◆看護師国家試験出題基準(平成30年版)対照表
◆索 引