健康支援と社会保障(2):公衆衛生 第6版
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発行 : 2023年1月

サイズ : B5判 368頁

ISBN-10 : 4-8404-7836-8

ISBN-13 : 978-4-8404-7836-6

商品コード : 308010015

在庫 : 在庫あり(申込可)

看護基礎教育テキスト

ナーシング・グラフィカ

健康支援と社会保障(2):公衆衛生 第6版

発行 : 2023年1月

サイズ : B5判 368頁

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ISBN-13 : 978-4-8404-7836-6

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●看護職にとって欠かせない保健・福祉の概念・知識を簡潔に説き明かし、「個」だけでなく、「集団」「社会」の視点からも健康問題を見る目を育てます。

●「総論」「方法論」「各論」の三部構成で広範な公衆衛生の世界をわかりやすく整理。「総論」では、公衆衛生の理念や歴史、現在の公衆衛生システムの特徴など、基本的事項について明快に説明します。

●「方法論」では、疫学・統計の基本とその活用方法を掲載。あわせて「地域」「集団」などを対象とした公衆衛生活動の実践方法についても紹介します。

●「各論」では、親子・高齢者など対象別の関わり方や、精神保健・学校保健・歯科保健・産業保健など分野別の公衆衛生を解説しています。

●新カリキュラムに準拠し、最新の法・制度・統計データを反映。身近な事例やトピックスで日常生活と公衆衛生を結び付け、学習を助けます。

●2022年に公表された産業保健看護の定義や、新たな化学物質管理についても解説し、「産業保健」の内容を充実させました。


「はじめに」
「シラバス・授業計画案」
旧版はこちら

著者

宮崎県立看護大学学長 平野 かよ子 編集

四天王寺大学看護学部教授/和歌山県立医科大学名誉教授 山田 和子 編集

国立保健医療科学院院長 曽根 智史 編集

獨協医科大学看護学部特任教授/山口大学名誉教授 守田 孝恵 編集

3,630 円(税込)

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目次

【ARコンテンツ】
●保健所の活動〈動画〉
●かんたん講座(政治・経済)〈アニメーション〉
●かんたん講座(疫学と計算)〈アニメーション〉
●町をあげての健康教育〈動画〉
●小児生活習慣病の予防(島根県隠岐郡海士町の一例)〈動画〉
●高齢者の健康的な生活(ダイヤビックを例として)〈動画〉
●精神障害者とともに生きるNPO法人陽だまりの会に集う人たちPART1〈動画〉
●精神障害者とともに生きるNPO法人陽だまりの会に集う人たちPART2〈動画〉
●デイケア活動〈動画〉
●SSTの一例〈動画〉
●地域で生きる~働く場所~〈動画〉
●治療の場としての精神科病棟〈動画〉
●多職種とのつながり〈動画〉
●「飲まないで生きてゆく」アルコホーリクス・アノニマス(AA)〈動画〉
●エイズの理解〈動画〉
●ヒト免疫不全ウイルスHIV(human immunodeficiency virus)〈動画〉
●産業看護〈動画〉

・「メディカAR」の使い方
・はじめに
・本書の特徴
・看護の現場で出合う統計

【第1部 総 論】
【1 公衆衛生の歴史】
■1 公衆衛生改善の歩み
1 昔の日本はどんな国だったのか
2 どうしてこんなによくなったのか
■2 公衆衛生とは何か
1 公衆衛生の定義
2 臨床診療との違いは何か
■3 公衆衛生の歴史
1 近代の公衆衛生
2 日本の公衆衛生の歴史
(1)明治から昭和初期(2)戦後から高度成長期(3)1980年代から現在
■4 公衆衛生を学ぶ意義
1 人生の質の向上
2 保健医療の場と保健医療従事者の取り組み

【2 現在の公衆衛生システムと政策】
■1 日本の公衆衛生システムの特徴および国と地方自治体の役割
1 日本の公衆衛生システムの特徴
2 省庁,自治体,諸機関の役割
(1)省庁(2)自治体と諸機関
■2 保健所の役割とその変化
1 保健所の歴史
2 法的な位置付けと設置状況
3 保健所機能の変遷
4 都道府県型と政令市型の違い
5 医療制度改革と健康政策
(1)医療制度改革の方向性(2)医療法の改正(3)地域医療の推進における保健所の役割
6 健康増進法
■3 市町村保健センターの役割
1 法的な位置付けと設置状況
2 保健所と市町村保健センターの違い
■4 民間や住民組織の役割
1 公衆衛生の構造改革
2 地域組織活動
3 NPOによる活動
■5 公衆衛生専門職の役割
1 保健師,助産師,看護師(根拠法:保健師助産師看護師法)
2 医師(根拠法:医師法)
3 そのほかの職種
(1)歯科医師(根拠法:歯科医師法)(2)獣医師(根拠法:獣医師法)(3)薬剤師(根拠法:薬剤師法)(4)栄養士,管理栄養士(根拠法:栄養士法,健康増進法)

【3 公衆衛生の理念・概念】
■1 ヘルスプロモーションの考え方で,住民・患者支援の方法が変わる
1 悪い生活習慣は個人の責任か
2 たばこ問題も社会全体の取り組みが不可欠
3 ヘルスプロモーションとは
4 健康の社会的決定要因と政策
■2 公衆衛生と政治経済学
1 公衆衛生と経済と政治
2 公衆衛生と経済学
(1)市場の効率化と外部性(2)経済学は公衆衛生に応用できるか
3 公衆衛生と政治
4 公衆衛生と政治経済イデオロギー
(1)政治経済イデオロギーとは(2)公衆衛生の歴史と政治経済イデオロギー
■3 健康格差と社会経済格差
1 健康格差とは
2 なぜ健康格差が生じるのか
3 拡大する社会経済格差
4 健康格差における公衆衛生看護の役割
■4 ソーシャルキャピタル
1 ソーシャルキャピタルとは何か
2 ソーシャルキャピタルは何の役に立つのか
3 健康日本21とソーシャルキャピタル
4 まちづくりとソーシャルキャピタル

第2部 方法論
【4 公衆衛生のものさし】
■1 集団の見方と健康指標
1 集団の見方-個人をみるのとどう違うのか
(1)臨床と公衆衛生(2)「疫学」の定義と対象・目的
2 集団の特徴を表す方法(健康指標)と使い方
(1)罹患率(incidence rate)(2)累積罹患率(cumulative incidence)(3)有病率(prevalence)(4)死亡率(mortality rate)(5)致命率(致死率;fatality rate)(6)相対頻度
■3 健康指標を使って二つの集団を比較する
(1)曝露と病気の発生(2)相対危険(3)寄与危険(4)集団相対危険(5)寄与危険割合(6)集団寄与危険(7)集団寄与危険割合
■2 研究の方法
1 観察研究と介入研究
2 記述疫学
3 分析疫学
(1)症例対照研究(2)コホート研究(3)介入研究(4)横断研究,縦断研究
■3 リスクファクター
1 リスクファクターをみる(因果関係)
2 交絡因子(本当のリスクファクターを見つける)
(1)交絡因子(2)交絡因子の制御方法(3)年齢調整
3 バイアス(偏り)
4 疫学に必要な統計(偶然)
■4 スクリーニング
1 効果的なスクリーニング
2 スクリーニングの評価
3 スクリーニングで留意しなければならないバイアス
■5 公衆衛生活動における疫学
■6 統計情報の収集と見方
1 既存資料の利用
(1)国勢調査(2)人口動態統計(3)患者調査(4)国民生活基礎調査(5)国民健康・栄養調査(6)生命表(7)サーベイランスと疾病登録(8)ビッグデータ
2 情報の収集方法
3 調査研究と疫学

【5 公衆衛生活動のプロセス】
■1 保健師の活動の特徴
1 セルフケア能力を引き出し高める活動
2 「個」から「地域」に広げる活動
3 地域を対象とした活動
■2 高リスクアプローチと集団アプローチ,PDCAサイクル
1 高リスクアプローチ,集団アプローチ
(1)高リスクアプローチ,集団アプローチとは(2)適用場面の違いと今後の方向
2 Plan-Do-Check-Actのサイクル
(1)事業におけるPDCAサイクル(2)地域保健におけるPDCAサイクルの特徴(3)予防活動
■3 家庭訪問の意義と活用
1 家庭訪問の機能
2 家庭訪問の利点
3 家庭訪問の対象
■4 健康診査・検診の意義と活用
1 健康診査と検診
2 健診・検診の目的と主な種類
(1)健診・検診の目的(2)健診・検診の主な種類
3 健診・検診の方法
4 健診の流れ
(1)対象者への周知方法(2)健診の従事者(3)健診当日の流れ(4)健診受診者への対応(5)健診未受診者への対応
■5 健康教育の意義と活用
1 健康教育の目的
2 健康教育実施上の留意点
3 ライフサイクル・対象に基づく健康教育の具体例
■6 健康相談の意義と活用
1 相談者本人が対象者
2 家族が相談者
3 近隣の地域住民が相談者
4 関係機関の職員が相談者
5 保健師が相談の必要性を判断し,対象者に相談をもちかける
■7 グループ組織活動の意義と活用
1 グループ組織活動の形態と活動
2 グループ組織活動と保健師活動
3 グループ組織活動がもつ機能
(1)相互作用(2)凝集性(3)集団規範
■8 ネットワークの意義と活用
1 ネットワークの目的
2 高齢者,子どもに関連する機関
(1)高齢者を対象にした機関(2)主に就学前の子どもを対象にした機関
3 ネットワークの形成プロセス
4 ネットワークによる効果
(1)サービス受給者への効果(2)サービス提供者への効果(3)住民組織との協働促進の効果(4)事業化・施策化促進の効果
■9 地域診断(地区診断)の意義と活用
1 地域診断とは
2 地域診断の構成要素
(1)公衆衛生従事者が把握した地域の実態(2)保健統計(3)保健事業等の実績
■10 地域での保健師の役割
1 地域での保健師の活動状況
2 行政に所属する保健師の活動の特徴
(1)すべての住民の健康を保証する(2)保健師がかかわることの契約(支援を受けることの確認書等)を交わすことはない(3)地域全体をとらえ,かかわりが必要と判断した住民に保健師からアプローチする(4)地域で提供されている保健医療福祉のサービス(地域資源)の質をより良いものとする

第3部 各 論
【6 日本人の健康と課題】
■1 日本の健康問題の現状と課題
1 長寿国日本
2 新たな健康課題の出現
■2 健康づくり対策
1 第一次から第三次国民健康づくり対策
2 健康増進法
3 第四次国民健康づくり対策
■3 生活習慣病
1 生活習慣
(1)健康に影響を与える生活習慣(2)食生活・栄養(3)身体活動(4)休養・睡眠(5)たばこ(6)アルコール(7)健康な生活習慣のための支援
2 生活習慣病
(1)肥満・メタボリックシンドローム(2)糖尿病(3)心疾患・脳血管疾患(4)歯科・口腔保健
3 生活習慣病対策
(1)医療保険制度改革と保健事業の再編(2)特定健康診査・特定保健指導(3)糖尿病性腎症重症化予防事業(4)循環器病対策(5)地域・職域連携事業(6)データヘルス計画(7)ICTを活用した情報発信
■4 が ん
1 がんの動向
2 がん対策
■5 自 殺
1 自 殺
2 自殺対策
(1)自殺対策基本法(2)自殺総合対策大綱(3)自殺対策の取り組み(4)遺された人々のケア

【7 親子保健】
■1 子どもを対象にした活動の目的・意義
1 歴史的な変遷
2 法律にみる目的
3 意 義
■2 現在の親と子どもに対する施策
1 健やか親子21
2 次世代育成支援対策推進法,子ども・子育て支援法
■3 地域母子保健対策の体系
1 健康診査など
(1)妊産婦健康診査(2)乳幼児健康診査,1歳6カ月児健康診査,3歳児健康診査(3)B型肝炎母子感染防止対策(4)先天性代謝異常,クレチン症検査
2 保健指導など
(1)妊娠の届出および母子健康手帳の交付(2)保健師などによる訪問指導(3)乳児家庭全戸訪問事業(4)養育支援訪問事業(5)母子保健相談指導(6)生涯を通じた女性の健康支援事業
3 療養援護など
(1)未熟児養育医療(2)不妊に悩む方への特定治療支援事業(3)妊娠高血圧症候群などの療養援護(4)小児慢性特定疾患治療研究事業(5)小児慢性特定疾病児童等自立支援事業(6)療養指導事業
■4 親と子どもの保健対策における保健師の役割と特徴
1 各種の方法を駆使した活動
(1)健康診査(2)家庭訪問(3)集団指導および自主グループの育成
2 保健計画に基づいた活動
3 ネットワークによる活動
4 育児支援の基本
■5 児童虐待
1 児童虐待とは
2 児童虐待の防止対策
3 地域保健の役割
4 児童虐待の発見
5 支援のポイント
(1)家族の問題としてとらえた支援(2)生活への支援(3)家庭訪問などにより状況を把握した上での支援(4)関係機関との連携
6 虐待の発生予防
(1)虐待のハイリスク家庭への支援(2)健全育成にむけた育児支援
7 事例から学ぶ
■6 育児不安
1 育児不安とは
2 育児不安の時期と具体的な心配事
3 支援のポイント
(1)困ったときの相談体制(2)子育て仲間(3)サポートの強化
■7 特に支援が必要な児
1 多胎児
(1)親の困難感に応じた支援(2)家族の協力(3)育児負担軽減のための支援
2 低出生体重児
(1)早期からの支援(2)不安の軽減
■8 産後うつ病
1 医療機関への紹介
2 家事や育児の負担の軽減
3 家族の対応

【8 高齢者保健医療福祉】
■1 高齢者保健の考え方
1 高齢者とは
2 日本の高齢化の動向
3 高齢者保健の意義と看護職の役割
■2 高齢者を支えるシステム・制度
1 高齢者の保健医療福祉に関わる法律とその内容
(1)高齢者の医療の確保に関する法律(高齢者医療確保法)(2)健康増進法(3)介護保険法(4)高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)
2 高齢者の保健医療福祉に関わる制度や施策
(1)成年後見制度(2)訪問看護制度(3)認知症対策等総合支援事業・認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)(4)高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施
■3 地域における活動の実際
1 健康度別にみた高齢者に対する専門職の関わり
2 地域における認知症対策
3 地域におけるその他の特徴的な活動の例

【9 歯科保健】
■1 歯科疾患の特徴と対策
1 8020(ハチマルニイマル)運動とは
2 歯科疾患の特徴と現状
(1)歯科疾患は最も身近な疾患(2)歯を失う理由
3 歯科保健を推進する法律と施策
4 市町村における歯科保健を考える上での課題
(1)保健所における歯科専門職の配置状況(2)歯科疾患の予防における歯科衛生士の役割
5 全身疾患と歯科疾患の関連
■2 う蝕予防と歯周疾患予防
1 う蝕予防
2 歯周疾患予防
3 う蝕の有病状況の変化
(1)1歳6カ月児,3歳児健康診査(2)学校保健統計調査
4 介護予防と口腔機能の向上

【10 精神保健福祉】
■1 精神保健福祉の目的・意義
1 精神疾患の現状と精神保健福祉の対象
2 精神保健福祉の歴史
(1)近代精神医療の歴史(2)日本の精神保健福祉の歴史:私宅監置から病院収容の時代(3)日本の精神保健福祉の歴史:人権擁護・社会復帰から現在(4)精神保健福祉における予防対策
■2 システム・制度(法との関連・計画)
1 障害者総合支援法
2 関係機関の役割
(1)保健所(2)市町村(3)精神保健福祉センター
3 精神障害者の就労支援
4 精神障害者に対する生活支援制度
(1)障害年金(2)生活保護(3)精神障害者保健福祉手帳(4)住まいの確保
5 精神科医療
(1)精神病床の機能分化(2)精神科入院形態
■3 主な疾患の特徴と保健活動のポイント
1 統合失調症
(1)病態(2)治療と看護
2 気分障害:抑うつ障害,双極性障害等
(1)病態(2)アセスメント(3)地域保健活動
3 発達障害/神経発達症群
(1)自閉症スペクトラム障害(ASD)(2)注意欠如・多動性障害(ADHD)(3)学習障害(限局性学習症:LD)
4 依存症

【11 難病対策】
■1 難病対策のあゆみ
1 難病対策要綱の策定
2 難病対策の見直し
■2 システム・制度(法との関連・計画)
1 難病の患者に対する医療等に関する法律の成立
2 特定疾患の対象拡大
3 医療費助成のありかた
4 難病指定医
5 地域における難病医療体制の整備
6 疾病登録
(1)疾病登録の経緯(2)難病データベースへの登録
7 難病治療の研究推進,国民への情報提供
8 地域における難病患者の支援体制の充実
■3 主な難病疾患の療養者の特徴と支援のポイント
1 神経・筋疾患
(1)筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)(2)パーキンソン病(Parkinson's disease:PD)(3)脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration:SCD)(4)支援のポイント
2 その他の難病
(1)消化器系疾患(2)免疫系疾患(3)支援のポイント
3 事例から学ぶ

【12 健康危機管理と災害】
■1 健康危機管理
1 健康危機管理とは
(1)日本における健康危機管理の推移(2)健康危機管理施策
2 健康危機管理の基本的な考え方
(1)健康危機管理の定義(2)健康危機管理体制
3 保健所における健康危機管理の業務
4 国,都道府県,市町村の役割
■2 災害時における保健師の活動
1 災害時の保健活動の特性
2 災害時の保健師の活動
(1)情報収集とアセスメント(2)体制整備(3)保健活動
3 平常時における保健活動
(1)医療的ケアを必要とする在宅難病患者等の個別支援計画策定(2)地域で取り組む在宅療養者の地域防災対策

【13 感染症対策】
■1 感染症に関する基本的な知識
1 感染症とは
2 病原体の感染と発病
3 感染症成立の3要件
(1)感染源(2)感染経路(3)感受性宿主
4 感染症の流行
5 薬剤耐性菌とワンヘルス
■2 感染症対策のシステム
1 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)
(1)感染症の類型(2)届出(3)入院勧告,入院措置
2 検疫所の役割
3 保健所の役割
4 医療機関等の役割
5 感染症患者の看護と保健活動
6 予防接種
■3 主な感染症の特徴と近年の動向
1 結 核
2 インフルエンザ
(1)季節性インフルエンザ(2)新型インフルエンザ
3 エイズ・HIV感染症
4 感染性胃腸炎・食中毒
(1)ノロウイルス(2)細菌(3)保健所の対応
5 ウイルス性肝炎
(1)原因ウイルスと特徴(2)肝炎対策基本法
6 麻疹・風疹
(1)病態(2)対策の変遷
7 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
(1)重症肺炎を引き起こす三つのコロナウイルス(2)COVID-19に関する国内の動向(3)ウイルスの特徴(4)生活への影響

【14 学校保健】
■1 児童生徒期の健康状態
1 はじめに
(1)学校保健とは(2)学校保健の領域(3)学校保健の従事者
2 児童生徒期の健康状態
(1)身体発育の現状と推移(2)疾病および異常の現状と推移
■2 学校保健の概要
1 学校保健の目的
2 学校保健行政の内容(保健・安全・体育・給食)
3 保健教育
4 保健管理(健康診断・事後措置・健康相談・保健指導・感染症予防)
(1)ウイルス感染症(2)結核(3)感染症に対する学校の対応(4)感染症以外の疾病・異常の予防(5)こころの健康
5 学校環境衛生と安全
(1)学校環境衛生(2)学校安全
6 学校給食
7 養護教諭の役割
8 健康相談
9 保健組織活動

【15 産業保健】
■1 産業保健の目的と特徴
1 産業保健の目的
(1)労働安全衛生法における目的(2)国際機関における目的(3)企業や団体における目的
2 産業保健の特徴
(1)法令の規定は最低基準(2)産業保健は事業者責任で実施(3)安全・健康配慮義務(4)経営への影響(5)ダイバーシティの推進と配慮(6)健康情報の取り扱い(7)健康保険組合や協会けんぽの保健事業との関わり
■2 労働衛生関係法令の概要
1 労働衛生行政の歴史と現状
2 労働災害や公務災害
3 労働衛生管理とリスクアセスメント,リスクマネジメント
4 労働衛生管理を推進するための体制
(1)安全衛生委員会または衛生委員会(安衛法第18条・19条)(2)産業保健スタッフ
5 労働衛生教育
6 作業環境管理と作業の管理
(1)作業環境管理(2)作業管理(3)化学物質の管理
7 健康管理
(1)一般健康診断から始まる健康管理(2)特殊健康診断(3)保健指導(安衛法第66条の7)(4)健康教育(安衛法第69条)と健康の保持増進(5)快適職場の形成(安衛法第71条の2,3)(6)メンタルヘルス対策(7)過重労働による健康障害防止のための総合対策(8)職場巡視
8 小規模事業場への産業保健支援対策
■3 職業性疾病の概要
1 職業性疾病と作業関連疾患の概念
2 物理的要因による健康障害
(1)電離放射線による障害(2)騒音による障害(3)温熱環境による障害(4)振動による障害(5)筋骨格系負荷による障害(6)その他
3 化学的要因による健康障害
(1)金属(2)有機溶剤(3)その他
4 生物学的要因による健康障害
5 心理社会的要因による健康障害
(1)心理的負荷(2)深夜勤務・交代制勤務(3)過重労働
■4 産業保健看護職の活動
1 産業保健看護職の歴史
2 労働衛生行政と看護職
3 産業保健看護の定義
4 産業保健看護活動の特徴
(1)勤務場所は医療機関ではなく事業場(2)対象者は対象事業場で働くすべての労働者(3)労働者と企業の双方への支援と健康経営(4)看護職の守秘義務(5)職場環境や作業条件の改善(6)健康と仕事のバランスに配慮(7)さまざまな立場での産業保健看護活動(8)産業保健看護職の職務

【16 環境保健】
■1 環境保健の総論
1 国内外の環境問題の歴史
2 環境保健の背景・目的
3 健康のリスク
■2 食品保健
1 食品安全行政の概要
2 食品のリスク評価とリスク管理
3 食品衛生監視指導の実施
4 食品の表示
■3 大気汚染
1 大気汚染の歴史
2 大気汚染と環境基準
3 PM2.5を含む粒子状物質
■4 土壌汚染・海洋汚染
1 土壌汚染
2 海洋汚染
■5 廃棄物
1 廃棄物処理の歴史
2 リサイクルと環境保全
■6 地球環境の問題
1 地球温暖化
2 酸性雨
3 オゾン層破壊
■7 水 道
1 水道の歴史
2 水道とその役割
(1)水道の定義(2)水道の種類(3)水道の役割(4)水道施設の構成
3 水道水の安全性と水質基準
4 飲料水健康危機管理と法制度
■8 居住環境
1 室内空気質問題
2 受動喫煙対策
3 家庭内事故と住環境
(1)高齢者の家庭内事故(2)乳幼児の家庭内事故
4 健康な暮らしを守る住まいを目指して
■9 放射線・放射能
1 放射線・放射能の歴史
2 放射線・放射能の種類と単位および身の回りの放射線
3 放射線の生物影響
4 飲食品中の放射性物質に関する規制
5 放射線防護の原則とリスクコミュニケーション
(1)リスクコミュニケーション

【17 国際保健】
■1 諸外国の公衆衛生政策
1 医療制度の国際比較
2 公衆衛生行政制度の国際比較
(1)日本の公衆衛生行政制度(2)イギリスの公衆衛生行政制度(3)フランスの公衆衛生行政制度(4)アメリカの公衆衛生行政制度(5)諸外国のシステムを学ぶ意味
■2 国際保健とは
1 国際保健の定義
2 健康課題に対する世界的な取り組みのはじまり
■3 WHOによる健康課題への取り組み:1950年代から2015年まで
1 感染症への取り組み
2 すべての人々の健康のためのプライマリヘルスケア
3 ヘルスプロモーション活動
4 ミレニアム開発目標(MDGs)
■4 今日の世界の健康課題:健康格差の改善と持続可能な開発目標(SDGs)

◆看護師国家試験出題基準(令和5年版)対照表
◆索引