医療従事者と家族のための遷延性意識障害患者の在宅ケアサポートブック
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発行 : 2018年4月

サイズ : B5判 176頁

ISBN-10 : 4-8404-6512-6

ISBN-13 : 978-4-8404-6512-0

商品コード : 302260130

在庫 : 在庫なし(申込不可)

書籍

医療従事者と家族のための遷延性意識障害患者の在宅ケアサポートブック

呼吸管理、栄養、排泄、褥瘡予防などの困りごとを解決!

全国遷延性意識障害者・家族の会推薦

発行 : 2018年4月

サイズ : B5判 176頁

ISBN-10 : 4-8404-6512-6

ISBN-13 : 978-4-8404-6512-0

商品コード : 302260130

在庫 : 在庫なし(申込不可)

家族の不安やストレスを軽減するコツが満載

遷延性意識障害患者の在宅ケアを行う際に、患者家族や訪問診療スタッフが直面する「困りごと」や「すぐに実践できるケアのポイント」などがわかる。また、患者家族の「よくある不安や疑問」などをQ&Aで紹介。

著者

日本意識障害学会 編集

大阪医科大学 脳神経外科 教授 黒岩 敏彦 監修

藤田保健衛生大学脳神経外科 教授/日本意識障害学会 理事長 加藤 庸子 監修

3,300 円(税込)

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目次

・はじめに
・執筆者一覧
【1 章 意識障害を正しく理解する】
<1 意識・意識障害とは>
◆1 意識の定義と意識障害
◆2 意識障害の評価
◆3 遷延性意識障害とは
<2-1 急性期意識障害の原因と治療(脳血管障害)>
◆1 意識障害を起こす脳血管障害の種類と原因
◆2 急性期脳血管障害の診断と治療
◆3 遷延性意識障害へと移行する可能性がある脳血管障害
<2-2 急性期意識障害の原因と治療(頭部外傷)>
◆1 意識障害を起こす頭部外傷の種類と原因
◆2 頭部外傷急性期の診断と治療
◆3 遷延性意識障害へと移行する可能性がある頭部外傷
<2-3 急性期意識障害の原因と治療(てんかん)>
◆1 意識障害を起こすてんかんの種類と原因
◆2 てんかんの診断と治療
◆3 遷延性意識障害へと移行する可能性があるてんかん
◆4 意識障害患者に起こるてんかんの種類と治療法
<2-4 急性期意識障害の原因と治療(代謝性障害)>
◆1 代謝性意識障害の原因
◆2 代謝性脳症の臨床的特徴
◆3 まとめ
<2-5 急性期意識障害の原因と治療(低酸素脳症)>
◆1 低酸素脳症を起こす疾患と病態
◆2 低酸素脳症の診断と治療
◆3 低酸素脳症の予後
<3-1 遷延性意識障害患者の治療(慢性期意識障害の治療目的)>
◆1 意識障害の改善を目的とした治療
◆2 長期療養に向けた治療
◆3 合併症の治療
◆4 まとめ
<3-2 遷延性意識障害患者の治療(亜急性期・慢性期に用いられる薬物療法)>
◆1 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)製剤
◆2 非ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤
<3-3 遷延性意識障害患者の治療(電気刺激療法)>
◆1 脳深部刺激療法(DBS)
◆2 脊髄刺激療法(SCS)
◆3 正中神経刺激療法(MNS)、迷走神経刺激療法(VNS)
◆4 機能的電気刺激療法(FES)
<3-4 遷延性意識障害患者の治療(音楽運動療法)>
◆1 音楽運動療法の適応範囲
◆2 音楽運動療法による効果発現のメカニズム
◆3 音楽運動療法の実際
◆4 神経学的音楽療法(NMT)
<4 遷延性意識障害の予後予測>
◆1 画像をもとにした予後予測
◆2 スコアリングをもとにした予後予測(軽度から重度まで)
【2 章 遷延性意識障害患者および家族を取りまく社会環境】
<1 国の施策としての在宅医療制度と医療的ケア>
◆1 在宅医療の体制
◆2 効率的かつ質の高い医療提供体制の構築(地域医療構想)
◆3 地域包括ケアシステムの構築
<2 医療経済からみた在宅医療と医療的ケア>
◆1 医療経済からみた在宅医療
◆2 医療経済からみた医療的ケア
<3 遷延性意識障害患者の在宅医療と医療的ケアにおける医療法上の問題点>
◆1 医師以外の医療行為
◆2 喀痰吸引等(喀痰吸引および経管栄養)介護職員等による医療的ケアの注意点
【3 章 在宅医療・在宅ケア開始に向けて】
<1 在宅医療と在宅ケアへ移行できる条件>
◆1 在宅医療と在宅ケアへの移行時に家族の気持ちを確認する
◆2 在宅医療と在宅ケアへのスムーズな移行
◆3 患者の身体症状を家族と支援者で情報共有する
◆4 社会保障制度利用のための手続き
◆5 退院に向けた具体的な準備
◆6 退院前の退院調整会議
<2 在宅医療と在宅ケアを円滑に行うための準備>
◆1 在宅医療と在宅ケアの利点と欠点を理解する
◆2 入院から在宅療養への流れ
◆3 利用できる社会資源
◆4 在宅医療と在宅ケアにおける地域連携
【4 章 遷延性意識障害患者の在宅医療・在宅ケアの実際】
<1-1 呼吸管理(在宅酸素療法および呼吸器管理)>
◆1 背景
◆2 対象
◆3 方法
◆4 してはいけないこと、注意点
◆5 離脱の目安
<1-2 呼吸管理(気管切開部の管理)>
◆1 気管切開の目的
◆2 管理の方法
◆3 してはいけないこと
◆4 気管切開閉鎖の目安
<1-3 呼吸管理(肺炎予防援助)>
◆1 肺炎とは
◆2 肺炎の症状と観察のポイント
◆3 肺炎予防の援助(口腔ケア)の実際
<1-4 呼吸管理(在宅呼吸リハビリテーション)>
◆1 方法
◆2 ポイント
◆3 してはいけないこと
<2-1 摂食・嚥下管理(口腔ケアと嚥下管理)>
◆1 口腔ケア
◆2 嚥下管理
<2-2 摂食・嚥下管理(在宅栄養管理)>
◆1 方法
◆2 ポンイト
◆3 してはいけないこと
<2-3 摂食・嚥下管理(胃ろうを中心とした経管栄養管理)>
◆1 経管栄養管理の概要
◆2 胃ろう(PEG)の適応
◆3 管理方法
◆4 してはいけないこと
<3-1 排泄管理(尿道カテーテル管理)>
◆1 適応
◆2 方法
◆3 してはいけないこと、してはいけない場合
◆4 離脱の目安
<3-2 排泄管理(間欠的導尿)>
◆1 適応
◆2 方法
◆3 してはいけないこと、してはいけない場合
◆4 離脱の目安
<3-3 排泄管理(排便コントロール)>
◆1 薬物療法
◆2 自宅で家族ができる理学療法
<4 褥瘡管理>
◆1 予防のためにするべきこと
◆2 褥瘡(床ずれ)の治療
◆3 注意点
<5-1 在宅リハビリテーション(遷延性意識障害患者における拘縮)>
◆1 原因
◆2 予防方法
◆3 拘縮に対するリハビリテーション以外の治療法
<5-2 在宅リハビリテーション(家族でできるリハビリテーション)>
◆1 起き上がり、移動時の援助方法
◆2 拘縮予防のためのリハビリテーション
◆3 嚥下訓練
<5-3 在宅リハビリテーション(意思伝達の方法)>
◆1 ノンバーバルコミュニケーション
◆2 補助装置
【5 章 在宅でできる蘇生処置】
<在宅でできる蘇生処置(対象・方法・してはいけないこと)>
◆1 どのような場合に蘇生処置を行うか
◆2 心肺蘇生の手順
◆3 蘇生処置でしてはいけないこと(心肺蘇生の中断)
◆4 いざというときのためにしておくこと
【6 章 遷延性意識障害家族の心のケアとレスパイトケア】
<遷延性意識障害家族の心のケアとレスパイトケア>
◆1 アンケート調査の結果からわかること
◆2 家族の健康問題とレスパイトケア
◆3 安心できるサポート体制に向けて(看護専門外来開設により明らかになったこと)
◆4 心のケア
◆資料(全国遷延性意識障害者・家族の会 連絡先一覧)
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