高次脳機能障害 支援の道しるべ[就労・社会生活編]
立ち読みする

発行 : 2018年1月

サイズ : B5判 172頁

ISBN-10 : 4-8404-6488-X

ISBN-13 : 978-4-8404-6488-8

商品コード : 302060450

在庫 : 在庫あり(申込可)

書籍

ダウンロードしてそのまま使える 名古屋リハ式就労支援ツール14種付き

復職・新規就労から就労継続まで ライフイベント別生活サポートのヒント

高次脳機能障害 支援の道しるべ[就労・社会生活編]

発行 : 2018年1月

サイズ : B5判 172頁

ISBN-10 : 4-8404-6488-X

ISBN-13 : 978-4-8404-6488-8

商品コード : 302060450

在庫 : 在庫あり(申込可)

脳神経疾患サバイバーと支援者のバイブル

高次脳機能障害者への支援に悩んでいる専門家、家族、企業の担当者、必携の1冊。新規雇用でも、職場復帰でも高次脳機能障害者を上手に活用するアセスメントポイントや支援のセオリーが明解に。ダウンロードして使えるツールで支援のクオリティーをキープできる。地域や家庭での生活の困りごとも解消できる対応の考え方が理解でき実践できる1冊。
本文連動資料のダウンロード

著者

名古屋市総合リハビリテーションセンター 高次脳機能障害支援部長 医師 深川 和利 監修

名古屋市総合リハビリテーションセンター 就労支援課長 稲葉 健太郎 編著

名古屋市総合リハビリテーションセンター 臨床心理科長 臨床心理士 長野 友里 編著

3,300 円(税込)

カートに追加しました

こちらの各オンラインショップでも販売中

amazon
Rakuten
立ち読みする

目次

・はじめに

・執筆者一覧

【序章 分岐点で道に迷わないために】

<本書の使い方―より良い選択のために>

◆1.本書のねらい

◆2.自己理解

(1)自己理解に関する基本的理解

〔Column〕認知機能の階層と自己理解の重要性について

(2)助言に耳を傾けられることが重要

(3)今の自分を自分として認めること(自己同一性)

(4)自己理解と周囲の負担

◆3.構成について

〔Column〕感謝することの大切さ

【I章 仕事をしよう!】

◆1.就労するにあたって

(1)陥りやすい失敗

(2)周囲の関わり「家族の理解・職場の理解」

〔Column〕自己理解を進めるために

(3)自己理解と他者理解の確認

〔Column〕

・自己理解へのアプローチ

・思い込みの他者理解になっていませんか

・他人は変えられない……まず自分を変えてみよう

◆2.復職・就職しよう

(1)働き方を考える

(2)仕事の選び方

(3)復職・新規就労

〔Column〕学校生活と職業生活の違い

(4)職場状況の確認

〔Column〕動機付けできるまでが重要

(5)職場実習

(6)障害特性を説明するさまざまな方法

〔Column〕障害者雇用について

<Q&A 働く準備のための道しるべ>

◆本人・家族の道しるべ

〔Q1〕大分回復してきています.すぐに働けると思うのですが.

〔Q2〕就職するために何を準備したらよいですか?

〔Q3〕どうして就労支援施設などでの訓練が必要なのでしょうか?

〔Q4〕早く職場に戻らないとクビになってしまうのでは,と不安です.

〔Q5〕職場内の方々にどこまで障害について伝えたらよいでしょうか?

◆職場の人たちの道しるべ

〔Q1〕お見舞いにいったら,元気そうだったのですぐ働けそうに思うのですが…….

〔Q2〕前と同じ職場への復帰をさせられますか?

〔Q3〕他の社員にはどのように説明したらよいですか?

〔Q4〕高次脳機能障害は進行しますか?

〔Q5〕健康上の配慮はありますか?

◆仕事の考え方の道しるべ

〔Q1〕高次脳機能障害者は,どんな仕事に就いていますか?

〔Q2〕元の職場に戻ることが,リハビリ代わりになるのでは?

〔Q3〕給料はどのように考えればよいですか?

◆3.安定して働き続けよう

(1)定期的に振り返りをする=自己理解と他者理解は変化する

(2)今やるべきことをする

(3)就労後の葛藤(脳損傷後のうつ症状)

〔Column〕自己理解することは他者理解することにつながる

<Q&A 働き続けるための道しるべ>

◆本人・家族の道しるべ

〔Q1〕職場の人が理解してくれない場合,どのように説明すればよいでしょうか.

〔Q2〕能力以上の仕事を任されてしまいます.どうしたらよいですか?

〔Q3〕職場の上司が人事異動になってしまいます.

〔Q4〕給料がもっと欲しい.ステップアップしたい.

〔Q5〕仕事を辞めたい.

◆職場の人たちの道しるべ

〔Q1〕任せられる仕事がない.指示しても仕事ができない.

〔Q2〕新しく仕事を増やす場合に気をつけることは?

〔Q3〕本人ができないことを認めない.

〔Q4〕以前よりできなくなったような気がする.

〔Q5〕高次脳機能障害者ではないかと思う社員がいるのですが…….

◆その他の道しるべ

〔Q1〕職場の人間関係がうまくいかないのですが,どうしてですか?

〔Q2〕高次脳機能障害者が活躍している就労事例はありますか?

〔Q3〕職場以外での相談場所や,話ができる場所などはありますか?

◆4.離職・転職

(1)納得できる過程を踏む

(2)トラウマ(心的外傷体験)にせず,次につなげる

〔Column〕自己決定と自己理解

【II章 自立した生活をしよう】

◆1.自立した生活を送る

◆2.「日常生活能力の判定」の考え方

(1)適切な食事摂取

(2)身辺の清潔保持,規則正しい生活

(3)金銭管理と買い物

(4)通院と服薬

(5)他人との意思伝達・対人関係

(6)身辺の安全保持・危機対応

(7)社会的手続きや公共施設の利用

(8)趣味・娯楽への関心,文化的社会的活動への参加

〔Column〕孤立しないで自立を目指そう

<Q&A 地域生活の道しるべ>

◆結婚生活の道しるべ

〔Q1〕結婚相手の親にはどう説明したらよいですか?

◆妊娠・出産の道しるべ

〔Q1〕妊娠しました.何か気をつけることはありますか?

〔Q2〕何をそろえればよいか分からず,出産の準備が進みません.どうすればよいですか?

◆育児の道しるべ

〔Q1〕子どもの面倒を見ながら家事をこなすことができません.

〔Q2〕子どもが言うことを聞かないと,イライラします.どうすればよいですか?

<Q&A 家庭生活の道しるべ>

◆家事の道しるべ

〔Q1〕事故前のように家事をこなせません.どうすればよいですか?

◆子ども指導の道しるべ

〔Q1〕子どもが進学をします.手続きなど複雑で理解できません.

◆家族の道しるべ

〔Q1〕家族がなかなか理解してくれません.どうすればよいですか?

<Q&A 親の介護の道しるべ>

◆就労の道しるべ

〔Q1〕高次脳機能障害の部下ですが,最近ぼーっとすることが多いです.高次脳機能障害はだんだん悪くなっていくのでしょうか?

〔Q2〕調子を崩しやすい環境の変化とは,具体的にどんなことですか?

◆サービス利用の道しるべ

〔Q1〕食事の準備や金銭管理がうまくいきません.どこに相談したらよいでしょうか?

〔Q2〕主治医の先生には「大丈夫です」とだけ言えばいいのですか?

【III章 利用できる各種制度】

<所得保障>

◆1.生活していくための所得保障

◆2.各種制度

(1)傷病手当金

(2)失業手当(雇用保険の求職者給付の基本手当)

(3)障害年金

(4)労働者災害補償制度

(5)その他

【終章 よくなるとはどういうことか? ゴールという幻想】

◆Dr.フカガワの長いあとがき

・引用・参考文献

・おわりに

・索引

【今日から使えるツール一覧】

ツール(1)職業準備性ピラミッド

   (2)アセスメント表

   (3)訓練日報

   (4)高次脳機能障害チェックシート

   (5)こんなときどうする?

   (6)職場でのマナー(悪い例と良い例)

   (7)私の障害状況説明書(記入例)

   (8)「職業準備訓練」経過報告書(作成例)

   (9)履歴書(作成例)

   (10)業務内容整理表

   (11)職場実習評価表

   (12)高次脳機能障害/リーフレット

   (13)配慮のお願い(例)

   (14)日常生活状況確認表

   (15)所得保障制度利用の流れ