スタッフが離職しない病院・看護部のつくり方
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発行 : 2024年8月

サイズ : B5判 256頁

ISBN-10 : 4-8404-8480-5

ISBN-13 : 978-4-8404-8480-0

商品コード : 301050650

在庫 : 在庫あり(申込可)

書籍

スタッフが離職しない病院・看護部のつくり方

集まる、辞めない、成長する職場づくり

離職のホントの理由 知ってるつもり!?

発行 : 2024年8月

サイズ : B5判 256頁

ISBN-10 : 4-8404-8480-5

ISBN-13 : 978-4-8404-8480-0

商品コード : 301050650

在庫 : 在庫あり(申込可)

よい医療組織を目指す すべての管理者に送る

コーチングや心理的安全性の確保、適切な負担配分などを実践する部署や施設の事例を紹介し、キャリア支援やスタッフケア、チームづくり、経営などの多面的な観点から、離職・不調を防ぐ具体的方法を解説する。看護師長・看護部長・院長・事務長・課長・科長に向けた1冊。

著者

東京医療保健大学 副学長 坂本 すが 監修

シビリンク研究プロジェクト リーダー 下田 彬 編著

3,740 円(税込)

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離職やスタッフのメンタル不調を防止するために必要な「考え方やキーポイント」を網羅的かつ体系的に解説!


「管理者やマネジャー、経営陣」が、離職やスタッフの疾患が起きにくく、質の高い医療を提供できる職場づくりにおいて、
「どのような考え方」をもって「何を実践」していけばよいのかがつかめる!


・病院経営者や管理者が頭を抱える「スタッフの離職」を防いだ施設の実践例をふんだんに紹介。
・有名病院の院長・看護部長など、豪華執筆者陣が勢ぞろい!
・「なぜあの病院のスタッフはみんな楽しそうに働いているのか?」その秘密を一挙公開!
・「心理的安全性」や「EAP」といった今ホットなキーワードからも離職防止策を解説。

目次

・はじめに
本書の読み方 活き活きと働ける病院づくり.
看護師の立場から
医師の立場から
・執筆者一覧

【第1部】知識編 よい組織・職場づくりの基本
・第1部のまとめ

■第1章 病院・組織の離職、ホントの理由とメカニズム
1 離職のメカニズム~ポジティブ要因とネガティブ要因の積み重ね
2 休職のメカニズム〜ポジティブ要因とネガティブ要因の積み重ね
3 離職理由のホンネとタテマエ
4 離職率の高さは組織課題の数に比例する!
5 年代と離職の関係を考える
6 働きやすい職場をつくるために経営者・管理職・スタッフに必要なマインドセットとは?
〈実例紹介〉離職率低下に成功した秘訣とは?

■第2章 よい職場環境づくりの今までとこれから~働き方改革を交えて
1 今までの職場づくりとこれから〜職場環境デザイン
2 国の施策と職場環境づくりのこれから
3 働き方改革や目指すべき職場環境とそのマネジメント
〈実例紹介〉「 ママパパ会」で育児中スタッフ同士が交流を持つ

■第3章 看護部長・看護師長・院長の持つべき考え方や姿勢
1 画一的な組織は危うい~求められる多様性を活かすマネジメント
〈実例紹介〉柔軟な異動対応で離職を防止

■第4章 医療の質・安全を高める職場づくり
1 よい職場と医療アウトプットの関係性
2 医療の質(治療の質・患者の体験の質)の向上
3 医療安全の向上
〈実例紹介〉国際患者安全目標を遵守し、患者情報を正確に伝達する

■第5章 理想の組織を目指して~医療の未来とレジリエンス
1 医療組織の未来
2 レジリエンスの高い職場とは?
3 レジリエンスの高い職場のつくり方
〈実例紹介〉明確な指標を持ち、変化を可視化する

【第2部】実践編 よい組織・職場づくりの基本
・第2部のまとめ

■第6章 よい職場をつくる全体戦略
1 よい職場環境を構成する要因
〈実例紹介〉一体感のある組織運営で職員と患者の満足度を上げる

■第7章 心理的安全性の確保、コーチングの活用でよい人間関係をつくる
1 よい職場環境はよい人間関係にあり
2 心理的安全性の正しい定義を知っていますか?
3 コーチングスキルを用いた良好な関係づくり
4 人間関係づくりで「傾聴」がなぜ大事なのか?
5 結果よりも行動・存在を承認する大切さを知ろう
6 コーチングで自主性を育てる、裁量を渡す ~5年後の組織を見据えて
〈実例紹介〉ライフチャートコーチングを活用し離職者減少につなげる
〈実例紹介〉部署や立場を越えたコーチング支援で成長し続ける組織へ

■第8章 「しんどさ」を減らす~ヒューマンリソースの分配と負担の軽減
1 看護部におけるヒューマンリソースを意識したシフト配置の基本
2 効果的なタスクシフト・シェアについて
3 各部署の忙しさに合わせた人員配置
4 1人が抱える仕事の総量を把握する
5 ICTの活用と業務効率化
6 業務最適化・効率化において大切にすべきこと
〈実例紹介〉疲労対策を考慮した勤務表の作成とシフトの工夫
〈実例紹介〉ICTを活用し多職協働のフラット型の職場を推進
〈実例紹介〉全職員が経営状況を知り、参画することを目指す

■第9章 心を病まない組織のつくり方
1 心を病まない組織のつくり方
〈実例紹介〉復職支援プログラムとメンタルサポート面談で離職を防ぐ!

■第10章 経営陣と管理職の持つべき視点
1 病院の経営改善を行う
2 組織・スタッフに対する寛容度を上げ下げして離職率をコントロール
3 様々なバイアス
4 管理者もスタッフもストレス発散の場をつくる
〈実例紹介〉自らのキャリアを自らがデザインする仕組みづくり

■第11章 「働く魅力」をつくる~よい経験を積み重ねる
1 病院・仕事の魅力のつくり方~誇りを持って働ける職場に
2 病院の魅力を職員に効果的に体験してもらう方法
〈コラム〉空間デザイナーの観点から見た魅力的な病院とは

■第12章 一人ひとりの「大切なこと」に寄りそう~キャリアアンカーの尊重
1 一人ひとり大切なものが違う~キャリアアンカーとは?
2 組織内のキャリアアンカーの分布に基づいた職場環境づくり
3 キャリアデザインをどのようにサポートするか?
〈コラム〉将来を予測した人材採用は可能?
4 看護師のキャリアデザインとは?
5 医師のキャリアデザインとは?
6 医療事務のキャリアデザインとは?
7 薬剤師のキャリアデザインとは?
〈実例紹介〉キャリア志向の人も、生活中心の人もサポートする制度を整える

■第13章 転職への誘惑との戦い~地域特性や人材紹介
1 「転職したい」と思わないマネジメント
2 スタッフの心の不安と、転職を促す市場
〈実例紹介〉斬新でユニークな活動を多数開催し、人材確保に結び付ける

■第14章 ウェル・ビーイング(WB)とワーク・ライフ・バランス(WLB)を追求できる組織とは?
1 ウェル・ビーイングとワーク・ライフ・バランスの追求
2 ウェル・ビーイングとワーク・ライフ・バランスを実現し、どのように定着させるか?
〈実例紹介〉個人の生活を尊重し、ワーク・ライフ・バランスを徹底させる
〈実例紹介〉定時での終業希望も残業希望もかなえる体制を実現

■第15章 職場のやる気を引き出す・スタッフが変わるきっかけをつくる!
1 管理者のマネジメント力で職場のやる気を引き出す
2 本物のリーダーシップ
3 建設的直面化とストレスマネジメント
4 やる気を引き出すための2つの思考
〈実例紹介〉何気ないコミュニケーションやユーモアで日々の業務や休憩を当たり前に行う
〈実例紹介〉看護補助者に意思決定権を付与し、期待以上の成長につなげる

■第16章 管理者が行える効果的なスタッフのケア
1 スタッフ面談時に与えるポジティブな影響
2 管理者とスタッフのラポール形成とコーチングの活用
3 多忙で面談ができなくても行えるスタッフケア
〈実例紹介〉相互理解のためにカラーカードを使ってコミュニケーションをとる
〈実例紹介〉ベテランナースがクッション役となり看護師間の相互理解を高める
〈実例紹介〉看護管理者がスタッフへの面接で心掛けていること

■第17章 病院の変革とスタッフのやる気の維持
1 病院の変革とレジリエンス
2 スタッフの意識とチェンジマネジメント
3 チェンジマネジメント計画の調整と上下の意思のすり合わせ
〈実例紹介〉病院理念や看護の想いを地道に伝え続け、変化に対応

■第18章 それぞれの環境に合わせたよい職場づくり
1 要素別の離職の特徴
〈実例紹介〉大学病院の強みを活かしたキャリアアップ支援
〈実例紹介〉学校と病院のシームレスな教育を目指して