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発行 : 2018年7月
サイズ : A5判 180頁
ISBN-10 : 4-8404-6531-2
ISBN-13 : 978-4-8404-6531-1
商品コード : 301050410
在庫 : 在庫なし(申込不可)
書籍
医療安全BOOKS 7
患者・家族の意思決定、現場の判断を支える “やさしい”臨床倫理フレームワーク
困ったとき、現場で役立つ3つの視点
患者の意思・医学的妥当性・社会的妥当性
発行 : 2018年7月
サイズ : A5判 180頁
ISBN-10 : 4-8404-6531-2
ISBN-13 : 978-4-8404-6531-1
商品コード : 301050410
在庫 : 在庫なし(申込不可)
現場スタッフが遭遇しがちな事例満載!
医療の高度化、患者の高齢化により、医療従事者の倫理的判断力はますます重要となっている。また、2018年度診療報酬改定では患者や家族への意思決定支援が加算となった。現場での判断や意思決定を支えるために必要な視点を、事例をもとにわかりやすく解説する。
2,750 円(税込)
目次
・はじめに
・序 3視点図フレームワークのできるまで
・編著者・著者一覧
【1章 臨床倫理の考え方入門 ~フレームワーク思考法~】
◆1 臨床倫理の3つの視点
◆2 臨床倫理的課題が発生するとき
◆3 臨床倫理の3視点図の活用
◆4-1 3視点図活用のポイント(1) 直感重視で
◆4-2 3視点図活用のポイント(2) 一場面一判断で
◆4-3 3視点図活用のポイント(3) 実施前の確認作業の一環として
◆4-4 3視点図活用のポイント(4) 後戻りできない判断は慎重に
〔column〕患者の意向は変わることも
◆5 3視点と医療倫理の4 原則との関係
〔column〕タスキギー事件
◆6-1 3視点の要素(1) 患者の意思
〔column〕法による患者の意思の制限
(1)医療者から十分な情報提供がなされていること
〔column〕情報の非対照性
医療者から患者への十分な情報の提供
〔column〕インフォームド・コンセントを得るための情報提供の際の落とし穴
(2)患者に十分な理解力・判断能力(意思決定能力)があること
〔column〕後期高齢者終末期相談支援料と事前指示書
不合理な選択をする権利
(3)患者に考える時間が十分にあること
(4)患者が自分の意向をしっかりと医療側に伝えられること
〔column〕よく説明したと自己満足している医師とわかったふりをしている患者
日本語でのコミュニケーションが困難な患者への対応
◆6-2 3視点の要素(2) 医学的妥当性
〔column〕その施設、その地域で最善の医療を提供する責務
多種多様な価値観
◆6-3 3視点の要素(3) 社会的妥当性
〔column〕みなさん! 学会や研修会に参加しましょう!
◆7 3視点図の活用の実際
【2章 フレームワークを使った事例検討 ~臨床倫理的な問題が発生する場面~】
◆事例1 A 領域 医師である患者の無理な要求に最後まで対応できなかった事例
◆事例2 B 領域 患者が経鼻栄養チューブ(NG チューブ)を固定するテープを比較する被験者となっている事例~テープA とテープB の比較~
〔column〕人を対象とする医学系研究
臨床研究法
◆事例3 C 領域 暴言もセクハラも伴わないハラスメント(サイレント・ペイシェント・ハラスメント)の事例
〔column〕優し過ぎる看護師さん
◆事例4 D 領域 難治性疾患に対する薬剤の適応外使用
〔column〕未承認等の医薬品
◆事例5 E 領域-1 有効なDNAR 指示かどうかの検討を要した事例
〔column〕人生の最終段階(終末期)の判断について
人生の最終段階(終末期)における医療について
DNAR 指示について
治療制限と安楽死
◆事例6 E 領域-2 患者の希望である輸液の中止を結局実現できなかった事例
◆事例7 E 領域-3 宗教上の理由で有効な治療を拒否した事例
〔column〕意思決定支援とパターナリズム
◆事例8 E 領域-4 自宅で看取る際のDNAR 指示が問題となった事例
〔column〕救急隊と蘇生中止
死亡診断書と死体検案書
◆事例9 F 領域-1 退院可能な状態であっても医療過誤の存在を理由に暴言と入院延長を要求する家族
〔column〕医療慣れしている患者からのクレーム
臨床倫理は現場に無理を強いている可能性がある
医学的検討を要しないクレーム
◆事例10 F 領域-2 早急な治療が必要な状況であったにも関わらず、両親が長女の治療に対して拒否的であった事例
〔column〕親権の制限
◆事例11 F 領域-3 母親が望んでいたと考えられる医療と行うべきと考えられる医療が乖離し、家族が葛藤した事例
〔column〕経腸栄養法をめぐる諸問題
◆事例12 F 領域- 4 手術が必要な状態であるが、患者の意識は低下し、家族は未成年の長男しかいない事例
〔column〕年齢と同意能力
インフォームド・アセント
◆事例13 F 領域- 5 認知症のある患者が大腸がんを合併した事例
〔column〕患者のしっかりとした意思を推定するプロセスを妨げるもの
◆事例14 領域不明 胆管炎で経皮胆管ドレナージ中に自己抜去を防止するために身体抑制を行った事例
〔column〕身体拘束と身体抑制
【3章 倫理と切り離せない法と記録】
◆1 臨床現場における法と倫理
◆2 診療記録等における倫理的配慮
〔column〕コミュニケーションと倫理
・序 3視点図フレームワークのできるまで
・編著者・著者一覧
【1章 臨床倫理の考え方入門 ~フレームワーク思考法~】
◆1 臨床倫理の3つの視点
◆2 臨床倫理的課題が発生するとき
◆3 臨床倫理の3視点図の活用
◆4-1 3視点図活用のポイント(1) 直感重視で
◆4-2 3視点図活用のポイント(2) 一場面一判断で
◆4-3 3視点図活用のポイント(3) 実施前の確認作業の一環として
◆4-4 3視点図活用のポイント(4) 後戻りできない判断は慎重に
〔column〕患者の意向は変わることも
◆5 3視点と医療倫理の4 原則との関係
〔column〕タスキギー事件
◆6-1 3視点の要素(1) 患者の意思
〔column〕法による患者の意思の制限
(1)医療者から十分な情報提供がなされていること
〔column〕情報の非対照性
医療者から患者への十分な情報の提供
〔column〕インフォームド・コンセントを得るための情報提供の際の落とし穴
(2)患者に十分な理解力・判断能力(意思決定能力)があること
〔column〕後期高齢者終末期相談支援料と事前指示書
不合理な選択をする権利
(3)患者に考える時間が十分にあること
(4)患者が自分の意向をしっかりと医療側に伝えられること
〔column〕よく説明したと自己満足している医師とわかったふりをしている患者
日本語でのコミュニケーションが困難な患者への対応
◆6-2 3視点の要素(2) 医学的妥当性
〔column〕その施設、その地域で最善の医療を提供する責務
多種多様な価値観
◆6-3 3視点の要素(3) 社会的妥当性
〔column〕みなさん! 学会や研修会に参加しましょう!
◆7 3視点図の活用の実際
【2章 フレームワークを使った事例検討 ~臨床倫理的な問題が発生する場面~】
◆事例1 A 領域 医師である患者の無理な要求に最後まで対応できなかった事例
◆事例2 B 領域 患者が経鼻栄養チューブ(NG チューブ)を固定するテープを比較する被験者となっている事例~テープA とテープB の比較~
〔column〕人を対象とする医学系研究
臨床研究法
◆事例3 C 領域 暴言もセクハラも伴わないハラスメント(サイレント・ペイシェント・ハラスメント)の事例
〔column〕優し過ぎる看護師さん
◆事例4 D 領域 難治性疾患に対する薬剤の適応外使用
〔column〕未承認等の医薬品
◆事例5 E 領域-1 有効なDNAR 指示かどうかの検討を要した事例
〔column〕人生の最終段階(終末期)の判断について
人生の最終段階(終末期)における医療について
DNAR 指示について
治療制限と安楽死
◆事例6 E 領域-2 患者の希望である輸液の中止を結局実現できなかった事例
◆事例7 E 領域-3 宗教上の理由で有効な治療を拒否した事例
〔column〕意思決定支援とパターナリズム
◆事例8 E 領域-4 自宅で看取る際のDNAR 指示が問題となった事例
〔column〕救急隊と蘇生中止
死亡診断書と死体検案書
◆事例9 F 領域-1 退院可能な状態であっても医療過誤の存在を理由に暴言と入院延長を要求する家族
〔column〕医療慣れしている患者からのクレーム
臨床倫理は現場に無理を強いている可能性がある
医学的検討を要しないクレーム
◆事例10 F 領域-2 早急な治療が必要な状況であったにも関わらず、両親が長女の治療に対して拒否的であった事例
〔column〕親権の制限
◆事例11 F 領域-3 母親が望んでいたと考えられる医療と行うべきと考えられる医療が乖離し、家族が葛藤した事例
〔column〕経腸栄養法をめぐる諸問題
◆事例12 F 領域- 4 手術が必要な状態であるが、患者の意識は低下し、家族は未成年の長男しかいない事例
〔column〕年齢と同意能力
インフォームド・アセント
◆事例13 F 領域- 5 認知症のある患者が大腸がんを合併した事例
〔column〕患者のしっかりとした意思を推定するプロセスを妨げるもの
◆事例14 領域不明 胆管炎で経皮胆管ドレナージ中に自己抜去を防止するために身体抑制を行った事例
〔column〕身体拘束と身体抑制
【3章 倫理と切り離せない法と記録】
◆1 臨床現場における法と倫理
◆2 診療記録等における倫理的配慮
〔column〕コミュニケーションと倫理
お客様の声
3つの視点から事例を分析しており、事例検討する際の参考にしやすい。(助産師 助産・産婦人科)