血糖コントロールに係る薬剤投与関連
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発行 : 2018年12月

サイズ : B5判 104頁

ISBN-10 : 4-8404-6586-X

ISBN-13 : 978-4-8404-6586-1

商品コード : 301020510

在庫 : 在庫あり(申込可)

書籍

看護師特定行為区分別科目研修テキスト

血糖コントロールに係る薬剤投与関連

発行 : 2018年12月

サイズ : B5判 104頁

ISBN-10 : 4-8404-6586-X

ISBN-13 : 978-4-8404-6586-1

商品コード : 301020510

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看護師特定行為研修、区分別科目の教科書

一定の診療の補助(特定行為)を実施できる看護師養成を目的に、平成27年からスタートした「看護師の特定行為研修制度」。本シリーズは、同研修の区分別科目をわかりやすく解説した教科書となる。
糖尿病とインスリン療法に関する病態生理やフィジカルアセスメント、また、病態に応じたインスリン製剤の調製の判断基準などを学ぶ。

著者

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO) 監修

一般社団法人地域医療機能推進学会(JCHS) 制作

2,640 円(税込)

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目次

・巻頭言
・編者・執筆者一覧
【1章 共通して学ぶべき事項】
[1]糖尿病とインスリン療法に関する局所解剖
◆膵臓の構造
◆糖代謝とインスリン
(1) 糖尿病とは
(2) 糖尿病の病態
(3) 糖尿病の成因分類(後述)
◆インスリン製剤の吸収機序
◆インスリンの注射部位の差異による吸収速度の変化
[2]糖尿病とインスリン療法に関する病態生理
◆糖尿病の成因分類
(1) 急性発症1型糖尿病
(2) 緩徐進行1型糖尿病
(3) 劇症1型糖尿病
(4) 参考
◆1型糖尿病と2型糖尿病の特徴
◆糖尿病の病態による分類と特徴
◆2型糖尿病における膵β細胞機能不全
(1) 生理的なインスリン分泌パターン(日内変動)
[3]糖尿病とインスリン療法に関するフィジカルアセスメント
◆急性期におけるフィジカルアセスメント
(1) 身体所見
(2) 問診による情報収集
◆慢性期におけるフィジカルアセスメント
(1) インスリン注射を継続する能力の把握
[4]インスリン療法の目的
[5]糖尿病とインスリン療法に関する検査(インスリン療法の導入基準を含む)
◆インスリン療法の絶対的適応
◆インスリン療法の相対的適応
◆インスリン分泌能の指標
(1) インスリン分泌指数(Insulinogenic Index)
(2) インスリン依存状態の目安
(3) CPR インデックス(CPI)
(4) グルカゴン負荷試験
◆インスリン抵抗性の指標
[6]インスリン製剤の種類と臨床薬理
◆インスリン作用時間による分類
(1) 超速効型インスリン(アナログ)製剤
(2) 速効型インスリン製剤(R)
(3) 中間型インスリン製剤(N)
(4) 混合型インスリン製剤(Mix)
(5) 配合溶解インスリン製剤
(6) 持効型溶解インスリン(アナログ)製剤
◆剤型による分類とペン型注入器
[7]各種インスリン製剤の適応と使用方法
◆インスリン療法の実際
◆インスリン注射回数と使用する製剤
(1) 1日1回法
(2) 1日2回法
(3) 1日3回法
(4) 1日4回法
(5) その他
◆製剤の選定
[8]各種インスリン製剤の副作用
◆薬剤の特性に起因するリスク
(1) 低血糖
(1)低血糖のリスク因子
(2)高齢者や自律神経障害合併例での低血糖
(2) 注射によるインスリンボール(脂肪増生)や皮下組織の萎縮
(3) インスリンアレルギー
◆デバイスの特性・管理不備に起因するリスク
(1) インスリン製剤保管の適温
(2) 遮光環境での保存
(3) カードリッジ内への空気混入
◆患者の手技に起因するリスク
■演習事例 各種インスリン製剤の適応と使用方法
【2章 特定行為ごと学ぶべき事項 インスリンの投与量の調整】
[1]病態に応じたインスリン製剤の調整の判断基準
◆インスリン療法投与量の調整法
(1) 前向き調節法
(1)インスリンスライディングスケール法
(2)カーボカウント法
(2) 後ろ向き調節法(アルゴリズム法)
(1)責任インスリン方式
(2)“責任インスリン”の設定
(3)調整時の注意点
◆1型糖尿病におけるインスリン量の調整
◆2型糖尿病におけるインスリン量の調整
◆年齢に応じたインスリン量の調整
[2]病態に応じたインスリンの投与量の調整のリスク(有害事象とその対策等)
◆「スライディングスケール法」による調整の問題点
◆「カーボカウント法」による調整
◆「責任インスリン方式」による調整
◆シックデイにおける対応
[3]外来でのインスリン療法と入院の適応
◆外来でのインスリン療法の実際
(1) 外来におけるインスリン療法の導入
(2) 外来インスリン療法中のインスリン量の調節
◆入院の適応
(1) 糖尿病ケトアシドーシス(DKA)・高浸透圧高血糖症候群(HSS)
(2) 血糖コントロール悪化の原因精査
(3) 高齢者
(4) 入院のメリット
(1)自己注射・SMBG 手技の習得
(2)インスリン量の調整
(3)糖尿病治療方針の(再)検討
(4)糖尿病合併症の精査・加療
(5) 入院のデメリット
[4]インスリン療法に関する患者への説明
◆血糖値を調節するインスリン(患者への説明例)
◆インスリンの使い方(患者への説明例)
◆インスリン療法の実際(患者への説明例)
(1) インスリン分泌パターンの再現
(2) 高血糖による悪循環
(3) インスリン注射の種類
(4) 注射薬の使い方
(5) 低血糖について
(6) 体調が悪い時
(1)シックデイ時の対応
(2)シックデイ時の薬物療法の判断
(3)基本的な考え方
(7) インスリン製剤の保存
(1)未使用のインスリン製剤
(2)使用中のインスリン製剤
(8) 使用後の針等の処分
◆インスリン療法中の食事療法や運動療法(患者への説明例)
(1) 糖尿病の治療の基本
(2) インスリン療法中の食事療法
(3) インスリン療法中の運動療法
◆血糖測定(患者への説明例)
■演習事例…(1)低血糖患者の対応 (2)入院後、高血糖が持続する患者の対応
・資料編 特定行為に係る看護師の研修制度の概要
<用語解説>
・インスリン作用
・(糖尿病の)成因と病態
・糖毒性(Glucose toxicity)
・フィジカルアセスメント
・SU薬
・インスリンカラーコード(識別色)とタクタイルコード
・インスリンボール
・CGM(Continuous Glucose Monitoring)/FGM(Flash Glucose Monitoring)