創傷管理関連
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発行 : 2019年4月

サイズ : B5判 176頁

ISBN-10 : 4-8404-6583-5

ISBN-13 : 978-4-8404-6583-0

商品コード : 301020450

在庫 : 在庫あり(申込可)

書籍

看護師特定行為区分別科目研修テキスト

創傷管理関連

発行 : 2019年4月

サイズ : B5判 176頁

ISBN-10 : 4-8404-6583-5

ISBN-13 : 978-4-8404-6583-0

商品コード : 301020450

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看護師特定行為研修、区分別科目の教科書

一定の診療の補助(特定行為)を実施できる看護師養成を目的に、平成27年からスタートした「看護師の特定行為研修制度」。本シリーズは、同研修の区分別科目をわかりやすく解説した教科書となる。
慢性創傷の種類と病態、褥瘡の分類、アセスメント・評価、また、褥瘡や慢性創傷の治療における壊死組織の除去などを学ぶ。

著者

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO) 監修

一般社団法人地域医療機能推進学会(JCHS) 制作

3,520 円(税込)

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目次

・巻頭言

・編者・執筆者一覧

【1章 共通して学ぶべき事項】

[1]皮膚、皮下組織の局所解剖

◆皮膚の構造と機能

〔1〕表皮

〔2〕表皮基底膜

〔3〕真皮

〔4〕皮下(脂肪)組織(脂肪織)

〔5〕付属器

(1)毛器官

(2)汗腺

(3)皮脂腺

〔6〕爪

[2]主要な基礎疾患の管理

◆慢性皮膚創傷の治療と管理

◆基礎疾患の治療と管理

〔1〕糖尿病の治療と管理

(1)疾患定義

(2)糖尿病における創傷治癒過程

(3)診断・治療に関する考え方

〔2〕膠原病・血管炎の治療と管理

(1)疾患定義

(2)循環障害・感染・血栓・血管炎・脂肪織炎・石灰沈着・皮膚潰瘍への対処法

(3)膠原病・血管炎に伴う潰瘍の特徴や注意点

◆慢性皮膚創傷の局所管理

〔1〕全身性強皮症に伴う皮膚潰瘍

(1)潰瘍の好発部位

(2)強皮症の潰瘍治療

〔2〕全身性エリテマトーデス(SLE)に伴う皮膚潰瘍

〔3〕皮膚筋炎に伴う皮膚潰瘍

〔4〕血管炎に伴う皮膚潰瘍

〔5〕関節リウマチに伴う皮膚潰瘍

(1)「血管炎性」と「非血管炎性」

(2)血管炎性:リウマトイド血管炎

(3)非血管炎性の皮膚潰瘍

〔6〕末梢動脈疾患(PAD)

(1)末梢動脈疾患(PAD)とは

(2)PADの危険因子

(3)PADの診断

(4)虚血進行の症状

(5)PADの治療

〔7〕静脈瘤

(1)静脈性下腿潰瘍

(2)圧迫療法

[3]全身・局所のフィジカルアセスメント

◆褥瘡予防・管理のためのアルゴリズムとリスクアセスメント

〔1〕全身観察

(1)褥瘡発生リスクの評価スケール

〔2〕局所観察

(1)TIME―Principle of WBP コンセプト

(2)DESIGN-R(R)

(3)皮膚の視診時の注意点

[4]慢性皮膚創傷の種類と病態

◆慢性皮膚創傷の種類と治癒過程

〔1〕皮膚創傷

〔2〕慢性皮膚創傷の治癒過程

〔3〕浅い慢性皮膚創傷と深い慢性皮膚創傷

[5]褥瘡の分類、アセスメント・評価

◆褥瘡の定義

◆褥瘡の分類

〔1〕NPUAPの褥瘡分類

◆創面のアセスメント・評価

〔1〕創面の色調による分類

〔2〕DESIGN(R)、DESIGN-R(R)

(1)DESIGN(R)、DESIGN-R(R)ツールの開発

(2)DESIGN-R(R)の特徴と評価項目

[6]治癒のアセスメントとモニタリング(創傷治癒過程、TIME理論等)

◆慢性皮膚創傷治癒の過程、メカニズム

〔1〕治癒過程

(1)炎症期

(2)細胞増殖期

(3)成熟期・再構築期

〔2〕褥瘡を含む慢性創傷の特徴

〔3〕創傷治癒遅延の要因

(1)栄養

(2)凝固系の異常

(3)酸素供給低下

(4)糖尿病

(5)薬物

(6)創傷治癒を障害する局所的な因子

◆TIME理論とWBP

[7]リスクアセスメント(危険性の予測)

◆リスクアセスメント評価のためのスケール

〔1〕ブレーデンスケール

(1)ブレーデンスケールの評価項目

(2)評価の時期・頻度と臨床での評価

〔2〕K式スケール

(1)K式スケールの評価方法

(2)K式スケールの評価項目

(3)スケール評価の時期

〔3〕OHスケール

(1)偶発性褥瘡か起因性褥瘡か

(2)OHスケールの評価項目と評価方法

(3)OHスケールの評価方法

(4)OHスケールの長所と短所

〔4〕在宅版K式スケール

(1)在宅版K式スケールの特徴

(2)在宅版K式スケールの評価項目

(3)在宅版K式スケールの評価者と評価時期

[8]創傷および褥瘡治癒と栄養管理

◆褥瘡発生前の予防とケア

〔1〕褥瘡予防に必要な最低エネルギー量

〔2〕必要たんぱく質

〔3〕低栄養状態を確認する指標

〔4〕褥瘡患者に対する栄養評価

(1)体重

(2)通常体重からの栄養障害の判断

(3)身体の筋肉量、体脂肪量の推測指標

(4)臨床所見

(5)血液生化学的検査

(6)たんぱく質・エネルギー低栄養状態の患者の褥瘡予防

◆創傷・褥瘡発生後の栄養療法

〔1〕消費量に見合った熱量とたんぱく質の補給

〔2〕特定の栄養素の投与

〔3〕NSTへの早期のコンサルト

〔4〕Refeeding症候群

[9]褥瘡および創傷治癒と体圧分散

◆褥瘡は外力による循環障害の結果

◆体圧と体圧分散

〔1〕骨突出部にかかる体圧

〔2〕体圧分散

(1)体圧分散用具の選択

(2)圧再分配

(3)体圧分散用具(寝具)の素材・特徴・適応

(4)体圧分散寝具の選択基準

(5)体圧測定

(6)体位変換

(7)実際の体位変換

(8)体位変換時間

(9)ポジショニング

(10)ずれと圧力への介入

[10]褥瘡および創傷治癒と排泄管理

◆全体像を捉えたアセスメント→ケア→実施→評価

◆排泄管理

〔1〕排泄とは

〔2〕皮膚と排泄物

〔3〕おむつ内の環境

◆排泄物が創傷に与える影響

〔1〕皮膚の浸軟

〔2〕排泄物による炎症・感染

◆排泄管理で必要なケア

〔1〕アセスメント

〔2〕スキンケア

(1)洗浄する

(2)水分を拭き取る

(3)保湿する

(4)失禁による化学的刺激に対するケア

◆失禁管理の方法

〔1〕おむつの選択

〔2〕便失禁時の対応

〔3〕尿失禁時の対応

〔4〕創傷への排泄物の侵入を防ぐ

[11]DESIGN-R(R)に基づいた治療指針

◆DESIGN(R)の概要

〔1〕評価ツール使用時の注意点

(1)DESIGN-R(R)の表記方法

(2)DESIGN-R(R)評価の具体的採点方法

〔2〕治療の考え方

[12]褥瘡および創傷の診療のアルゴリズム

◆治療のアルゴリズム

◆急性創傷の局所治療

〔1〕急性創傷の特徴

〔2〕急性期の局所治療

(1)ドレッシング材

(2)外用薬

(3)外科的切除

(4)疼痛管理

〔3〕慢性創傷の特徴

(1)「浅い褥瘡」の局所治療

(2)「深い褥瘡」の局所治療

[13]感染のアセスメント

◆創傷の感染とbacterial balance

◆創傷の感染のアセスメント

〔1〕創部の観察と評価

〔2〕感染症の検査とアセスメント

〔3〕細菌・滲出液・疼痛のアセスメント

〔4〕外用薬選択のアセスメント

〔5〕褥瘡から生じる感染症のアセスメント

[14]褥瘡治癒のステージ別局所療法

◆外用薬とドレッシング材

〔1〕褥瘡治療に使用される主な外用薬

(1)外用薬の配合剤と基剤

(2)外用薬の種類:抗菌作用、肉芽組織形成促進作用

〔2〕創傷被覆材の種類

◆褥瘡治癒のステージ

〔1〕深達度分類

〔2〕病期分類

(1)初期段階(黒色期から黄色期)

(2)後期段階(赤色期から白色期)

◆治癒のステージ別局所療法

〔1〕黒色期から黄色期の局所療法

(1)局所療法の原則

(2)局所の処置

〔2〕赤色期から白色期の局所療法

(1)局所療法の原則

(2)局所の処置

[15]下肢創傷のアセスメント

◆下肢創傷の具体的なアセスメント項目

〔1〕問診

〔2〕視診

〔3〕触診

〔4〕検査

◆下肢創傷の所見

〔1〕動脈不全による血流低下の所見

〔2〕糖尿病足病変の所見

[16]下肢創傷の病態別治療

◆糖尿病足病変

〔1〕糖尿病足病変の病態

(1)末梢神経障害(知覚神経障害、運動神経障害、自律神経障害)

(2)末梢動脈疾患

(3)感染症

〔2〕糖尿病足病変の病態に応じた治療

(1)病態・Type別の治療方針

◆虚血性潰瘍

〔1〕虚血性潰瘍の病態

〔2〕虚血性潰瘍の病態に応じた治療

(1)血行の再建

(2)LDLアフェレイシス

(3)薬物療法

◆静脈性潰瘍

〔1〕静脈性潰瘍の病態

〔2〕静脈性潰瘍の病態に応じた治療

[17]創部哆開創のアセスメントと治療

◆創傷の治癒過程

〔1〕一次治癒

〔2〕二次治癒

〔3〕三次治癒

◆創傷治癒に影響を与える因子

◆離開創の評価と治療

【2章 特定行為ごと学ぶべき事項 褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去】

[1]褥瘡および慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去の目的

[2]褥瘡および慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去の方法

◆外科的デブリードマン

〔1〕局所麻酔

〔2〕局所麻酔時の注意点

〔3〕皮膚切開

〔4〕洗浄

〔5〕穿刺による排膿

◆化学的デブリードマン

[3]褥瘡および慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去の適応と禁忌

◆デブリードマン実施の判断

[4]DESIGN-R(R)に準拠した壊死組織の除去の判断

[5]全身状態の評価と除去の適性判断

[6]褥瘡および慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去に伴う出血の止血方法

◆デブリードマンによる出血の止血方法

〔1〕圧迫止血

〔2〕双極性凝固器(バイポーラ)

【3章 特定行為ごと学ぶべき事項 創傷に対する陰圧閉鎖療法】

[1]創傷に対する陰圧閉鎖療法の種類と目的

◆陰圧閉鎖療法で使用される機器の種類

〔1〕INFOV.A.C.(R)型陰圧維持管理装置

〔2〕ACTIV.A.C.(R)型陰圧維持管理装置

〔3〕V.A.C.ULTA(R)型陰圧維持管理装置

〔4〕RENASYS(R) EZ MAX 陰圧維持管理装置

〔5〕RENASYS(R) GO 陰圧維持管理装置

〔6〕PICO(R)創傷治療システム

〔7〕SNAP(R)陰圧閉鎖療法システム

[2]創傷に対する陰圧閉鎖療法の適応と禁忌

◆陰圧閉鎖療法の適応

◆陰圧閉鎖療法の禁忌について

[3]創傷に対する陰圧閉鎖療法に伴うリスク(有害事象とその対策等)

◆重篤な有害事象:出血、壊死、瘻孔を防ぐための対策

〔1〕創部からの出血を防ぐ対策

〔2〕創部の壊死挫滅、瘻孔を防ぐ対策

◆非重篤な有害事象:疼痛、浸軟、皮膚炎、発赤を防ぐための対策

[4]物理的療法の原理

◆創傷に対するさまざまな物理的療法

〔1〕水治療

〔2〕パルス洗浄・吸引療法

〔3〕電気刺激療法

〔4〕加振装置

〔5〕超音波療法

〔6〕パルス電磁場刺激療法

〔7〕高気圧酸素療法(HBO)

〔8〕陰圧閉鎖療法

[5]創傷に対する陰圧閉鎖療法の方法

◆陰圧閉鎖療法の実際

◆陰圧閉鎖療法の手順

◆連結チューブ(接続パッド)による圧迫回避の方法

◆部位別の実際例

[6]創傷に対する陰圧閉鎖療法に伴う出血の止血方法

◆出血の予防

◆止血方法

・資料編 特定行為に係る看護師の研修制度の概要