データ分析の基本と課題解決の実際【実践】

医療機関のICT、DXが進み、データにもとづいた病棟マネジメント、ケアの質改善、生産性の向上がいっそう求められています。
本セミナーは特にデータ分析に苦手意識のある看護管理者や、日々の臨床における事象を数字で表現したり、データを使って課題を解決したいと考えている新任管理者・現場リーダーが対象です。
今回は「実践」編として、分析事例から読み解く力を磨き、臨床上・管理上の問題をどのように分析し、結果にまとめ、改善策の提案に結び付けていくかを実践的に解説いたします。

◆スライド資料◆
簡易テキストを当日会場で配布します。

◆アーカイブ視聴◆
セミナー開催後、アーカイブ視聴（1週間）を予定しております。

〇申込締切日
2025年5月16日（金）12時　予定数に達し次第 受付終了となります。

ライブ配信セミナーをご希望の方はコチラ
・5月17日（土）13時30分～16時配信

【基礎】編 をご希望の方はコチラ

＜プログラム＞＊講義内容は多少変更がある場合がございます

１．【基礎編】の内容（分析に必要な思考や知識）の復習

２．分析事例を読み解く【ミニワークと講義】
・実際の分析事例（院内で実施したアンケート調査をもとに改善活動を行うための分析例：適切でない例など）を見て、目的に即した分析結果の提示ができていない理由について、ディスカッションを通じて学習します。
・複数事例（インシデント報告の事例内容分析、手指消毒に関するアンケート調査（仮））についてディスカッションすることで、日頃実施している分析や院内の会議資料で提示されている分析結果について、それらの正誤を見極める力を養うためのミニワークを実施します。

３．実際の分析例【ミニワークと講義】
・臨床上もしくは管理上の疑問点を分析できる形に落とし込み、改善活動につなげる分析結果とモニタリング方法までの一連の流れについて、事例を使って講義します。
・加えて、自院の特性に即した改善策の提案についてをミニワークを通じて学習します。

４．質疑応答
・皆さまの質問に回答いたします。
・自由記述式の質問用紙を配付いたします。

医学や看護の発展は見えないものを見えるようにしたことから始まっています。例えば、X線やCTなどの画像検査、血液検査の値なども可視化によって発展を遂げてきました。看護の質改善やマネジメントにおいても同じことがいえます。
質改善やマネジメントでは、小中学生で習得した算数や数学の知識を使い、丁寧にデータを読み解くことでさまざまなことがわかります。ナイチンゲールが行った有名な死亡率分析も加減乗除のみを使っており、それが170年経った今でも私たちにさまざまな知見を与えてくれます。
つまり、皆さんにすでに備わっている力で質改善やマネジメントに関する分析が十分にできることを意味しています。苦手意識があっても、昔培った知識を起こして気軽な気持ちで分析をやってみませんか。